2023/10/20

【キャッスルASIA】マレーシアに向けて出発！

【キャッスルASIA】マレーシアに向けて出発！

10月21日、22日に開催されるサイエンスキャッスルASIA大会に向けて、科学探究部生物班の３人がマレーシアに出発しました。

今回は全チームが参加できるポスター発表に加えて、富士は書類審査で選抜され、口頭発表もできることになりました。
そして７カ国から選抜されたのは12チーム、その中で富士はトップバッターです。

当初は順調にいくかと思われましたが、徐々に参加する３人の連携がうまくとれなくなっていきました。のしかかる重圧から逃げ出したい気持ちも見られるようになり、一時は辞退もやむを得ないかと思いました。しかし、そこから立て直し、チームワークの再構築と、「やらされているのではなくやりたいからやるんだ」と心機一転したことで、ようやく前向きに同じ方向を向かって進み始めました。
10月に入ってからは連日発表準備が続きました。本番直前期に中間考査があり、精神的、体力的に限界を迎えながらも、３人が支え合い、励まし合い、乗り越えてきました。

そして、私たちの研究に対して、本校卒業生の有識者の先生から指導・助言をいただきました。バラバラになりかけた３人の気持ちをまとめ、残り少ない期間の中で的確なサポートをしていただき、研究がまとまっていくのが分かりました。そしてその過程で３人が成長していくことも分かりました。富士の後輩のために熱い気持ちをもって連日のサポートをしてくださった卒業生の方には心より感謝しています。
また、リバネスの方からもオンラインでのメンタリングセッションやメールでのサポートをしていただきました。初めてのサイエンスキャッスルで分からないことばかりでしたが、丁寧・親切ななサポートをしていただき不安を解消することができました。
出発前日の放課後に行った直前練習会では、校長、副校長をはじめ、理科、英語、JET等、30人を超える先生方からたくさんのアドバイスや励ましをいただきました。
たくさんの方に支えていただいてここまでやってくることができたと思っています。これまで関わってくださった全ての方への感謝の気持ちを胸に、良い報告ができるようベストを尽くしてきます。

いよいよ出発！参加直前の３人の意気込みを聞きました。
（飛行機の中で聞きました）

「サイエンスキャッスルの準備では、科学的な考え方の発表を作ること、英語で発表することという２点が、私の中での大きな困難でした。しかし、先生方のご指導や仲間との努力によって、今では自信を持って良い発表ができると断言できるほどまでに成長することができました。本番まであと僅かですが、最後までより良い発表にするための努力を続けていきたいと思います。」

「私は３人の中で一番英語が苦手です。2人に追いつけず、迷惑をかけてしまっていたことが度々ありました。ですが、自分ができそうなことをしっかりやり遂げると決め、色々な方の力を借りてなんとかここまで走ってくることができました。本番では全力で、楽しんで発表したいと思っています！」

「サイエンスキャッスルのエントリー段階では全く想像していなかったことが、今となっては本当に懐かしいと思います。初めはポスター発表のみだ、頑張ればなんとかなるだろう、と軽い気持ちでした。ですが、オーラル発表が決まり、スライドを作るという段階において、私は気を引き締めたと思います。スライド、ポスター準備では仲間と共に支え合い、発表練習では沢山の先生方の力も借りました。今までで1番充実した準備期間でしたし、私たちの発表も、とても充実していると思います。改めて、このサイエンスキャッスルでは沢山の方々の力を借りました。もちろん、私たちも努力を重ねてきました。今までの努力の成果を存分に発揮し、力を貸してくださった先生方に気持ちの良い報告、感謝を伝えられるよう、本番まで気を緩めずに練習していきたいです。そして私たちが今後成長できる良い機会ですので、楽しんで発表をし、海外の学生の方と交流をしたいです。」

直前練習の様子です。