春季都大会ベスト16進出 夏の選手権予選シード校確定のお知らせ
2025/05/02
2025年5月2日
春季都大会ベスト16進出、夏の選手権予選シード校確定のお知らせ
東京都立府中東高等学校硬式野球部
- 新緑の候、皆様方のご健勝を祈念申し上げます。「高野連春季東京都大会」のご報告を申し上げます。4月1日開幕予定が、連日の雨天により3日間の順延を余儀なくされ、各チーム、コンディショニングの難しい大会となりました。本校も大会前にインフルエンザによる自宅療養者や故障者があり、離脱者が回復して全員がそろったのが3月29日というギリギリの日程となりました。
- 1回戦、4月4日、立川球場、都立総合工科2―5府中東○
本校は、秋季大会でブロック優勝したため、春季ブロック予選はなく、都大会からの出場となりました。初戦はブロック勝ち上がりの都立総合工科との対戦でした。相手は春秋のブロック会場校になるほどの都立強豪校です。6回を終了して1-1という接戦となり、7表には一死満塁というピンチを迎えましたが、3・4番を連続三振に打ち取ってしのぎました。ピンチに動じないのが本校守備の真骨頂です。その裏、相手と同じく一死満塁のチャンスを作り、4点を奪いました。接戦の終盤に強いのも本校の持ち味です。先発・池田が万全の体調ではないながらも14奪三振の完投をしました。同じ西東京都立のスポーツ推薦実施校として負けたくない一戦でした。
- 2回戦、4月6日、立川球場、立正大立正3-8府中東○
本校は3年前の春季都大会で1勝しており、今大会では2勝することが目標でした。その2戦目の相手は立正大立正。日大三高で全国優勝した、元NPB選手が監督の強豪私学です。秋季大会でも強豪校の日大豊山、目白研心を猛打で打ち破りました。本校の先発は斎藤。池田と比較して投球術に未熟な部分はありますが、球威では互角です。斎藤はインフルエンザで3月29日まで5日間の自宅療養でしたが、直球が伸び、スライダーが切れ、与四死球2、奪三振8、フライアウト12で想定外の完投勝利。練習試合も含めての初完投でした。
- 3回戦、4月8日、立川球場、早稲田大学高等学院2-3府中東○
相手はシード校の早大学院。一昨年夏のベスト4です。2回戦では16安打の猛攻で強豪・駒大高校に勝利しています。本校は先発投手に迷いましたが、ゲーム前のアップ後という直前で、前々日に完投した斎藤でいくことにしました。相手は強力打線ですが、斎藤のキレのいい高目直球とスライダーに的を絞れず、実質2安打(公式記録は4安打)に抑えて完投しました。私学強豪校を相手に1点差の逃げ切り勝利というのは、なかなかできない勝ち方です。1点差ではありますが、逆転した6回以降は1安打に抑えての完投勝利でした。6回表、二死1・2塁で殊勲の逆転二塁打を放った9番原の攻守にわたる活躍がありました。この日は入学式で、野球部教員が3人とも新入生の担任です。ベンチスタッフの入れ替えを、2回戦勝利後に急遽おこない、4月1日に着任したばかりの山田教諭に助監督としてベンチ入りしてもらいました。このゲームの詳細は「高校野球ドットコム」を是非ご覧ください。
- 4回戦、4月19日、八王子球場、日大三高8-0府中東●
相手は王者・日大三高です。本校は秋季都大会で夏の甲子園準優勝校・関東一高と対戦していますが(関東一7―1府中東)、それに続く全国クラスの強豪校との対戦です。日大三高は昨秋、今春のゲームの大半を序盤の3回までに大量得点してコールド勝ちしてきた猛打のチームです。本校の目標は初回失点を1点まで、序盤3回を2点までで抑えることでした。先発は池田。1回戦で完投して以来、2・3回戦は登板がなく、満を持して、気合十分でした。1回に2塁牽制のサインミスから1失点しましたが、2回まで無安打、3回までで1失点、4回に不運なレフト線2塁打で1失点、4回までを2失点という上々の出来でした。しかし攻撃では3回表、無死1塁からの犠打失敗(三振)、続く一死一塁からのH&R空振り(三振併殺)、6回表、無死1・2塁での犠打フライなど、チャンスをつかみきれません。0-2の5回裏、先頭打者をレフトフライに打ち取りましたが太陽安打。不運というよりもボーンヘッドです。これに犠打処理ミスが絡んで3失点。それでも0-5となった5表にも無死1・2塁のチャンスがありましたが、日大三高の分厚い守備力に得点を阻まれました。6裏の日大三高の攻撃では、一死1塁から犠打。これがはまって、二死2塁から3連打で3点。結局、7回コールドで敗れましたが、夏に向けて良い経験になりました。日大三高の安打は8本、本校は4安打でした。このゲームの詳細も「高校野球ドットコム」をご覧ください。
- 雨天による三日連続の順延の後、5日間で3試合という過酷な日程ながら3連勝してベスト16に進出。合わせて夏のシード校となりました。都立高校はベスト32の時点で4校しか残らず、西東京に限ればベスト32の時点で都立高校は本校のみでした。
- 4月1日付で、戸山高校から山田教諭を新たなスタッフとして迎えました。日大二高が夏の選手権予選で準優勝した時の捕手です。山田教諭の参加により、これまでの本校野球に不足していた部分(捕手の育成、機動力の養成、データ分析など)が補完され、夏に向けてチーム力はアップするはずです。昨年度、新潟明訓卒の新規採用教諭(投手出身)を迎えており、スタッフはさらに充実しました。
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