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東京都立調布北高等学校

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2026/04/30 ☆調布北の探究☆

第2回放課後ゼミ「細胞の中の小さな社会 ―オルガネラがつなぐ生命のしくみー」

2026年度放課後ゼミ第2回では、順天堂大学より杉浦歩先生をお招きしました。講義では、主に「ご自身のキャリア」と「研究内容について」の二つのテーマでお話いただきました。杉浦先生のご出身高校は本校と似た雰囲気であったとのことで、生徒に寄り添いながら丁寧にお話ししてくださいました。高校時代に文系と理系の選択で悩まれていたことや進学と就職の間で迷われた経験など、進路選択の最中にある本校の生徒にとってとても身近な内容であったと思います。大学時代に「教科書の答えがすべてではない」ということから衝撃を受け、研究に興味が芽生えたというストーリーは生徒にとっても強く印象に残ったようです。杉浦先生の大学時代の一日のスケジュールを見て、生徒は皆驚いていましたね。その後博士号を取ったあとにカナダへの留学をし、その経験から一番大切なことは「科学を共通語にして、いろいろな人と関わることができる」という大切な視点もご教示いただきました。研究内容については、オルガネラ(細胞小器官)の基礎的な説明から始まり、ミトコンドリアの特徴、そして実際の杉浦先生ご自身の研究内容へと展開されました。講義では杉浦先生のミトコンドリアの説明の前後で、生徒に細胞とはどのようなものなのかを想像して描く活動も行いました。ミトコンドリアは細胞の状態に応じて形を変化させ、それぞれが独自の機能を持ってお互いを支え合っていること、さらに機能維持のために分裂、融合をし、分裂異常は病を引き起こすということまで学びました。ミトコンドリアについて詳しく知った後に描かれた生徒の細胞の絵は、聞く前と比べてより詳細に、繊細で、理解の深まりが感じられました。今回の講義を通して、自分の知らないことを研究したいと考え始めた生徒も多かったのではないでしょうか。今後、それぞれが自分の好きな分野で研究を重ね、実験に没頭する日々が来るのもそう遠くはなさそうですね。最後になりますが、杉浦先生、本日はありがとうございました!

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