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2024/11/08 SSH
高大連携授業(数学Ⅰ:高校1学年)を実施しました。
11月8日(金)に、高校1年生を対象に高大連携授業(数学)を実施しました。
明治大学総合数理学部現象数理学科専任教授の中村和幸先生をお招きし、データ分析の実践についてお話いただきました。数学Ⅰや数学Bで学習するより先に、富士では探究(富士未来学)の中で、データ分析の方法について学びます。しかし、実際に集めたデータを、どのように扱っていけばよいのかということに、戸惑う場面が見られます。そこで、数学で習ったことを探究活動に結び付けていけるように、「レストランの売上予想」を題材としたデータ分析の講義を進めていただきました。
売上・曜日・気温・天気等が並んでいるデータを見て、今後の売上を予測することから始めます。中村先生が、「まずはデータを見て、色々考えてください」と生徒たちに語りかけていました。生徒たちもそれに応え、しっかりと根拠を示しながら、売上の増減を予測している姿が印象的でした。また、この情報のみで、正解に近い数字を当てた生徒もいました。その後で、データ分析による予測結果を出し、正解にどのくらい近い数値が出るのかを確かめました。それらの結果を見て、生徒たちもデータ分析の有用性を感じている様子でした。
「今の研究テーマでデータを集めるところまでは考えていたが、その後のことは考えていなかった。しかし、今回の授業を受けて、そのデータをどのように扱えばいいのか分かった」「回帰分析を使って売上にどう影響するか説明する方法や、式を使った予測の仕方を学んだ。即に、単回帰分析や重回帰分析の違いや、それぞれを活用した予測の仕方が印象的だった」などの感想が見られました。