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2024/02/02 日々是富士
日々是富士(2月1日)
中学3年生の生物の授業で、ブロッコリーからDNAを取り出す実験をしました。
この実験は、高校の科目である生物基礎の「遺伝子とそのはたらき」で扱われる内容ですが、
中学で先取りして学習しています。
ブロッコリーの花芽を切り取ってペースト状になるまですりつぶし、食塩水と洗剤を使ってDNAを抽出します。
ろ過したDNA抽出液に冷えたエタノールを加えることで、DNAが白く繊維状に析出して、見えるようになります。
実施したどのクラスでも実験は成功し、DNAを見ることができました。
生徒の感想をいくつか紹介します。
「ブロッコリーをペースト状にして、食塩水と洗剤を入れて濾すだけでDNAを抽出できるなんて、家でもできるような実験だなと思った。」
「顕微鏡でしかみることができないと思っていたDNAが、こんなに簡単に、顕微鏡なしで見ることができて驚いた。」
このような体験的な授業をとおして、今まで知らなかった分野にも興味をもっていってほしいです。
ブロッコリーをすりつぶしているところ
エタノールを注いでいるところ
析出したDNA(白い繊維状のものがDNA)