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東京都立調布北高等学校

ニュース

2022/03/31

校長ブログ(令和3年度バックナンバー)

3月31日(木)生涯現役の93歳に天晴です

今年度最後の日を迎えました。今朝の新聞を見ると93歳の高校生が記事になっていました。都立新宿山吹高等学校の通信制課程を卒業した男性の笑顔が素敵です。学びを生涯の後悔としないために90歳で入学したとのことです。私たちは様々な欲求をもっていますが、多岐にわたる情報の渦の中で、学びへの渇望を忘却しているのかも知れません。これから本格的な学びをする生徒の皆さんに、この学びの渇望感があると良いと思います。生涯現役の93歳に天晴です。今年度最後の日に良いニュースを確認できて嬉しいです。

3月30日(水)今年度も残り2日となりました

満開の桜が見事です。通勤経路の何処を見ても満開の桜が目に入ってきます。生徒は部活動で汗を流していますが、休憩時間には桜を満喫しているようです。あと数日の贅沢ですが、この時期は日本に生まれて良かったと思う人が多いように思います。花より団子とも言いますが、やはり日本には花が良く似合います。「さまざまの事思い出す桜かな」(松尾芭蕉)。今年度も残り1日となりました。

3月28日(月)今日はシルクロードの日です

今日はシルクロードの日です。1900年(明治33年)のこの日、スウェーデンの地理学者・探検家のヘディンによって、廃墟となっていたシルクロードの古代都市楼蘭(ろうらん)が発見されました。楼蘭はタリム盆地のタクラマカン砂漠にあった「さまよえる湖」の西岸にありました。4世紀に湖が干上がると同時に砂漠に飲み込まれました。ヘディンに発見されなければ今日のシルクロードの歴史ロマンも語ることがでませんでした。井上靖先生などの書物で私たちもこの歴史に触れることになりました。人間の叡智の結集だった古代都市を想う時に、21世紀の私たちはもっと賢くなって平和を希求すべきだと思います。人間の業とは恐ろしいものです。

3月25日(金)今日も充実した1日になります

修了式の朝を迎えました。清新な空気に包まれて最終授業日に相応しい朝です。今日は離任式も行われます。生徒は異動する先生を知って動揺するかも知れません。一期一会を噛み締めることになると思います。午後には入学説明会が開催されます。合格を手にした中学生が多数来校します。春から高校生となる喜びに満ちた生徒に出会うのは楽しみです。夕方には本校音楽部の定期演奏会もあります。今日も充実した1日になります。有難いことです。

3月24日(木)今日も有意義な行事で生徒を育成できます

本日は修了式前日の授業日です。本日も行事で生徒の育成を図ります。今日は最初に入試報告会を開催します。今年卒業したばかりの高校3年生9名に合格体験を口頭で発表してもらいます。一橋大学や東京外国語大学に合格した先輩から直接話を聞ける貴重な機会となります。その後はセーフティ教室を開催します。調布警察署と調布市のお力添えで開催します。スケアード・ストレイト方式と言って恐怖を直視する方式で自転車の安全運転を指導します。今日も有意義な行事で生徒を育成できます。有難いことです。

3月23日(水)高校生に無限の可能性があることが分かります

今日は天正遣欧少年使節団がローマ教皇に謁見した日です。1585年の今日ローマ教皇グレゴリウス13世に伊東マンショ以下の少年が謁見しました。目的は日本宣教の経済的援助の依頼だったと言われています。このあと江戸期にキリスト教の大迫害が待っていると知る由もなく依頼をしたことになります。歴史的にはヨーロッパに日本の存在を知らしめる効果がありました。また使節団が持ち帰ったグーテンベルク印刷機により日本に大きな技術革新をもたらしました。13歳から14歳の少年で構成されていた使節団のことを想うと、高校生に無限の可能性があることが分かります。学校は人材の宝庫だと改めて認識しています。

3月22日(火)東京という地の利を活かす教育活動を今後も模索していきたいと思います

先週、私は日本大学文理学部との高大接続調印式に参加しました。これまで本校は電気通信大学との高大接続により様々な恩恵を受けてきました。次年度からは新たに日本大学の講義も生徒は受講できることになりました。文理両眼を目指す本校にとってこの2つの大学との連携は大きな一歩となります。尽力いただいた関係各所の皆様には感謝しかありません。早速先週末には1年生に周知をして4月からの受講について話題にしました。大学の専門性に感化されて学ぶ意味を見出してもらえればと思います。東京という地の利を活かす教育活動を今後も模索していきたいと思います。

3月18日(金)本日は国際理解講演会です

本日は国際理解講演会が実施されます。通常は体育館で実施なのですが、コロナ対応で全校行事ができませんので各教室でオンラインにて講演を視聴します。講師の先生は中国(ウイグル)、タイ、韓国、アメリカ、ロシア、ニュージーランドに生まれた先生方です。現在の国際情勢を鑑みれば学びの宝庫という講師陣です。生徒が全ての先生からお話を聞けないのが残念でなりません。しかしそれぞれの先生が語る内容は生徒の価値観や世界観を変えていくことと思います。年度末の学校行事として相応しい取り組みになりそうです。楽しみです。

3月17日(木)本日はスポーツ大会です

本日はスポーツ大会です。学年ごとに大会を実施します。2年生はグランドで実施し、1年生は体育館で実施します。ニュースによると東京都のまん延防止重点措置が三連休明けで解除されるようです。待望の日が迫ってきました。生徒もこの状況を喜んでいることと思います。本校では高校2年生の修学旅行を4月に延期して実施予定です。最終判断は3月25日にすることになっていますが、まん延防止の全面解除で実施できるのではないかと期待が高まっています。生徒の願いが届くことを念じる毎日です。

3月16日(水)今日は国立公園指定記念日です

今日は国立公園指定記念日です。1934(昭和9)年のこの日、内務省が瀬戸内、雲仙、霧島の3か所を日本初の国立公園に指定しました。正に自然の景勝地でした。現在日本全国に33か所の国立公園が指定されています。自然が日本の豊かの象徴であることを忘れてはいけないと思います。連日ウクライナの戦禍のニュースが届いていますが、戦争は全てを破壊していきます。形あるもの、形ないものを区別することなく崩壊していくことに心が痛みます。人間の業や私欲を洗濯してくれる自然を大事にしなくてはと思います。為政者はもっと自然を愛でなくてはいけません。国会討論に花鳥風月が大事なのかもしれません。

3月15日(火)第46回卒業式当日の朝を迎えました

第46回卒業式当日の朝を迎えました。夜明けは小雨でしたが、これから急速に天候は回復して昼には夏日の25度程度に上昇するようです。233名の卒業生のこれからを暗示するような右肩上がりの1日になりそうです。体育館は間隔を空けた席の配置で、檀上から見るとフロアー全体にイスの花が咲いたような感じです。本来なら在校生も参加して先輩を盛大に送りたいところですが、それはバーチャルの中でやってもらうことにします。卒業式は最後の授業です。私の稚拙な式辞に付き合ってもらうことに恐縮していますが、精一杯務めたいと思います。

3月14日(月)明日は本校の卒業式です

明日は本校の卒業式です。本日の午後には卒業式予行を実施します。登校してくる3年生の生徒達が制服に袖を通すのはあと2回となります。3年間一緒に苦楽をともにしてきた制服が愛おしく思えてならないと思います。卒業式には保護者も1名と限定ですがご列席いただけることで安堵しています。同窓会会長やPTA会長も久方振りにご列席いただけます。通常の形に近づいて最後の授業である卒業式が実施できることに感謝しかありません。今年度も残り半月です。最後まで適度な緊張感を大事にして完走したいと思います。

3月11日(金)英知を結集することが重要だと思います

あの震災から11年となりました。高速道路も鉄路も繋がって復興していることは間違いないのですが、依然人の賑わいが戻らないことで復興は大きな課題を抱えています。やはり人の息吹がないと温かさは実感できません。生徒のいない学校が意味を失うことに似ている気がします。政治の力に頼るばかりでは時代遅れの観があります。しかし経済特区に指定して新規設立法人は20年間課税をしないとか、移住する家族には住宅費を無償にするなどの施策を講じて、経済格差の解消にも一役買うような政策は出来ないのでしょうか。英知を結集することが重要だと思います。

3月10日(木)キエフの平和を祈るばかりです

東京都は1944年(昭和19年)11月24日から1945年(昭和20年)8月15日まで106回の空襲を受けましたが、特に1945年(昭和20年)3月10日は大規模な空襲となりました。この日は区部に対してナパーム弾であるM69焼夷弾などの焼夷弾を用いた大規模な攻撃を受けました。この東京の都市部を標的とした無差別爆撃によって、爆撃被災者は約310万人、死者は11万5千人以上、傷者は15万人以上、損害家屋は約85万戸以上と資料に残っています。キエフがこのような事態にならないことを祈るばかりです。

3月9日(水)校長だより第52号を配布します

本日校長だより第52号を配布します。今回はケニアのマーティン・キマニ国連大使の演説を軸にウクライナ情勢について私論を記載しました。国際協調の理想を現実に目指す国連大使のスピーチに感銘を受けました。また、探究成果発表会についても触れました。3月2日の発表会は本校の新たな教育活動の一里塚になりました。この道をどこまでも拡充していくことがこれからの調布北のミッションになりました。さて、本日で学年末考査も終わります。再び感染対策を講じた部活動も始まります。生徒の力で学校が活性化することに感謝しています。

3月8日(火)パラリンピックで連日日本人が大活躍しています

パラリンピックで連日日本人が大活躍しています。このはじまりはグットマン博士が脊髄を損傷した患者に「残された体を最大限に使う」ためにスポーツを勧めたことでした。昭和23(1948)年にストーク・マンデビル病院で入院患者によるスポーツ競技会を開いたのです。その競技会は4年後には国際的な両下肢麻痺者によるスポーツ競技大会へと発展しました。そして昭和35(1960)年には、ローマオリンピックに続き同じ会場で開催される大会にまで発展したのです。因みに先の東京パラリンピックのメダルにはこのマンデビル競技会「STOKE MANDEVILLE INTERNATIONAL GAMES」と刻まれていました。またParalympic(パラリンピック)という名称は両下肢麻痺者「Paraplegia(対麻痺者)」によるオリンピック「Olympic(オリンピック)」という2つの言葉から生まれました。

3月7日(月)直線の国境に耐えている人々から学ぶべきだと思います

ケニアのキマニ国連大使の演説が話題になっています。2月21日の国連安全保障理事会でのスピーチが人間としての格を見せつけてくれていると言われています。彼はアフリカの国境が直線であることでアフリカが抱えている課題があまりに多いことを指摘しながら、アフリカ人は欧米列強に引かれた国境線を受忍した上で、「より偉大な何か」つまり平和を希求しているのだと話しました。ロシアは世界総陸地の11.5%を占める世界一巨大な国です。ロシアは直線の国境に耐えている人々から学ぶべきだと思います。

3月4日(金)俯瞰して見ると学校も確実に進化していることを実感しています

本日から学年末考査が始まります。1年の総まとめの時期を迎えました。この1年間は生徒も先生方もコロナ禍の中で不安の多い毎日だったと思いますが、本校では1年を通して対面授業を展開してきました。オンライン授業は万が一のセーフティーネットとしていつも準備をしていたので、先生方は安定した授業進度で授業計画を進めてきました。一昔前ならセーフティーネットが無い状態だったので精神的に追い込まれた状況に至ったのではないかと思います。俯瞰して見ると学校も確実に進化していることを実感しています。有難いことです。

3月3日(木)都立高校でも発達障害の生徒が在籍して頑張っています

昨日の夕刊に都内の病院で発達障害の集団療法がおこなわれているとの記事がありました。都立高校でも発達障害の生徒が在籍して頑張っています。自閉症スペクトラム障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの総称である発達障害は生まれつきの脳機能障害が原因とされています。周囲の人が特性に応じた工夫をすることで持っている力を生かしやすく困難が軽減できるとされています。都立高校の課題克服は道半ばにありますが、外部機関でこのような取り組みが行われることは大きな励みになります。

3月2日(水)高校2年生の探究成果発表会を開催します

本日の5時間目に体育館で高校2年生の探究成果発表会を開催します。代表生徒5名の発表が行われます。高校1年生も参加して先輩の研究成果を共有します。探究学習を昨年度からスタートさせて、高校2年生はその先駆者として後輩に確かな轍を創ってくれました。後輩はその轍を辿ってより確かな道にしてくれるものと思います。生徒のバトンリレーにより今後も調布北の探究学習が進化していくことと確信しています。今日の発表会はその大きな一助になります。有難いことです。

3月1日(火)喜びの日を良い習慣の始まりの日にしてください

今日は学力検査の合格発表日です。緊張の朝を迎えた受検生の皆さんに朗報が届くことを祈っています。しかし高校は合格したあとが大事です。多くの皆さんが学習中心の生活を一瞬にして手放す可能性があります。1日3時間程度勉強してきた生活から、合格を手にした日から自宅学習時間ゼロになる人がいます。勿体ないことです。基本的な生活習慣の確立が未来を拓いていきます。是非、1日のサイクルに勉強する時間、身体を動かす時間、そして読書する時間を創ってください。喜びの日を良い習慣の始まりの日にしてください。

2月28日(月)運命共同体の地球人であることを世界は悟べきですね

連日ウクライナの報道がなされています。ロシアの侵略行為に各地で抵抗をしているウクライナの情報もあります。今日は紛争後初の両国の交渉があるとのことです。取り敢えず停戦が整えば良いと思います。多感な生徒達はこのニュースに心を痛めていると思います。戦争がいかに愚かな行為であるかを痛感している筈です。生徒達は対立を話し合いで解決していくこと以外に地球の未来を護る方法がないことを理解していることと思います。究極は日本人もロシア人もなくて運命共同体の地球人であることを世界は悟べきですね。

2月26日(土)高校2年生の保護者会をオンラインを併用して実施します

本日は土曜授業の日です。午後からは高校2年生の保護者会をオンラインを併用して実施します。4月19日からの沖縄修学旅行について私からも情報提供をさせて頂きます。現在のところ実施できるかどうかがは明確になっていません。しかし実施できるものとして準備を遺漏なく進めています。東京都の判断を3月25日まで待って、その日に最終判断をする予定です。生徒の皆さんに朗報が伝えられるようにしたいと念じています。保護者会では大学受験に向かう生徒達を応援するために家庭と学校との連携が一層重要となっていくこともお伝えします。

2月25日(金)一刻も早く紛争が終わり平穏な生活が送れることを祈るばかりです

学力検査の採点日も終わり、今日から生徒が登校します。校長室の窓から登校する生徒の姿を見て安堵しています。生徒は3月4日から学年末考査です。自宅学習期間を有効に使ってくれたものと思います。ウクライナへの軍事進攻があって生徒達も穏やかな気持ちではないと思います。平和が当たり前ではないことを実感します。不断の努力という言葉が浮かび上がってきます。一刻も早く紛争が終わり平穏な生活が送れることを祈るばかりです。今日は前期日程の試験日です。頑張ってください。

2月24日(木)修学旅行は鉄路を辿る旅でもいいのではないかと思います

今日は山陰本線全線開通した日です。1933(昭和8)年の今日京都駅から下関市の幡生駅に至る全線が開通しました。折しも西日本旅客鉄道は赤字路線の本格的な廃線手続きに入るとのニュースがありました。大糸線の南小谷から糸魚川までの間は飛び地の支線であり真っ先に協議に入ると言われています。また芸備線の備後落合駅も廃線で無くなると言われています。鉄路の廃線は予想以上に一機に進みそうです。鉄道愛好家の嘆きが聞こえてきそうです。人口減少や地方の疲弊が悪循環で進んでいくようです。実は山陰本線も全線維持が困難と言われています。修学旅行は鉄路を辿る旅でもいいのではないかと思います。

2月22日(火)今日は試験をゆっくりと振り返って英気を養ってほしいと思います

昨日の学力検査は開始時間が1時間遅れで実施されました。京急線の人身事故の影響で受検生は1時間目の国語に挑む寸前で突如として仕切り直しを宣言されました。生徒の様子が心配で会場の廊下を歩きましたが受検生は全員静かに自習をして1時間を過ごしていました。適度な緊張を維持したままで1日を過ごせたことで、生徒はアクシデントで成長したように思います。しかし、終了時間は午後4時40分となって疲れたことと思います。今日は試験をゆっくりと振り返って英気を養ってほしいと思います。ご苦労様でした。

2月21日(月)受検生の皆さんも自律した生活を創造する高校生活が待っています

今日は学力検査に基づく選抜の検査日です。天候に恵まれて安堵の朝を迎えています。朝一番に学校を巡回して異常もなく安心しました。受検生の皆さん、余裕を持って来校ください。今日はどんな日かとパソコンを検索すると『漱石の日』となっていました。1911年(明治44年)のこの日、文部省が漱石に文学博士の称号を贈ると伝えたのに対して、自分に肩書は必要ないと手紙で辞退の旨を送っています。自律した個人として世間の毀誉褒貶に関わりたくないと考えたのではないかと推察されています。受検生の皆さんも自律した生活を創造する高校生活が待っています。楽しみですね。

2月18日(金)焦らず・慌てず・諦めずの心構えが大事です

今日は学力検査の前日準備日となります。実際は2月21日(月)検査日の前日ではありませんが、土日を挟むので今日会場準備をします。受検生の中にはコロナ感染関連で追試に回る中学生の皆さんもいると思います。焦らず・慌てず・諦めずの心構えが大事です。日本社会は有難いことにセーフティーネットを用意して公平に機会を与える豊かさを保持しています。やがて受検生の皆さんが社会を支える立場になった時にはこの社会の仕組みをもっと骨太なものにしてほしいと思います。

2月17日(木)探究クラス横断発表を実施しました

昨日は各学年の探究発表会の第2回目となりました。1年生は前回のクラス内発表から今回はクラス横断発表となり9つの教室に分かれて活動しました。地域創生で選択した街は全国津々浦々あり、中には三重県紀北町、秋田県にかほ市、岐阜県七宗町、長野県阿智村などの自治体がありました。生徒は内閣府のビックデータを駆使してグループで考えた創成策を発表してくれました。毎回驚くことは生徒のパソコン活用術です。確実に道具として使いこなしています。学校は今年からWiFi環境が整い、生徒達の活動が一層活性化することが出来ています。有難いことです。

2月16日(水)それにしても悩ましいことです

昨日、2月の校長連絡会がオンラインで実施されました。私の今最大の関心事は2年生が3年生になって実施する修学旅行についてです。現状では東京都がまん延防止措置を採用しており、解除予定の3月6日までは4月以降の修学旅行についての見解は出ないようです。困りました。本当に悩ましい毎日です。最近の私のリラックスタイムは地図帳を開くことです。昨日は東北のページを開いて楽しみました。酒田から陸羽西線で新庄まで出て、そこから更に陸羽東線に乗って鳴子温泉に寄って・・・。地図を見ているだけで楽しい時間となります。地図帳を開いて毎回思うことは加齢によるものなのか錯誤が多くなっていることです。自分の頭の地図と実際の地図が微妙にズレているのです。毎日新発見ができることにも感謝しています。修学旅行の悩みを抱えながら楽しい時間を過ごしています。それにしても悩ましいことです。

2月15日(火)自然の豊かさが有難いことと改めて痛感しています

今日は西行忌です。歌人西行法師は1190年のこの日に亡くなったとされています。有名な『願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃』の歌より15日が忌日となったと言われています。2月15日は釈迦入滅の日であり、この前後に亡くなることは仏教の修行をする者にとっての憧れだったとも言われています。古来桜は日本人の最も愛すべき花でした。雪の予報もありますが、桜は開花に向けて蕾を準備しています。今年も日本では本格的な春を待ち望む気持ちが強いように思います。コロナで傷ついた心を桜が癒してくれるように思うからでしょうか。自然の豊かさが有難いことと改めて痛感しています。

2月14 日(月)天気予報がハズレて良かったです

三連休が終わって学校は月曜日の朝を迎えました。昨日の天気予報では本日の早朝には東京でも積雪があるとのことで朝の状況を心配しました。しかし有難いことに調布周辺は雨になったようで積雪はありませんでした。最近は予防措置で高速道路の入口を閉鎖するなどを事前に発表して危機管理をしているようです。学校もそのような予防措置を取るようにお叱りの電話をいただくこともあります。安全を第一に考えてご家庭で判断されたことを学校は尊重する手法を取っています。学校ではルールに沿って一斉に休校にする状況になったら直ぐに連絡をする体制を大事にしたいと考えています。

2月10日(木)事故がないことを祈るばかりです

今朝のニュースでは都内に大雪注意報が出ているようです。今のところ調布は弱い雨が降ており、幸い雪は降っていません。しかし箱根の様子を映す画面では雪が積もっています。これから雪になっていくのでしょうか。今日は都立高校受検生の中には取り下げで出願先に赴かなければならない生徒もいます。受験シーズンの雪予報は心配が募ります。本校では今のところ通常授業の予定です。生徒には時間にゆとりをもって登校してほしいと思います。雪国の人から見ると笑われるかも知れませんが、事故がないことを祈るばかりです。

2月9日(水)各学年で探究の発表会を実施します

本日の午後、各学年で探究の発表会を実施します。1年生はクラス内で各グループが地方創成についてパワーポイントを使ってプレゼンテーションをします。2年生はゼミ内で個人研究の内容を発表します。この中から代表生徒を生徒の相互評価で決めて3月に体育館での成果発表会に繋げます。この成果発表会には1年生も参加して先輩の研究成果を引き継いでいきます。本校では探究を始めて2年目が終わります。この2年間生徒の探究に根気よく寄り添ってくれた先生方に感謝です。生徒の発表が楽しみです。

2月8日(火)本校では探究学習を重視しています

大学入試センターは大学入学共通テストの最終集計を昨日公表しました。平均点は7科目で最低という結果でした。受験生は一喜一憂の毎日が続いています。ところで高校は今年4月の入学生から新学習指導要領が適用され、新たに観点別評価が導入されます。従来の4観点から新しい3観点に移行します。難しい解説はここでは出来ませんが、簡潔に語れば学力の三層構造を頭に浮かべると良いと思います。三層とは知っている・出来るレベル、分かるレベル、そして使えるレベルです。これまでの穴埋めや選択式では知っている・出来るレベルを計っていました。これからは周辺知識なども踏まえて解釈や問題点まで指摘できる使えるレベルかどうかを診ることになります。探究などの成果物を提示して推薦入試で大学に合格していくことが多くなっていきます。本校ではそれを見越して探究学習を重視しています。

2月7日(月)何かに挑めることの幸せを感じる心が大事だと思います

小林陵侑選手が北京冬季五輪でノーマルヒルジャンプにおいて金メダルを獲得しました。24年前の長野五輪の舟木和喜さん以来のスキージャンプの金メダルです。私は中学時代だった札幌五輪のスキージャンプが今も鮮明に記憶に残っています。NHKの北出清五郎さんの実況中継でした。最後に笠谷幸生さんが飛んで金メダルを決めました。今野昭次さんが銀、青地清二さんが銅で、史上初の金銀銅独占の快挙でした。メダルだけがオリンピックではありませんが、歓喜の場面をみると嬉しくなります。1回きりの人生で自分自身を鼓舞して精進していけば、結果はどうであれ誰もが金メダルだと思います。何かに挑めることの幸せを感じる心が大事だと思います。

2月5日(土)水面下の愚直な取り組みが大事です

本日は3週連続の土曜授業の日です。生徒は朝から元気に登校しています。オンライン授業で学校に行けない高校生もいる中で、本校生徒は対面授業や部活動で学校生活を満喫しているようです。これも感染対策を指示とおり講じているご褒美なのかもしれません。しかし感染はいつでもどこでも起こることです。日常が大きく変わらない今日一日を過ごせることに感謝して、生徒には有意義な土曜日を創造してほしいと思います。冬季オリンピックも開幕してワクワクドキドキの瞬間も多くなっています。アスリートも感染対策を講じてあの笑顔を見せています。水面下の愚直な取り組みが大事です。

2月4日(金)これから始まる春を楽しみましょう

立春です。これから立夏までの間が春となります。立春から春分の間に吹くその年初の南寄りの強風を春一番と呼びますが、その一番も直ぐに来そうです。世の中はオミクロン株で疲弊しているようですが、季節が春に向かうと聞くだけで気分は明るくなるようです。日本の四季の彩に感謝するばかりです。今日は学力検査に基づく選抜の受付最終日です。2月21日の検査日まで受検生は緊張すると思いますが、適度な緊張を楽しむことが大事です。本校の高校3年生にも受験を楽しむ気概が重要だと伝えています。今日から始まる北京冬季オリンピックでも多くの選手が笑顔を見せてくれると思います。これから始まる春を楽しみましょう。

2月3日(木)豆まきでオミクロンに撤退してもらうしかありませんね

節分の日を迎えました。今日は豆まきや恵方巻で和やかな時間が持てると良いですね。ところで全国大学生協連が学生生活実態調査を1月31日に公表しています。これを見ると大学2年生の孤立感が深刻になっているようです。彼ら彼女らは大学入学時にはオンライン講義で帰属意識がもてないままに2年生となっています。自由記入欄には入学した実感がないとか、もう学生生活は諦めたなどの記述があります。この調査は全国の30大学が対象になっていますが、全体の状況が正確に反映されていると思います。オンラインの良いところはたくさんありますが、対面でなくては育めない対人関係があります。大学生同様に高校生も対面授業を求めていることを痛切に感じています。豆まきでオミクロンに撤退してもらうしかありませんね。

2月2日(水)皆のグッドトライに敬意を表します

今日は推薦に基づく選抜の合格発表日です。合格する人もいれば今回は叶わない人もいます。結果で一喜一憂することは人間の性ですが、人生の豊かさから見ると、叶わないことに直面し、それを乗り越えていくことに人間の豊かさが育まれていく機会が内在しているように思います。ソクラテスの名言に『簡単すぎる人生に生きる価値などない』というものがあります。順風満帆の人生はありません。今日も前向きに自分を鼓舞していきましょう。斎藤茂太先生の言葉も記載します。『人生に失敗がないと、人生に失敗する』。受検生の皆さん、皆のグッドトライに敬意を表します。

2月1日(火)ハード面のマイナスをソフト面で逆転していくような策が求められています

今日のニュースの中にそごう・西武の売却検討という話題に目が留まりました。セブン&アイ・ホールディングスが傘下の百貨店を売却するというニュースは社会変化が予想以上に速く進んでいる気がします。これまでも縮小を進めており、現在そごう・西武は全国に10店舗になっています。東京以外に秋田・埼玉・千葉・神奈川・福井・広島に店舗があります。特に秋田は人口減が激しく、街の象徴である百貨店が撤退するようなことがあると大きな衝撃になると思います。ハード面のマイナスをソフト面で逆転していくような策が求められています。シリコンバレーのような先進的な地域を特区のような形で創っていくことが重要になっているように思います。

1月31日(月)校長だより第51号を配布します

本日校長だより第51号を配布します。今回はコロナの新規感染者が激増している中で、将来の不安を抱く生徒達に視点を変えて見ることの重要性を示唆しようと考えて、ヨーロッパの小国ルクセンブルクの平和に立脚した金融立国の話題を提供しました。この繁栄の背景には平和と安定があることを示し、それであれば日本にはもっと大きな強みがあることを知るべきだと記載しました。また後半の紙面には大学入学共通テストの日本史と世界史の問題を解いた感想についても触れました。是非ご一読ください。

1月29日(土)今日も楽しい一日を創造していきたいものです

本校は先週に続き土曜授業の日を迎えました。新規感染者が増加するばかりで心を穏やかにするにも一苦労の毎日です。昨日、恒例の丸岡文化財団が主催する「第29回一筆啓上賞」の入賞者が発表されましたが、その中に千葉県の中学生の作品が身に沁みました。『心ってどこにあるのかな?この前弟に聞いたら、弁当箱の中じゃね?と言っていた』という作品です。温かいごはんやお味噌汁にも心が入っていると考えると、穏やかな気持ちになって落ち着きますね。今日も楽しい一日を創造していきたいものです。

1月28日(金)学校教育の重要性はここにもあると思います

オミクロン株の急拡大で3回目のワクチン接種が急がれています。思い起こせば日本はワクチンへの危惧の強い国の1つだと言われてきました。子宮頸がんなどの感染を防ぐワクチンについては2013年に小学校6年生から高校1年生の女子を無料で受けられる定期接種の対象にしましたが、大手新聞社の反ワクチンキャンペーンなどがあって積極勧奨を中止したことは記憶に新しいところです。これをこの4月から勧奨接種としますが、今回のコロナではそのような反対キャンペーンがなくて良かったと思います。個人の判断をするにあたりマスコミが与える影響は絶大です。我々は情報を精査してあるべき方向を確認していく必要があります。学校教育の重要性はここにもあると思います。

1月27日(木)ピンチはチャンスです

ニュースを聞いていたら銚子電鉄の稼働電車が1本になっているとのことです。3本ある電車のうち1本は検査中、もう1本が故障したとのことです。減便を余儀なくされているようです。今全国のJRローカル線は廃止の瀬戸際にあるとも言われています。地方の路線バスも続々と廃線しています。銚子電鉄はクラウドファンディングや食品販売でこれまでも活路を見出してきました。これからローカル鉄道やバス会社はビジネスの隙間を突いて新たな収益を生み出していく必要があります。ピンチはチャンスです。是非大化けする新ビジネスを創設して地方を盛り上げてほしいと思います。本校の生徒達は探究で地方創成をテーマにしています。地方の潜在的なパワーに敬意を表して生徒にもアイデアを生み出してほしいと思います。

1月26日(水)今日も素敵な経験が積めると思うことが大事だと思います

本日は推薦に基づく選抜の検査日です。早朝は小雨が降っていましたが、日の出とともに天気が回復してきました。受検生の皆さんがストレスなく自宅を出ることができて良かったと思います。本校では調査書を点数化して、面接と小論文の得点を加味して合否を判定します。例年僅差で合否が分かれます。今年もそうなることは必然です。受検生の皆さんには適度な緊張を楽しむ気概で臨んでいただけたらと思います。人生を豊かにするために今日も素敵な経験が積めると思うことが大事だと思います。

1月25日(火)コロナ禍の中で対面授業を重視するのはそんな想いがあるからだと思います

毎日のニュースを確認していると情報に埋没しそうな気がします。日本にも世界にも注目すべき事案が沢山あります。これが毎日続けば情報の氾濫になってしまいます。人間の防御反応として「見ない聞かない」という手法を選択することにもなります。ストレス同様に情報とも上手にお付き合いしていく必要があります。子供たちには様々な身に付けるべき能力がありますが、バランス感覚もその1つだと思います。復元力のあるしなやかな頭脳が理想です。このような力は模擬試験の偏差値には見えて来ない力となります。学校で生活する中で蓄えていく力のようです。私がコロナ禍の中で対面授業を重視するのはそんな想いがあるからだと思います。

1月24日(月)生徒の頑張りが春を呼びます

2年目の大学入学共通テストが終わって1週間が過ぎました。事前の予測とおり難化傾向が顕著な問題でしたが数学や生物の平均点数が低く、多くの高校で困惑がありました。本校でも数学を得意とする生徒に落胆がありました。しかし判定を見ると勇気が湧いてくる状況も見られます。本校の国公立大学志望者には希望大学がC判定の上位にあれば絶対に挑戦するように檄を飛ばしています。予備校分析では難関大学から中堅大学に移動する受験生が多いとの予測がありますが、後期日程の受験大学を固めて前期日程に挑むのが王道だと説明しています。生徒の頑張りが春を呼びます。

1月21日(金)英断が待たれます

今日は薩長同盟が締結された日です。慶応2年の今日でした。犬猿の仲といわれた薩摩藩と長州藩が京都で会見したという内容は歴史の授業でも鮮明に覚えているところではないかと思います。薩摩藩は幕府の開国路線を支持していました。一方長州は攘夷論の筆頭にあった藩でした。禁門の変(蛤御門の変)では薩摩に長州は大惨敗もしていました。しかし西郷隆盛と桂小五郎(木戸孝允)が坂本龍馬の仲介で手を結びました。倒幕という大きな目的のために歴史が動きました。今の日本でいえばコロナを感染法の結核相当の第2類からインフルエンザ相当の第5類に変更するようなことだったと思います。英断が待たれます。

1月20 日(木)大寒を楽しむ気概が大事ですね

今日から二十四節気の24番目となる大寒に入ります。次は1番目の立春となります。春が目前になってきました。大寒の最終日(立春の前日)には豆まきでおなじみの節分があります。これも楽しみです。世に中はオミクロン株の猛威で暗いイメージですが、季節は彩をもって移ろいで行きます。蕗の花も咲いてくる頃です。自然を愛でて心穏やかにしたいものです。日本人は昔から工夫する民族でした。極寒でも『寒稽古』で身体を鍛え、『大寒たまご』などを食して生活の彩を創ってきました。大寒を楽しむ気概が大事ですね。

1月19 日(水)走る喜びを実感してもらえたらと思います

校長室の窓からグランドで持久走をする生徒達を見守る日が続いています。2月8日(火)に開催するロードレースに向けて、体育の授業は1月から持久走となっています。コロナ禍で1月以降の各校の学校行事は相次いで中止となっていると聞いています。幸いロードレースは外での行事であり、更衣室の三蜜を避ける工夫をして実施したいと考えています。生徒の中には走ることが苦手の人もいると思いますが、63歳の私からすると走れることは憧れであり、幸せなことだと感じます。生徒には自分のペースを維持して走る喜びを実感してもらえたらと思います。私も当日サプライズで最後尾を走ろうかと思っています。走るというより歩く感じかもしれませんが・・・

1月18 日(火)教養を発揮する時が来ました

今日は毎月1回開催される校長連絡会の開催日です。予定では指定の会場で開催することになっていましたが、急遽オンライン開催となりました。昨年12月の上旬に開催された連絡会は久方振りの対面開催でしたが、再びオンラインに戻ってしまいました。東京都は再びまん延防止措置に入ることになります。今後の教育活動が案じられます。部活動はどうなるのか、修学旅行はどうなるのか、生徒は高校生活のハイライトが次々に脅かされていくことにストレスを感じているのではないかと思います。これからも生徒の声なき声を聞いて行きたいと思います。人のこころが分かる心を教養と言われます。教養を発揮する時が来ました。

1月17日(月)今日は阪神淡路大震災から27年となる日です

今日は阪神淡路大震災から27年となる日です。1995年は重大事件が続く年でしたが、この大震災も日本社会に大きな傷跡を残しました。しかしその廃墟からボランティア精神などが育ったことは犠牲となられた方々の冥福に叶うことでした。私が特に記憶していることは友人から聞いたトイレの話です。当時神戸は水洗トイレ100%の地区でした。そしてすべてが使えなくなったのです。排泄問題が表に出なかった惨事だったと語っていました。今、世界から日本のトイレは垂涎物と言われています。逆に言えば汚物への耐性が全くない状況とも言えます。災害の時に如何にトイレ事情を改善していくかは重要な課題です。幸い仮設トイレなどの進化があるようです。災害を乗り越えて逞しくなっていくことが犠牲となられた6343名への供養だと思います。

1月14日(金)1つの文化の灯が消えるようで寂しい気持ちです

コロナのニュースで満載の毎日ですが、新聞の片隅には岩波ホール閉館の記事がありました。神田神保町には何回か映画を観るために足を運びました。ミニシアターブームの象徴のように輝いた時期がありました。それが今年7月に閉館となります。1つの文化の灯が消えるようで寂しい気持ちです。日本は文化事業への公的な支援が乏しい国だと言われています。コロナ禍を乗り越えた時に寂寥だけが残るような事態だけは避けたいものです。企業も倒産の連鎖があるのではないかと戦々恐々ですが、文化面でも閉館の連鎖がないことを祈るばかりです。『八月の鯨』や『三人姉妹』をもう一度観たいと思います。

1月13日(木)校長だより第50号を配布します

本日校長だより第50号を配布します。今回は年度初めにあたり「柔軟に生きる」ことを主旨にして記載しました。そのために変化を恐れない、他者から学ぶ、そして自分自身のバランスを重視することが大事だと記しました。答えのない時代に挑んでいく生徒達が逞しく豊かに生きていくためには様々な力が必要ですが、そのベクトルがバラバラでは成果が上がらないと考えています。私の考え方も他者の考え方の1つとして参考にしてもらえればと思います。なお、昨日の東京でのコロナ新規感染者数が2000名を越えましたが、弱毒化していることは間違いありません。正しく恐れていくことが重要だと思います。

1月12日(水)『疾風に勁草を知る』の想いです

コロナ禍の中で大学入試共通テスト受験生への救済策が明らかになってきました。共通テストを受けなくても個別試験で合否を判定するように依頼しています。このことは画期的な配慮だと思います。また、今回濃厚接触者が会場へ移動する際にタクシー利用を認めましたが、地域によっては依頼先が見つけられない場合もあると想定して、その場合は文部科学省を通じて手配するとも発表されました。有難いことだと思います。コロナも3年目になり、社会も変化に柔軟に対応するようになってきました。『疾風に勁草を知る』の想いです。

1月11日(火)今日は塩の日です

今日は塩の日です。これは1569年(永禄11年)武田信玄と交戦中の上杉謙信が、武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていることを知り、この日越後の塩を送ったとされることから記念日になりました。ここから有名な『敵に塩を送る』という言葉が生まれました。争っている相手が苦しんでいる時に争いの本質ではない分野については敵の弱みに付け込まず、逆に支援をするという武徳が語られるようになりました。折しもロシアのウクライナ侵攻や中国の台湾侵攻などが不安視される昨今です。現代の為政者には一般市民の幸福を最優先にする政治を期待したいものです。

1月8日(木)適度な緊張が生徒を大きく成長させます

本日が第3学期の始業式です。一人ひとりの生徒が元気に登校するのを楽しみに校長室の外を眺めています。グランドにはまだ雪が残っており、冷たい空気のままですが、日の出とともに新鮮な空気が気分を一新してくれます。高校3年生は共通テストまで残り1週間となりました。体調管理が極めて重要になってきます。これまでとおり朝型の規則正しい生活を続けて、本番を楽しむ気概で臨んでほしいと念じています。生徒は後期試験のある3月までの長丁場をイメージして受験に突入します。適度な緊張が生徒を大きく成長させます。試練を乗り越えていく生徒を誇りに思います。

1月7日(木)10センチ足らずの雪が科学の街東京を一日で塗り変えました

雪が降り積もる一日になりました。伊勢正三さんの歌に『そんな暮らしの中で』があります。5センチ足らずの雪が科学の街東京を一日で塗り変える・・・。正にそんな感じです。首都圏で500名ほどの方が怪我等に見舞われたとのことです。お見舞い申し上げます。歌詞の後半には、寒さの中に隠れているのは暖かさなのだから・・とあります。冷たい空気を知っているから暖かさが身に沁みます。人生は順風満帆ではない以上、寒さも大事な経験です。私は防寒対策をして雪を愛でる気持ちでいます。

1月6日(木)生徒はそれぞれの場所で花を咲かせています

東京都の「高文連音楽部門・中央大会」が1月9日(日)に上野の東京文化会館で開催されます。プログラム6番の「9地区吹奏楽」に調布北高校の音楽部15人が出演します。演奏する曲は、レハールのオペレッタ「メリーウィドウ」の吹奏楽用に減曲されたメドレーです。顧問の先生によると、本校の生徒は良い刺激を受けて成長著しいとのことです。また本校の生徒が地区のブラス長をしており、裏方として実によく仕事をしてくれて、他校の先生達からもお褒めの言葉をいただいているとのことです。生徒はそれぞれの場所で花を咲かせています。有難いことです。

1月5日(水)校内での何かの出会いで勇気を得て、登校できる状況になればと念じています

教育情報を見ていましたら名古屋市教育委員会の取り組みが紹介されていました。名古屋市では今年から不登校生徒を対象に『校内フリースクール』を市内の中学校30校に開設する方針とのことです。生徒一人ひとりの居場所づくりを目指すとのことです。校内フリースクールは同じ愛知県の岡崎市や広島県の一部、横浜市で例がありましが、この規模で実施すれば大きな潮流になると思います。本校でも図書館登校などを踏み台にして教室に戻る試行を始めています。悩み多き生徒が学校に登校して、校内での何らかの出会いで勇気を得て、登校できる状況になればと念じています。

1月4日(火)今年も皆様とたくさんの安堵を共に感じていける1年にしたいと思います

明けましておめでとうございます。新春早々に東京の新型コロナ感染者数が100名を超えるというニュースを聞くことになりました。情報の中身を精査して正しく恐れることを継続する1月にしたいと思います。有難いことに大学受験も高校受検もコロナに対応する温かな配慮が用意されています。受験生の皆さんは安心して精進を重ねてほしいと思います。コロナは社会の温もり具合を計る機会となっています。若人がそのような仕組みを見て、日本という国の良さをたくさん実感してもらえたらと思います。今年も皆様とたくさんの安堵を共に感じていける1年にしたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月28日(火)皆様よい年をお迎えください

本日で令和3年の勤務日は最終となります。今年はコロナ禍の2年目となり、厳しい条件下での教育活動となりました。しかしその中で体育祭・文化祭・合唱祭を全て実施することが出来て天の配剤に感謝する1年でした。来年はもう少し条件が緩和される中で教育活動が展開できるのではないかと期待しています。その意味で3月・4月の卒業式・入学式が保護者の皆様に参列いただけるか、4月の3年修学旅行が実施できるか等が大きな分岐点になりそうです。コロナの終息を願う年末年始になりそうです。皆様よい年をお迎えください。  

12月27日(月)読書は贅沢な時間です

生徒は冬休みに入りました。図書館では一人10冊まで貸出をしています。私は作家で読む癖があり、今は乃南アサさんを読んでいます。『しゃぼん玉』『地のはてから(上下)』『火のみち(上下)』『未練』を手許に置いています。既にしゃぼん玉は読みました。一人の青年が宮崎の僻村で生き返っていく過程に同化していきました。今は地のはてからの上巻を読み終えるところです。夜逃げで北海道に渡った家族の姿を子供の視点で追っています。読みながら貧乏と寒さが痛く感じます。生徒にもたくさんの本との出会いがあればと思います。読書は贅沢な時間であること改めて実感しています。

12月24日(金)本日は2学期終業式です

本日は2学期終業式です。体育館での式を予定していましたが、三蜜を避けるため放送によって終業式を実施します。ニュースを見るとオミクロン株の市中感染などがかなりの確率で全国に広まっているようです。大阪や京都に続いて東京でも起きていることと思います。幸い重症化のニュースはないようで感染率は高くてもパニックになるようなことはないと考えます。本日の式でも正しく恐れて感染防止対策を継続するように生徒に呼びかけます。新たな年がアフターコロナの年になることを願って止みません。

12月23日(木)国際理解教育講演会を開催します

本日1年生と2年生は国際理解教育の一環で講演会に参加します。講師は日本国政府が行う政府開発援助 (ODA) の一環として、外務省所管の独立行政法人・国際協力機構 (JICA) が実施する海外ボランティア派遣制度で国際貢献したお二人の先生です。一人は河野啓子さんで日本語教師としてタイで活動しました。もう一人は鎌田佳春さんで看護師としてアフリカのタンザニアで活動しました。生徒達はこの講演会で新たな視点を持つことになると思います。1度の人生をどうように自分らしく創造していくか真摯な学びの機会を持てることに感謝しています。

12月22日(水)最優秀作品は『七菌葉八起(ななころなやおき』でした

大手保険会社が主催する今年の創作熟語の優秀作品が発表されました。最優秀作品は『七菌葉八起(ななころなやおき』でした。コロナに負けない気概が出ています。来年こそは新たな風を感じる熟語になることを望みます。今日は冬至です。今年も残り10日となりました。今日は午後から成績会議・服務研修・職員会議と続けて開かれます。これが終れば学校も年末モードです。3年は入試演習に集中し、1年生2年生は特別講義も交えながら授業を受けていきます。12月24日の終業式はクリスマスイブの日でもあります。心をリラックスする時間も大事にしてほしいと思います。

12月21日(火)今年の体育祭・文化祭・合唱祭は全て実施して終えることができました

昨日1・2年生の合唱祭が無事に終わりました。どの合唱も精度が高くクラスの絆を深めていることが伺えました。講評では更なる高みに挑むための示唆に富んだ指摘があり、生徒は次回に向けた課題を明確にしました。審査時間の合間には教員合唱もありました。『風になりたい』を歌いました。生徒達に癒しの時間を提供できたのではないかと思います。これで今年の体育祭・文化祭・合唱祭は全て実施して終えることができました。コロナ禍であっても生徒達は感染防止に努め、工夫を重ねて行事を創造してきました。本当によく頑張りました。生徒達を誇りに思います。

12月20日(月)今学校では4月に向けた準備も着実に進めています

本日はこれから合唱祭です。年末の行事が順々に順調に完了していくことに感謝する毎日です。本日の合唱祭も生徒からたくさんのエネルギーを貰うことになると思います。その一方で、今学校では4月に向けた準備も着実に進めています。例えば新入生向けの冊子「入学のしおり」の最終校正をしています。来年2月2日には推薦に基づく選抜の合格発表がありますので、その日には配布する冊子となります。そこには3月25日の入学説明会や4月7日の入学式の案内も記載されています。このように学校は年度末から新年度に向けた準備に忙しく動いています。未来の仕事に触れることは毎回ワクワクします。有難いことです。

12月17日(金)農産物の輸出が初の1兆円を超えました

本校は探究の授業で内閣府のビックデータを使って地方創成についてグループ研究しています。本日の朝刊では農産物の輸出が初の1兆円を超えたとの記事がありました。地方の特産品が世界に広まったことに喜びを感じています。日本酒などはかなり脚光を浴びているようです。外国に行って思うことは日本のコンビニエンスストアの商品が1級品であることです。当然デパートなどに並ぶ食品は絶品です。政府はこれまで以上に日本の農林水産物をもっと世界に紹介する事業を拡充して、地方の産業を元気にしてほしいと思います。探究でも生徒達はそのことが重要と指摘しています。

12月16日(木)放課後に学年別の合唱祭リハーサルがありました

昨日一昨日と放課後に学年別の合唱祭リハーサルがありました。先に1年生のリハーサルがあり、私の感想は「これじゃ2年生はプレッシャーだな」というものでした。素人目にも1年生の合唱は完成度が高いと思いました。しかし昨日の2年生リハーサルを見て心配は不要と思いました。声量が一段と高く太く、ハーモニーも美しく、私の心に響きました。調布北を目指す受検生の皆さんはこの先輩たちと一緒に学校生活を送りたいのだと改めて納得しました。合唱祭は12月20日武蔵野市民文化会館で開催します。音響効果抜群の会場で再度生徒の発表が聞けるかと思うと嬉しくなります。保護者の皆様にも配信にてご覧になれます。楽しみにして頂きたいと思います。

12月15日(水)最先端技術で世界と戦っている企業はたくさんあるのです

今朝のニュースではトヨタ自動車の記事が目に留まりました。日本を代表する世界企業の命運を賭ける判断に注目するのは日本の立ち位置が低下しているからかも知れません。世界のトヨタが沈んだら日本は・・・という感じなのかも知れません。しかし時価総額で日本の企業トップ10を見ると意外と知られていない(私が知らないだけですね)ような会社も複数あります。半導体の信越化学工業、モーターの日本電産、機械装置のキーエンス・・・。最先端技術で世界と戦っている企業はたくさんあるのです。テレビのワイドショーだけで頭を洗脳されないことも大事ですね。

12月14日(火)未だに江戸時代のような人権環境下にある人々も世界には多数います

今日は元禄15年に起きた吉良邸討ち入りの日です。大石以下47名の四十七士が有名です。この事件は仇討ち事件ですが、その背景には喧嘩両成敗がなかったことに対する怒りがありました。5代将軍綱吉が吉良側にも瑕疵があったとすれば・・・・と思うこともあります。実際、浅野内匠頭は即日切腹、浅野家は所領の播州赤穂を没収の上改易されるという過酷な処分を受けました。今日の学校に翻って語れば、事件が起きれば丁寧に聞き取りをして、双方の至らなかったところを反省させることに集中します。また不条理な懲罰を課すようなこともありません。時代が違うと言え、未だに江戸時代のような人権環境下にある人々も世界には多数います。人権尊重が普通の世界という時代が来るまでにはまだまだ道のりは遠いようです。

12月13日(月)初めての12月の合唱祭が楽しみです

本校の合唱祭は12月20日に開催いたします。例年7月実施の合唱祭でしたが、今年はコロナ禍で7月の合唱祭は3年生のみが在校生を前に発表する形で終えていました。1年生と2年生は先輩の合唱を聞き、改めて自分たちの発表の場を確保してほしいとの要望が上がりました。3年生が後輩に託した想いを引き継いでくれたことを嬉しく思います。今日も感染対策を講じて生徒は合唱練習をしています。校舎に歌声が響くとこは素敵なことです。初めての12月の合唱祭が楽しみです。

12月10日(金)今日は世界人権デー(Human Rights Day)です

今日は世界人権デー(Human Rights Day)です。1948(昭和23)年のこの日、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されました。学校が人権教育の基礎を構築することは当然のことです。今月は教員研修も実施されますが、この話題を扱いたいと思います。福岡県の高校生が自身の起立性調節障害の病状を描いた映画を自主制作して大きな話題になっています。この高校生がインタビューで一番辛かったのはという質問に、学校で先生に掛けられた言葉だったと吐露しています。教員の人権感覚は絶えず磨いていかねばならないと改めて痛感しました。研修ではそのことを浸透させたいと思います。

12月9日(木)放課後の教育活動も充実しています

昨日、期末考査が無事に終了しました。今日から通常授業です。放課後には本校に配置されているデジタルサポータが講師となる生徒ICTサポータ講習会が開かれます。プロジェクター接続や電子ペン・書画カメラの使い方などを生徒に指導します。授業などで機器トラブルが発生しても先生の補助が可能となります。生徒の情意に感謝です。また、同じ時間帯にダンス雑誌ダンスクが主宰する講習会も本校で開かれダンス部生徒が参加します。放課後の教育活動も充実しています。有難いことです。

12月8日(水)主観的願望を客観的事実にすり替えていった歴史の結果でした

今日は真珠湾攻撃から80年となる日です。昭和16年12月8日日本時間の午前3時25分に第一次攻撃隊183機が発進し、1時間後には第二次攻撃隊167機が発進しました。合計350機がパールハーバーを襲撃して太平洋戦争に突入しました。1931(昭和6)年の満州事変から戦争が始まったと考えてよい日中の戦いは遂に破滅に向かって進んだのです。主観的願望を客観的事実にすり替えていった歴史の結果でした。日本にクリティカルシンキングがなかったことが大きな瑕疵でした。歴史から学ぶことはたくさんありそうです。

12月7日(火)校長だより第49号を本日配布します

校長だより第49号を本日配布します。今回は新たな年を見据えて『戦略と戦術』について記載しました。似た2つの用語の違いを説明して、新たな年の目標達成を生徒に具体的に描いてほしいと思います。本日は定期考査の3日目です。生徒は手に資料や冊子を持って、それを確認しながら真剣な眼差しで登校しています。適度な集中力を維持する生徒を感心して見ています。しかし、この定期考査の後の過ごし方が重要です。戦略を叶える戦術を地道に履行してほしいと思います。

12月6日(月)学校の多様化は文化の豊かさを示す物差しになっています

今日はエジソンが世界初となる蓄音機を発明した日です。1877(明治10)年の今日でした。エジソンの三大発明とされる蓄音機はフィラメント電球(白熱電球)、キネトスコープ(映写機)と共に現代にまで続く技術革新の第一歩になりました。広く知られたとおり彼は学校教育に馴染めなかったので自宅で独学をしました。好奇心の塊だった彼を受け入れる余地のない学校という原型の姿は今も変わりないようにも思います。しかし、幸い現代は学校のスタイルは多様化しています。エジソンも通ってくれそうな学校が増えたことが救いです。学校の多様化は文化の豊かさを示す物差しになっています。もっと豊かになってほしいと思います。

12月3日(金)奇跡の連続に感謝です

今日から2学期期末考査が始まります。生徒の中には朝早くから登校して自習室や図書館で勉強している仲間たちがいます。少し寒い朝ですが、校舎に入ると空気が温かく感じます。今朝は山梨県で連続して地震が発生していますが、もしも外に避難したらと思うと室内の温かさが身に沁みます。何もかも当たり前と思わないことが大事だと思う瞬間です。生徒も適度な緊張感の中で無事に考査に挑めることに感謝してほしいと思います。当たり前の日常が繰り返されることはある意味奇跡でもあると思います。奇跡の連続に感謝です。

12月2日(木)担任2名が沖縄実踏で出張しています

コロナ禍で本校では修学旅行が2連続実施できない状況に至っています。本来ならこの2年間に台湾修学旅行を予定していましたが、現状では海外修学旅行の再開は目途も一切立たない状況です。この中で現2年生は目的地変更に加えて2度の延期を経て、来年の4月に沖縄での修学旅行を計画しています。昨日から今日にかけて担任2名が沖縄に実踏で出張して現地確認をしています。食事の会場や部屋の状況など細かに確認をしています。1月には講演会を企画して、沖縄ガイダンスも受けます。オミクロン株が通常のワクチンで対応できることを祈る毎日が続いています。

12月1日(水)英語でDecemberは「10番目の月」という意味です

今日から12月です。日本では旧暦12月を「師走」「極月(きわまりづき)」と呼んできました。英語でDecemberは「10番目の月」という意味です。紀元前46年まで使われていたローマ歴が3月起算となっていたので10番目となっていました。歴史の話をもう1つ加えると明治時代に日本が太陰歴から太陽暦に変更した際に政府は年末の給料を削減するために明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日としました。12月の最初の授業ではこんなアイスブレークを使って授業をしていたと思い出しました。20年も前のことはよく覚えています。生徒達の若い頭脳を羨ましく思いますが、加齢も素敵だと日々発見に努めています。

11月30日(火)今日の放課後にケース会議を開きます

今日の放課後にケース会議を開きます。3年生の模試結果を受けて受験大学の選択が妥当かどうかを意見交換する会議です。今回は10月の模試結果を主に見て検討します。私の手持ちの資料では今年は難関国立大学への希望者が増加しています。その余波で前期入試の首都圏の国公立大学が少し入り易くなる傾向があるようです。都立大学などを狙う生徒にとっては朗報です。本日のケース会議では後期日程での受験先を確定して、前期日程で挑む大学・学部が適正か見ていこうと思います。大学受験への準備も佳境に入ってきました。

11月29日(月)今南アフリカ現地に入ろうとする医療者に深い敬意を表します

新型コロナウィルスの新たな変異株が確認されました。南アフリカなどで確認された新変異株は早くもヨーロッパ諸国でも確認されています。WHOは世界に厳戒を命じるような感じです。こんな時に世界を救っている組織の1つが1971年にフランスで設立された国境なき医師団だと思います。民間の非営利の国際団体です。9割以上が民間からの寄付で成り立っています。今年で設立50年となりますが、紛争地や自然災害だけではなく、このような危機にも活動しています。東日本大震災の際も世界が日本から逃げ出す時に、日本に入って活動しました。今南アフリカ現地に入ろうとする医療者に深い敬意を表します。

11月26日(金)地図帳は飽きることない魔法の手引書です

東京は快晴が続いていますが、北海道からは雪の便りが届いています。机にいつも置いてある地図帳で北海道の大雪となった朱鞠内周辺を見ました。地図を見ているだけで景色が浮かんできます。地図は学習の宝庫です。例えば峠の名称を見るだけでも勉強になります。三浦綾子氏の代表作にもある塩狩峠は天塩川と石狩川の分水界から名前が付けられました。似たような峠で日高山脈にある狩勝峠は石狩地区と十勝地区の境界にあることから名称になりました。地図帳は飽きることない魔法の手引書です。

11月25日(木)2月の探究発表会に向けて論文のまとめ方や発表時の段取りを説明しました

2年生は本校で初めて探究学習をスタートさせた学年です。昨年はグループで内閣府が実施する地域創生事業に参加し、自らが選択した町の可能性をデータから探究しました。今年は個人研究でゼミに分かれて課題探究をしてきました。昨日は体育館に集まり、2月の探究発表会に向けて論文のまとめ方や発表時の段取りを説明しました。各自の探究リポートは学年の成果集にまとめることも周知し、後輩の道しるべになることや、自らの大学進学に活用することも説明しました。生徒は探究のパイオニアとして改めて探究の意義と自覚を高めたことと思います。1年生も先輩の背中を追って探究学習に励んでいます。好循環を生み出す生徒達が頼もしい限りです。

11月24日(水)今日はダーウィンが『種の起源』を出版した日です

今日はダーウィンが『種の起源』を出版した日です。1859年のこの日、イギリスの自然科学者であったチャールズ・ダーウィンは全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて自然選択プロセスを経て進化したと記載しました。この進化論は当時考えられていた生物学の根本となる宗教的信念を否定しました。江戸の末期、ダーウィンは世界にアカデミックなショックを与えますが、今でもアメリカのキリスト教世界では進化論を受け入れていない一団がいることも広く知られています。この事実を見るだけでも(長い歴史を紐解くともっと事例がありますが)、現在のデータサイエンスの社会に背を向けて自然に帰る人々もいるように思います。正に本格的な多様性がこれから始まっていくような予感がします。

11月22日(月)本校にはダンス部のような素敵な部活動が沢山あります

先週末の学校説明会には予約いただいた皆様にご列席いただき誠に有難うございました。会の冒頭にはダンス部のパフォーマンスが披露されました。最後のところで音源が切れるアクシデントがありましたが、その際に誰一人止まることなく規律あるリズムを刻む生徒の姿には感動しました。一糸乱れず完璧な演技をする生徒の姿を見て、受検生の多くがダンス部に加入するのではないかと思いました。本校にはこのような素敵な部活動が沢山あります。高校3年間を勉強と特別活動で満喫できる学校です。4月にまた皆様とお会いできることを楽しみにしています。

11月20日(土)大谷選手が満票でア・リーグの最優秀選手に選ばれました

大谷選手が満票でア・リーグの最優秀選手に選ばれました。彼のコメントで圧巻だと思ったのは「選手としてこれからピークを迎える今後5年から7年くらいがもっともっと勝負じゃないかと思う」という発言です。更なる高みを目指して精進したいと考えているのです。凄い内面世界を持っていることに敬服します。また、アメリカ社会の透明性にも敬服しています。アメリカ社会には根強いアジア蔑視の傾向もあると聞きますが、明確な数字を挙げた大谷選手を忌避することはありませんでした。個人的にはコロナ禍であっても毎朝届く大谷選手の活躍で何度も心を温かくしてもらいました。大谷選手有難うございました。

11月19日(金)今日は夕刻に天体ショーが見られそうです

今日は夕刻に天体ショーが見られそうです。皆既月食に近い部分月食が楽しみです。月食は地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象です。東京の月の出は午後4時27分で、食の最大は午後6時丁度の予測です。天体ショーというと深夜におよぶ場合もありますが、本日のショーは皆が体験できる時間帯で嬉しいことです。時には視線を空に移すことで心が軽く感じることがあります。天の配剤に感謝したい気分です。

11月18日(木)難しい連立方程式を解くことが日本の豊かさにつながると思います

今日はボジョレーヌーボー解禁の日です。ボジョレーはフランスのブルゴーニュ地方(パリとリヨンの間に位置します)の南部の地区を指します。解禁日は以前11月15日と指定日でしたが、土日や祝日になると運送がストップするお国柄から11月の第3木曜日の午前0時と決められ、今年は今日がその日に当たります。もしこれが日本だったら11月15日のままだったように思います。日本の物流は365日休みなく動いているからです。お馴染みの宅配サービスは究極の日本的サービスと言われています。これが良いことなのか時には立ち止まって考えることも大事かも知れません。働き方改革の観点で言えば大きな批判を受けるサービスなのかも知れません。日本式のサービスも残しながら働く人も大事にする仕組みを考える・・・このような難しい連立方程式を解くことが日本の豊かさにつながると思います。

11月17日(水)最近は人材ではなく人財が一般に使用されます

生徒会の生徒が昨日校長室に訪ねてくれました。訪問目的は今月実施する避難訓練を有意義にするために、講評のあとに生徒会が登壇するとのことでした。そこでICT機器を使ってクイズ形式の防災情報を共有する時間を持ちたいとのことでした。具体的には先生6名が生徒会作成のクイズを読み上げて正解を伝える企画のようです。私もその読み上げの一員に指名されました。有難いことです。調布北は生徒会主導で様々な学校行事を工夫して開催しています。調布北は生徒が宝です。調布北は人財の宝庫です。因みに最近は人材ではなく人財が一般に使用されます。正にそのとおりだと思います。

11月16日(火)校長だより第48号を本日配布します

校長だより第48号を本日配布します。今回は日曜日に古い手帳を見る機会があって、その備忘録に記されていた言葉をヒントに私の雑感を稚拙に記載しました。また文化部のインターハイと呼ばれる『とうきょう総文2022』の成功に向けて、本校生徒も貢献していることも紹介しています。今年も残すところ1か月半となって一機に年末モードに突入した感があります。しかし、一日一日を大切にしていかねばなりません。幸い生徒達に浮かれた雰囲気は見られず、気地道に着実に高校生活を送ってくれているようです。有難いことです。

11月15日(月)今日は平安時代に始まったとされる七五三の日です

七五三は11月15日に氏神様(地元の神社)にお参りして、子供の健やかな成長と幸福を祈願する行事です。平安時代に始まったとされる七五三です。三才は髪置き、五才は袴着、七才は帯解きの儀式をそれぞれしていたことが、そのまま継承されています。昔は子供の死亡率が非常に高かったため、このような節目に祈願をしたと言われています。子供を想う親心は昔も今も変わりません。最近は親心が大学の入学式や会社の入社式にまで同行するまでになっているようです。子供は成長してくると時としてそのことが煩わしいと思うものですが、私ぐらいの歳になると感謝の気持ちに変わってきます。蒔いた種は変遷を経て小さな花を咲かすものだと思います。親は子供を心配するのが仕事で良いと思います。その表明方法が黙して語らずであれば一番かもしれませんが・・・。

11月13日(土)心にも栄養が大事です

今日は土曜授業で学校は通常の朝を迎えています。好天で多くの方々が久方振りに行楽に出かけるのではないかと思います。私はこの週末を久しぶりに映画館に行ってみたいと思っています。新聞を見ると映画『梅切らぬバカ』の紹介がありました。キャッチコピーに「一緒に笑って、たまに怒って涙して。このありふれた毎日が宝物です」とあります。寄り添う親子が心を温めてくれるようです。コロナの時期は映画館に行くことも出来ませんでした。心にも栄養が大事です。生徒達にも時には癒しの時間を設けてほしいと思います。

11月12日(金)次年度の新入生から制服はⅠ型とⅡ型になります

次年度の新入生から制服はⅠ型とⅡ型になります。Ⅰ型の下はズボンです。Ⅱ型の下はスカートに加えてズボンもあります。次年度はこの2つの制服から合格した生徒自身に選択をしてもらいます。在校生についても4月以降に追加購入が可能となります。これまでのコンクリートされた価値観を緩やかに改めていく象徴にもなると思います。多様性が重視される新しい時代に私の頭が追いついていくのか不安もありますが、不易と流行を意識して質の高い学校生活創造に努めたいと思います。

11月11日(木)ガソリン価格の上昇が続いているようです

ガソリン価格の上昇が続いているようです。背景には明確なエネルギーシフトの潮流があるようです。将来的な不安もあって産油国は増産に応じていないようです。最近は化石燃料がすっかり悪役となっています。しかし、その一方で化石燃料に頼っている現状はある意味コミカルと映るようにも思います。天気予報ではこの冬はラニーニャ現象で寒い日が多くなるとのことです。灯油の価格が高止まりでは、この冬は厳しいものになります。人間は自分のごく狭い世界の出来事に捕らわれて一喜一憂する傾向がありますが、時には大きな社会の潮流が自分を直撃することを知るべきとの警鐘かも知れません。生かされている命を時には俯瞰して見ることは大事だと、このガソリン価格の上昇は教えているようにも思います。

11月10日(水)電気通信大学と高大連携でご支援いただいています

本校は電気通信大学と高大連携でご支援いただいています。希望する生徒は大学の研修室に入り教授の指導を受けて深い学びに接しています。今月末に開催されるサイエンスフェア科学の甲子園でもこの成果を生徒がポスター発表で参加します。また、本校2年生が実施している探究学習の個人研究にも電気通信大学の学生さんが来校して指導助言を受けることになっています。有難いことです。今後文系志向の生徒にも大学のゼミに参加できるように日本大学の文理学部と高大接続の締結をする予定です。今後も学びの環境を整えて生徒の飛躍を応援したいと思います。

11月9日(火)今日はベルリンの壁が崩壊した日です

今日はベルリンの壁が崩壊した日です。1989(平成元)年のこの日、ドイツの西ベルリンを囲んでいたベルリンの壁が取り壊されました。これが東西ドイツの統一や東欧の国々の民主化、そして冷戦の終結のきっかけとなりました。ドイツのメルケル首相は東ドイツの人でした。彼女の冷静沈着な政治姿勢は東世界で獲得したスキルだったように思います。私はベルリンの壁が崩壊することもソ連が崩壊することも想像すらできませんでした。歴史から学ぶことは多岐にわたりますが、そこから近未来学者になることは出来ません。辛うじて未来における禁じ手を見出すことしか出来ないのかも知れません。しかしそれでも歴史だけが私たちに与えられている教材なのだと思います。学ぶことはエンドレスだと改めて思います。

11月8日(月)意図的・計画的な情報モラル教育を準備していきたいと思います

東京都では次年度より都立高校に入学する生徒の皆さんに全員端末を購入してもらうことになっています。日曜日の新聞には小中学校で学習端末によるトラブルが続出しているとの記事が掲載されていました。特にいじめに関するトラブルが顕著とのことです。情報モラル教育が整わない状況での導入が背景にあるように思います。新たな情報時代に向けて、日本に時間的な猶予がないことから、一機に導入しなければならない事情もあったと思います。都立高校生の端末導入では情報モラル教育の徹底を図って進めなければならないと思います。意図的・計画的な教育を準備していきたいと思います。

11月7日(日)今日は多摩地区の都立合同説明会の日です

暦の上では今日から立冬です。そう聞くと、連想するのがシクラメンやポインセチアとなり、一気にクリスマスの季節に飛んでいきそうです。確かに日の出も今日の東京は午前6時7分で、早朝は真っ暗でした。季節の移ろいを肌で感じます。今日は多摩地区の都立合同説明会の日で、都立立川高校がメイン会場で開催されます。しかし、今年はコロナの感染防止対策として、分散を目的に各学校でも個別相談会を実施することになっています。そうなれば参加は自由かと思いきや、残念ながら事前登録制になっており、受検生の皆様に自由に参加していただくことが出来ません。皆様に心苦しい限りです。次年度は本来のコロナ前の合同説明会に戻ることと思いますが、今年も受検生の皆様にお詫びすることばかりです。本当に申し訳ございません。

11月6日(土)大学受験できる幸せを噛み締めて臨んでほしいと思います

今日は希望者参加の土曜講座の日です。各学年が設定した講座を多くの生徒が受講します。3教科が軸ですが、高校3年生には理数の講座もあります。今朝も朝6時40分から自習室を開けました。登校する生徒は講座受講前に自習室を活用しています。今朝は勉学の秋に相応しい好天で、清々しい気分になれます。朝を征するものが受験を制すると言います。この時期から高校3年生は朝型に生活を切り替える必要があります。大学受験できる幸せを噛み締めて臨んでほしいと思います。

11月5日(金)プロ野球で新たな監督発表がありました

プロ野球で新たな監督発表がありました。北海道日本ハム球団の監督は新庄さんになりました。派手な衣装で登壇し、ニュースでも大きく扱われています。日本人は真面目で謙虚な国民性だと思いますが、プロ野球にこのようなキャラクターの監督が登場するとワクワクします。新庄さんは現役時代ずば抜けた身体能力で大活躍した選手です。彼はその能力に加えて自分の立ち位置を自己プロデュースできる能力も保持しています。日本を明るくすることに一生懸命になっている姿に好感を持ちます。日本のプロ野球監督の多様性を嬉しく思います。

11月2日(火)ダンス部や音楽部が合同で発表会を開催します

ダンス部や音楽部が合同で発表会を開催します。今年の文化祭は緊急事態宣言下で実施しました。よって本来なら舞台発表してきた文化部の生徒達は発表の場を失うことになりました。そのリベンジのために生徒達が自発的に動き、各方面の調整をして遂に11月9日(火)放課後に発表の場を持つことになりました。事前の練習時間やリハーサルの時間も設定して手作りの会を開催します。生徒達の頑張りを何より評価すべきですが、先生方の理解もあってのことです。生徒達にはこの経験を活かして今後もコミュニケーション能力を高めて、ゼロから1を生み出すことに挑戦してほしいと思います。

11月1日(月)今年も残り2か月です

今日から11月です。今年も残り2か月です。コロナ感染者が激減して年末に向けて明るい気分になっているのが嬉しいことです。学校では感染対策を維持して通常の教育活動を進めていきたいと思います。先週末の学校説明会も大勢の皆様に来校いただき無事に開催できたことに安堵しています。来校されたお客様のアンケートではボランティア生徒の細やかな動きを褒めていただく意見が多く、本校の良さをアピールできたと思います。11月7日には都立立川高校での合同説明会と本校での個別相談会が開催されます。既に予約されたお客様が対象になりますが丁寧に学校の良さをお伝えしたいと思います。

10月30日(土)立て込んでいる土曜日ですが1日を豊かにしたいものです

今日は土曜授業で午前中は保護者対象の授業公開、そして午後は予約したお客様対象の学校説明会です。今日は秋の行楽日和に相応し好天です。私はこんな時は地図の旅を楽しみます。今日は姫路から津山を抜けて新見まで行く姫新線の旅でも想像します。この鉄路を「きしんせん」と読める人は鉄道好きな人です。中国山地に沿って進む線路をイメージするだけで旅気分です。最近はローカル鉄道が続々と廃線になっています。新見から先の芸備線に乗れば広島県の三次に行けますが、そこから日本海沿岸の江津に抜ける三江線は廃線となりました。立て込んでいる土曜日ですが、一瞬でも旅気分を味わって1日を豊かにしたいものです。

10月29日(金)理数委員会主催の放課後ゼミを開催しました

昨日、理数委員会主催の放課後ゼミを開催しました。今回の講師は株式会社ロッテからお招きしました。食品の研究室の様子や商品開発の流れなど大変興味深い内容でした。お土産に講師の先生が開発したロッテのガムも頂きました。理数の世界に多くの女子が活躍できるように様々な取り組みが展開されていますが、現役で確かな遣り甲斐をもって働く講師の先生の姿が何よりの刺激となりました。参加した生徒は大満足の様子でした。有難いことです。

10月28日(木)世界を相手に挑む若者が日本にたくさんいることが大事だと思います

芸能界のことは疎い私ですが、韓国勢の世界進出が物凄い勢いであることは把握しています。昨年韓国の男性ヒップホップグループBTSが、アメリカのビルボードでビートルズ以来の「2年以内に4枚のアルバムが1位」という記録を達成しています。これに続く韓国勢のグループも続出しています。日本は韓国と異なり、国内市場がそこそこ大きく国内だけでやっていけることが逆効果になっているようです。これは日本の若者の内向き志向にも繋がっているように思います。世界を相手に挑む若者が日本にたくさんいることが大事だと思います。コロナで外に出られない時期ですが、海外に自由に往来できるようになったら、本校でも海外語学研修や海外修学旅行を再開したいと思います。

10月27日(水)今日は松陰忌です

今日は松陰忌です。彼は安政6年(1859)の今日、伝馬町牢屋敷で刑に服しました。彼の弟子は明治の指導者になった者たちばかりで有名ですが、彼自身の師と言えば佐久間象山が有名です。僅か29年の生涯を猛烈なパッションで走り抜けた人だったと思います。彼は数々の言葉を残していますが、私が一番印象に残っているのは『百年一瞬耳(百年は一瞬のみ)意味は百年の時は一瞬にすぎない。君たちはどうかいたずらに時を過ごすことがないように』です。小説では司馬遼太郎先生の『世に棲む日日』や山岡荘八先生の『吉田松陰』などを読みました。とても真似できることではありませんが、前に向かって進むことの美学に今も心が喝采をあげています。

10月26日(火)今週末は本校の学校説明会です

今週末は本校で今年初めての学校説明会を開催いたします。当日は電子予約で200組400名様にご参加いただくことになっています。予約開始3分で満席になったと聞いて安堵と申し訳なさが錯綜した思いになりました。本校に期待する受検生の皆さんには感謝しかありません。本校は施設が老朽化しています。しかしそこに集う生徒達が学校を活性化してくれています。当日も本校薙刀部の生徒がリズム薙刀を舞台で舞います。また、案内や説明に生徒が参加してくれます。このような当日にボランティア参加する生徒に高校生活について質問することも有意義だと思います。天気予報では週末は晴のようです。有難いことです。

10月25日(月)第6波がないことを祈るのみです

東京都ではリバウンド防止期間を終えて、本日から段階を経ながら通常の教育活動に向かっていく初日を迎えました。本校では部活動はこれまで午後5時30分までとなっていましたが、活動時間を午後6時までとします。ただし延長は認めない時間管理で実施します。また、本日から宿泊を伴う活動も感染対策を万全にして可能となりました。修学旅行も実施可能です。ただしこの時期に修学旅行を実施する都立高校は皆無だと思います。キャンセル料の支払いを避けるため、この時期の旅行は延期か中止を選択していたからです。恐らく本格的に始動するのは1月からだと思われます。第6波がないことを祈るのみです。

10月22日(金)本日校長だより第47号を配布します

本日校長だより第47号を配布します。今回は歴史の教訓から学ぶことについて記載しました。20世紀の歴史を紐解いてみると、歴史の教訓を活かすことは簡単ではないこともいくつかの事例で明確になっています。人間の業の深さが伺い知れるのかも知れません。しかし、未来を描くに当たり過去に学ぶことが重要であることに変わりはありません。ブロック経済を誘発したアメリカの1930年のストーム・ホーリー法の誤りや、ヒトラーを止められなかった1938年のミュンヘン会談の失敗は有名ですが、何と言っても戦争の道に突き進んだ日本の戦前の昭和史から学ぶことが大事ですね。

10月21日(木)秋の夜長に本を読むことは最高の贅沢だと思います

今日は志賀直哉の忌日です。1971(昭和46)年の今日亡くなっています。短編の『城の崎にて』が今でも鮮烈に印象に残っています。怪我の後養生に城崎温泉に訪れ、一匹の蜂の死骸に寂しいが静かな死を読み取ることから始まり、様々な動物たちの死と生きている自分について考えます。そして生きていることと死んでしまっていることが両極ではなかったとの感慨に至ります。心境小説は読む時期によって感じ方が微妙に変化するのが不思議です。しかし、生きていることに漠然たる不安を抱く青春の時期に、このような捉え方を学ぶことは重要です。秋の夜長に本を読むことは最高の贅沢だと思います。生徒も定期考査が終ったら読みたい本があるのだと思います。とても良いことですね。

10月20日(水)中間考査で生徒は適度な緊張を楽しんでいるようです

中間考査で生徒は適度な緊張を楽しんでいるようです。朝の登校風景を見ても淡々としています。朝早くから自習室で勉強している生徒は午前7時前から登校してきます。時差登校という意味でも効果的で、一石二鳥の早朝効果です。今日は考査期間を利用して午後にはリスニングテストも実施します。これは2月の学力検査に向けた準備です。この時期から入学選抜が本格化します。皆様ご存じのとおり新たに入学する生徒からは新学習指導要領が適用されて新たな科目を学びます。また都立高校では新入生から全員が端末を購入してDX時代対応の学習をスタートさせます。不易と流行を使い分けて都立高校は教育活動を展開します。時代が変わっても今朝登校している爽やかな生徒達同様の生徒を育成していきたいと思います。

10月19日(火)今日から衆議院選挙が始まります

今日から衆議院選挙が始まります。都立高校では主権者教育も実施していますので、高校3年生で満18歳になっている生徒には投票を勧めます。また、以下の行為は公職選挙法で禁止されていることを指導しています。例えば満18歳未満の生徒が、満18歳以上の生徒に対して、支持する特定の政党や候補者への投票を依頼することは違反です。また満18歳未満の生徒がSNSを利用して選挙運動をすることも違反です。最近はSNSが発達していますから、電子メールを利用して選挙運動をすることや政党や候補者から自分宛てに送られた投票依頼のメールを転送することも違反であることを指導します。学校では主権者教育も重要な課題になっています。時代は変わりましたね。

10月18日(月)いつの日か監督として二人が覇権を競う日もあるでしょう

一昔前の高校野球で一世を風靡した二人のヒーローが、本日の新聞紙面のスポーツ欄に載っています。一人は日本ハムの斎藤投手、もう一人が楽天の田中投手です。決勝戦で二人が熱闘を展開した映像がまだ記憶に残っています。紙面を見るたび感慨一入です。斎藤投手は昨日引退前の最後の登板を果たしました。彼の11年間のプロ生活は苦悶の連続だったようです。一方田中投手は輝く球歴を重ねて日本に凱旋しましたが、昨日は8敗目を喫しました。田中投手にも選手生活の終わりが迫っているようです。私はこの二人のこれからが楽しみです。いつの日か監督として二人が覇権を競う日もあるでしょう。人間の苦労に無駄がないことを証明してくれるであろう二人のヒーローのこれからに期待しています。

10月15日(金)グッドトライ・文理両眼の都立調布北で皆さんの青春を謳歌してください

東京都教育委員会は昨日来年度の都立高校の募集人員を発表しました。今年も全日制の普通科では男女ごとに定員が設定されています。しかし定員の9割を男女別に合否判定をしたあとの残り1割は得点順に合格させる緩和策があります。また学級増も32校で33学級となっています。受検生の皆さんに安心して都立高校を選んでほしいと思います。因みに本校の募集人員は男子123名、女子113名の合計236名です。グッドトライ・文理両眼の都立調布北で皆さんの青春を謳歌してください。

10月14日(木)サッカーワールドカップの話題が盛んです

オリンピックの話題で満載だった夏が終わり、秋になったら今度はサッカーワールドカップの話題が盛んです。日本の苦戦は予想外でした。一昔は出ることが夢の時代もありましたが、今や出るのは当然の空気です。その風潮の中での苦戦です。選手も大変です。B組はサウジアラビア4連勝で1番は固い感じです。残る1枠を巡ってオーストラリア、オマーン、そして日本が競う感じです。B組3位になるともっと凄いサッカー強国とプレーオフになります。例えば南米5位の国と当たるようだと、今の成績ではコロンビア辺りが相手になります。眩暈が起きそうです。やはり勝つべき時に勝つことですね。勉強もやるべき時にやっておくことと一緒のようです。

10月13日(水)今日も朝から自習室は満杯です

東京都の新型コロナ感染者数が連日2桁になっています。ここまで抑制できることは嬉しい誤算だと思います。ワクチン接種も1回を終えた人が75%になった模様です。経口薬が市中に出回るのも年内との報道もあります。長いコロナとの闘いに収束が見えてきたようで嬉しいです。本校では12月に1年生と2年生の合唱祭を延期して開催する予定です。日常の学校生活が取り戻せる感じになってきました。合唱は正に歓喜の歌になりそうです。学校は昨日から考査1週間前で生徒は勉強に集中しています。今日も朝から自習室は満杯です。図書館や教室で勉強している生徒もたくさんいます。天候は雨でも学校内は快晴といった感じです。有難いことです。

10月12日(火)今日はコロンブスデーです

今日はコロンブスデーです。1492年の10月12日にクルストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到達しました。この日をお祝いの日とするグループと、そうでない一団がいることはよく知られていることです。アメリカ合衆国でも対応は様々です。例えばサウスダコタ州では「ネイティブアメリカンの日」として観点を代えて休日としている場合もあります。支配する側とされる側では見えることが全く異なってきます。歴史教育では本来このような多様な見方を生徒自身が身に付けていくことが目標の1つでした。新たな学習指導要領ではこの観点を重視しています。暗記だけすれば何とかなるとされてきた歴史教育が大きく変わってきたことは喜ぶべきことだと思います。

10月11日(月)修学旅行の再延期を決定しました

修学旅行の再延期を決定しました。本校では例年台湾修学旅行を2年生の秋に実施してきました。しかし新型コロナの影響で国内修学旅行の沖縄に切り替えて延期を決定してきました。その時期は1月でした。しかし緊急事態宣言解除となっても宿泊を伴う学校行事の実施に許可が降りず、今回再度の延期を決定せざるを得ない状況に至りました。この再延期には保護者の皆様のご理解、そして契約旅行業者の尽力が必須となっていました。お蔭様で旅行業者の手当てが整い、来年の4月実施が可能となりました。10月9日の保護者会でこの件をご報告して曲げてご了解を頂くことになりました。保護者の皆様、そして生徒の皆さん、何度も学校行事を延期することを深く深くお詫び致します。学校は何としても生徒の期待に応える修学旅行を実現する覚悟です。どうか甘受ください。

10月9日(土)保護者会が有意義な時間となることを願っています

本日は土曜授業の日です。放課後には高校2年生と1年生の保護者会が同時開催されます。オンラインで参加の保護者の皆様もいらっしゃいます。コロナ禍の中で制限が数多くある中で実施した文化祭の件などを報告します。また学習面の成果や課題についても触れたいと思います。更に高校2年生保護者会では修学旅行ついて報告をさせて頂きます。学年担任団からも学校で見せてくれる様々な場面で活躍する生徒の姿をお伝えすることと思います。貴重なお時間を頂いて開催する保護者会が有意義な会となることを願っています。

10月8日(金)文明が高度になることは危険も孕んでいること実感しています

昨夜東京で5強となる地震に見舞われました。東日本大震災以来の5強とのことです。朝になってもJRは運転再開になっていない路線があります。私が利用している京王線は始発から平常運転で安堵しました。学校に来て直ぐに校舎巡回をしましたが、異常はないようです。電気や水が当たり前に充足していることに慣れている私たちですが、このようなヒヤッとする瞬間に一時的にインフラが当たり前ではないと感じます。しかし、蛇口から水道水が出るのを確認すると安心して感謝も薄れていくようです。災害に対する耐性などが脆弱になっているようです。文明が高度になることは危険も孕んでいること実感しています。

10月7日(木)石橋を叩いて渡る日々が続きそうです

今日の午後は指導部の進学指導訪問があります。指導主事や教授が来校されます。これまで本庁では緊急事態宣言下のため、教育庁内でも禁足令が出ており学校訪問が出来なかったようです。宣言解除で緩和が進んだようです。しかし、依然として校長連絡会などはオンライン会議になっています。昨日は11月の校長連絡会もオンラインに決定したとの連絡が届きました。リバウンド防止期間が終わっても通常とはいかないようです。この状況で3学期に宿泊行事が解禁になるのかと案じるばかりです。石橋を叩いて渡る日々が続きそうです。

10月6日(水)今日は午後の授業で1年生と2年生は探究学習をします

今日は午後の授業で1年生と2年生は探究学習をします。2年生は各班(ゼミ)に分かれて個人研究の中間発表をします。KJ法を用いて、より一層研究を深化させるためのコメントを相互に交換し合う授業となります。1年生は大正大学から講師の先生をお招きして講演会に参加します。大正大学では本校の生徒と同じく内閣府の地域創成事業に参画して研究をしている学生さんがいます。その指導をしていらっしゃる先生から研究についてのアドバイスや手法についてご指導頂きます。本校では探究委員会の先生方の情意で意図的計画的な探究学習について様々な試行を重ねています。探究学習で生徒の力が開花していくのが楽しみです。

10月5日(火)2年修学旅行の1月実施が可能か瀬踏みをしています

2年修学旅行の1月実施が可能か瀬踏みをしています。緊急事態宣言は解除されましたが、東京都では10月1日から24日まではリバウンド防止期間となって、依然として宿泊を伴う行事は実施できない状況です。本校の修学旅行が実施できるかどうかは微妙な状況です。学校としては何としても生徒が修学旅行に行けるように最善を尽くしたいと思います。請負業者からの連絡では延期する場合はホテルのキャンセル料が3か月前から発生するので、判断は今日明日のうちにと連絡を頂いています。折しも10月9日(土)には2年生の保護者会があります。その場で正式な決定をお伝えしたいと思います。

10月4日(月)時間管理を意識して読書の楽しみも実感してほしいと思います

今週は土曜日までの6日間が授業日です。平常時程で生徒は勉強に集中します。明日はビブリオバトルの校内予選会もあり、読書の秋も本格化します。本校の図書館は民間委託で運営されており、担当する方々が協働して毎回素敵な装飾を施して生徒を本の世界に招いてくれます。講演会の講師などで外部からお客様がお越しになると図書館を真っ先に褒めてくれます。良書が沢山ある中で、生徒が出会う一冊がその人生を大きく変えることもあります。時間管理を意識して読書の楽しみも実感してほしいと思います。

10月2日(土)アラブ首長国連邦のドバイで万博が開幕しました

本日は土曜授業です。新聞を見ると、アラブ首長国連邦のドバイで万博が開幕したと報道されています。約200の国と地域が参加する国際博覧会です。2500万人の来場を見込んでいるとのことです。新型コロナウィルス感染の中で開催した東京オリンピック・パラリンピックの後のイベントとなり、大きな障害を感じることなく開催できたようです。テーマは「心をつなぎ、未来を創る」ということです。10メートル以上上昇する空中庭園などが人気のようです。来年3月までの開催期間に、日本からもたくさんの人がドバイに行けるようになれば社会の空気も大きく変化するように思います。

9月30日(木)新しい学校紹介ビデオを放送部が作成してくれました

新しい学校紹介ビデオを放送部が作成してくれました。総務部の先生が事前に教職員に画像を送ってくれました。演劇のようなスタイルで学校の様子を紹介しています。見事な出来栄えで驚いています。生徒の多感な感性と表現力に改めて敬意を表します。この学校紹介ビデオは10月6日以降に学校ホームページにアップする予定とのことです。是非多くの受検生の皆さんに視聴してほしいと思います。調布北で一緒に学べばお互いを高め合うことができると確信できるのではないかと思います。有難いことです。

9月29日(水)コロナで子供たちが失ったものを大人の責任で回復させてやることが重要だと思います

東京都の緊急事態宣言は明日をもって終了となります。良かったですね。今回はまん延防止も挟まない完全解除とのことです。しかし都からの指示では10月24日まではリバウンド防止期間となっていました。日本人の特性でしょうか。石橋を叩いて渡る感じです。俯瞰的にはそこまでする必要があるのかとの意見もあるようです。大人の事情で子供たちの世界が暗くならないよう努めなければならないと思います。皆で手を取り合って喜びも悲しみも分かち合うような教育を小学生などが出来ない状況となっていることを個人的に憂いています。コロナで失ったものを大人の責任で回復させてやることが重要だと思います。

9月28日(火)校長だより第46号を配布しました

昨日、校長だより第46号を配布しました。今回はこれからの普通科はどこに向かうのかというテーマで、近い将来に普通科は無くなる可能性が高いと記載しました。今年1月の中央教育審議会答申では今後の普通科は多様な方向性があると指摘しています。私もその答申の内容に賛同しています。3教科型入試で大学に合格した人数を掲げても、それは人材育成をしているとは言えない時代です。自分の足で立って、自分の頭で考えて、他者と対話することの大事さを探究学習などで育成していく必要があると記述を結びました。是非ご一読下さい。

9月27日(月)朗報が生徒達に届くのを一緒に待ちたいと思います

今日から再び生徒が登校することになります。1週間ぶりの学校対面授業の再開です。ニュースでは東京都の緊急事態宣言も10月1日から全面解除とのことです。待望の日が迫っている感じです。政治を司る方々は全面解除で再拡大が起きたら・・・と責任論を気にしているとの解説もありましたが、データが解除を促す数字を示しています。データに基づく解除であれば良いことだと思います。生徒達は宿泊を伴う学校行事についてどうなるのか注目しています。朗報が生徒達に届くのを一緒に待ちたいと思います。

9月24日(金)自宅学習のメリットを活かして週末を有意義に過ごしてほしいと思います

今週発売のアエラ9月27日号は巻頭特集が「ワンランク上が狙い目」となっています。「理高文低」と「手に職」が注目すべき傾向のようです。また、公務員志向や教員志望が増えているとの記載もあります。更に、この特集の後には「共通テストの難度が上がる」という特集も組んであります。大学受験生には押さえておきたい内容です。オンライン授業で本校生徒も気分転換に散歩に出ることもあると思います。書店があればこのような雑誌の記事をチェックする生徒もいるかも知れません。自宅学習のメリットを活かして週末を有意義に過ごしてほしいと思います。

9月22日(水)生徒が保護者から私宛の新聞切り抜きを届けてくれました

本校の校章は国蝶のオオムラサキです。本校三大行事もおおむらさき祭と称しています。先日本校の3年生が校長室に訪ねてくれました。お母さまから私宛の新聞切り抜きを届けてくれたのです。記事の内容は山梨県北杜市にある「オオムラサキセンター」で雄と雌の羽を併せ持つ珍しい1匹が見つかったとの内容でした。この数千万分の1の確率でしかない「雄雌型」を発見したのは長野県富士見町の高校生だったとのことです。高校生の探究心は凄いレベルにあること改めて実感しました。また、慌ただしい毎日の中で、このような情報を生徒を通して届けていただけることに安らぎも感じました。有難いことです。

9月21日(火)今週は原則全ての都立高校でオンライン授業をすることになっています

今週は東京都教育委員会の指示により、原則全ての都立高校でオンライン授業をすることになっています。本校でも本日と明日、そして24日の3日間がオンライン授業となります。いつもなら生徒が登校してくる時間ですが、今日は一人も登校していません。晴れ渡った空が妙に寂しく感じます。東京都のコロナ感染者数は激減しています。今後コロナの第6波がないことを祈りたいと思います。生徒の皆さん、今週は自律的な時間管理をして有意義な1週間にしてください。

9月18日(土)雨の日には雨の日の豊かさがある

台風14号の影響で調布市に洪水警報が発令されました。校内の規定により本日は自宅学習となります。学校周辺は少し雨が弱まっていますが、生徒には自宅学習をしてもらいます。来週の平日3日間は東京都の指導により全学年オンライン授業となります。次の生徒登校日は9月27日(月)となります。9月が急ぎ足で過ぎていく感じです。雨の中登校途中だった生徒もいると思いますが、安全第一で行動してほしいと思います。イレギュラーな1日になりましたが今日も楽しい1日を創造しなくてはなりません。雨の日には雨の日の豊かさがある。先人は自然に謙虚でありながら工夫を重ねてきた証の言葉です。豊かさを追求しましょう。

9月17日(金)調布北の生徒達もやがて多様な社会で活躍します

コロナ禍の日本を何度も心癒してくれた人と言えば大リーグの大谷選手ではなかったでしょうか。往来も出来なくなったアメリカで夢のような活躍をする彼に私も何度も清々しい気分を味わいました。今日のニュースでは疲労蓄積による右腕痛とのことです。毎日身体を酷使してシーズン後半を案じていましたが、少し心配です。しかし、44本のホームランに9勝という奇跡の記録を達成していても大谷選手は、それは過去のことだと言うように思います。若い人が絶えず未来を見据えている姿が眩しいですが、大谷選手はその象徴のような気がします。調布北の生徒達もやがて多様な社会でそんな存在になるように思います。楽しみです。

9月16日(木)平和を希求する社会であり続けることは変わりないよう祈りました

昨日自宅の部屋の本を片付ける傍らで偶然文藝春秋の2019年2月号の記事に目が止まりました。『2019年世界と日本の大予想』という記事です。これは新型コロナ拡大寸前の状況下での記事で興味を持ちました。読み直して近未来を占うことは難しいものだと痛感しました。どの記事も平穏無事に今日と同じ潮流が明日も続くということがベースにあり、その中で変化の兆しを指摘するものが多かったように思います。当然2019年2月段階で東京オリンピックの延期も想定外でした。一寸先は闇だということかも知れません。世界や日本の近未来が予測困難だとしても、平和を希求する社会であり続けることは変わりないよう祈りました。

9月15日(水)近い将来にこの日は積極的に学校教育に参画する高齢者の日であってほしいと思います

今日は老人の日ということらしいです。昔は敬老の日という名称で固定の祝日でしたが、法の改正により、敬老の日は9月第3月曜日となり、代わって9月15日は老人の日となったようです。言葉を曖昧にして意義を誤ることは危険なことですが、やはり老人という呼称はあまり気分の良いものではないようです。高齢者の方がまだ個人的には受け入れやすい気がします。因みに高齢者の定義は様々です。公的年金の受給資格を有する65歳以上を指すこともありますし、道路交通法では70歳以上を指します。前期高齢者と後期高齢者に分ける仕分けもあります。私の所感では、高齢者が経験値を活かしてベテランとして社会に貢献する日として世の中に定着すると良いと思います。例えば、近い将来にこの日は積極的に学校教育に参画する高齢者の日であってほしいと思います。

9月14日(火)良い体験をさせてもらっていること実感しています

今日は文化祭の振替で学校はお休みです。私も休養させて頂いています。平日なので端末にはメールが沢山届きます。昔なら出勤してメールの確認をするところでした。しかし東京都は3年前にリモート対応の端末を配備しており、今日は自宅で端末操作をしています。このようなコロナ禍になると、一段とこの配備が有難く感じます。時代はテレワークが通常になっていること間違いないようです。学校もBYODの時代を迎え、次年度入学生から一人1台の端末時代となります。少し前の私の頭では浦島太郎状態になりそうです。良い体験をさせてもらっていること実感しています。

9月13 日(月)補欠なき団体戦である大学受験の第4コーナーに生徒が入ってきます

今日は午前中に文化祭の後片付けをします。そして午後は各学年の行事が開催されます。高校3年生は共通テストの説明会及び激励会があります。昨日までの文化祭を大成功に導いた3年生は休むことなく次のミッションに挑みます。保護者の皆様には昨日クラッシーを使って各クラスの演劇の様子を配信しました。画面を通して我が子の成長を実感されたと思います。出演する生徒の裏ではその舞台を支えるスタッフとしてのクラスメイトがいました。本当に生徒はよく頑張りました。この達成感をエネルギーにして補欠なき団体戦である大学受験の第4コーナーに生徒が入ってきます。一人ひとりの成長が楽しみです。

9月12 日(日)本校の伝統も確実に引き継がれていきます

今日はマラソンの日です。紀元前450年のこの日、アケメネス朝ペルシャ軍が都市国家アテネを襲うためにマラトンの地に上陸したのを、アテネの名将ミルティアデスの奇策でこれを撃退しました。この勝報を伝えるべく兵士フェイディピデスが伝令となってアテネ城門まで走り「勝った」と伝えて絶命したと言われています。これが近代オリンピックの開催に際して、マラソン競技として採用されました。本日は本校文化祭の最終日です。コロナ禍で制限の多い中での開催でした。しかし、本校の3年生の劇は後輩に繋げる素晴らしい上演が昨日続きました。本校の伝統も確実に引き継がれていきます。有難いことです。

9月11日(土)高校生は協働の素晴らしさを表現しています

今日はアメリカで起きた同時多発テロから20年を経た日です。私は当時定時制勤務でした。夜の11時過ぎに自宅に帰りテレビのスイッチを入れた瞬間を今でも鮮明に覚えています。ワールドトレードセンターに旅客機が突っ込む映像でした。私は洋画でも放映しているのかと錯覚しました。あれから20年。世界は悲劇の連鎖を繰り返しています。関連死者は100万人と言われています。ジョン・レノンの『イマジン』を聞きたくなります。今日は本校の文化祭1日目です。生徒達は素晴らしい装飾で廊下を飾ってくれました。お客様をお迎えする意識で手抜き一切なしの出来栄えに感動します。憎しみ合うのも人間なら協働できるのも人間です。高校生は協働の素晴らしさを表現しています。

9月10日(金)本日は文化祭の準備日です

東京都の緊急事態宣言が9月30日まで延長されました。本校は東京都の指示に従い感染防止に引き続き努めていきます。ニュースでは11月以降に行動制限の解除が見込まれると放送されています。学校としては来年1月実施予定の修学旅行が実施できる可能性が出てきたと喜んでいます。生徒も修学旅行に期待を寄せています。10月には保護者会も予定されています。そこで朗報を伝えることが出来れば有難いことです。一喜一憂する毎日となりますが、こうやって心が鍛えられていると思えば、この日々も価値の高いものになります。本日は文化祭の準備日です。生徒は日々成長しています。

9月9日(木)文化祭パンフに以下の文を掲載します

皆が楽しみにしていた文化祭をコロナ禍の影響で大幅に縮小する事になりました。調布北に入学した皆さんの幸せな時間を奪ってしまったことをこの場を借りて深くお詫びします。申し訳ありません。しかし、この逆風の中で高校3年生は本校の伝統である劇を創り上げてくれました。今年は高校3年生の劇を次年度以降に繋げていくことでリベンジの準備をしたいと思います。高校2年生の皆さん、そして高校1年生の皆さん、バトンを繋いでください。どうかよろしくお願いいたします。毎日コロナのストレスに耐えて高校生活を送っている皆さんにとって、お願いごとばかりで恐縮ですが、今を凌いで進めばまた必ず道は拓けてきます。『人生最大の宝物は生きているということ。みんな既に手にしている』。生きていることでリベンジは可能です。次に繋げていくことが大事です。最後に石川啄木が皆さんと同じ年に詠んだ歌を贈ります。私はこの一首が好きです。『不来方(こずかた)のお城のあとの草に寝ころびて空に吸われし十五の心』。青春はほろ苦いくらいが丁度いいのかも知れません。皆さんには未来があるのです。

9月8日(水)東京大学の教授梶谷真司先生が来校されます

本日2年生は探究講演会を受講します。内容は文章の書き方講座になります。生徒が論文の書き方を学ぶことが趣旨ですが、分かりやすい文章の書き方も理解してもらいたいと思います。講師は東京大学大学院総合文化研究科の教授である梶谷真司先生です。ビックネームの先生に来校いただけることは光栄です。2年生は本校で初めて本格的に探究学習を始めた学年です。ここまでの生徒の頑張りに報いる講演会が実施できて嬉しく思います。コロナ禍でも本校では出来ることを模索して生徒主体の教育活動を創造しています。

9月7日(火)白露の朝を迎えました

白露の朝を迎えました。このコロナ禍でも朝の学校開放時間は変更せず、生徒は早朝から自習室に登校しています。2学期当初は時差登校にして、1時間目は9時から始まるようになっています。生徒は早朝に2時間以上学校で自習することも可能です。図書館も自習室として開放しているので、生徒は朝の学校を満喫しているようです。廊下の窓も教室の窓も朝一番に開放するので、新鮮な空気が美味しく感じます。今日もいい1日になりそうです。有難いことです。

9月6日(月)「What a Wonderful world」が歌われた瞬間が感動的でした

昨夜の東京パラリンピックの閉会式は多くの視聴者に感動をもたらしたと言われています。終盤にジャズミュージシャンのルイ・アームストロングの「What a Wonderful world」が歌われた瞬間がピークだったようです。この歌を作曲したボブ・シールはベトナム戦争を嘆いて創ったと言われています。日本語訳を見ると『木々は緑色に、赤いバラはまた私やあなたのために花を咲かせ、そしてわたしたちの心に沁みていく。何と素晴らしい世界でしょう』となっています。平和があってのオリンピックとパラリンピックであることを痛感しました。

9月4日(土)無線LAN工事が行われています

本日は土曜授業の日です。校舎では今週の水曜日から無線LAN工事が行われています。今日はその工事の最終日です。都立高校では昨年から工事が完了している学校もあります。本校ではこの工事を待望していました。新たなICT環境は11月ごろからスタートすると思います。遅まきながらこれでオンライン授業にも簡便に対応することが出来ると思います。次年度の新入生から都立高校でも一人1台の端末を個人負担で揃えるようになっています。先進国の日本ならこの動きは当然のことだと思いますが、ここからのスピードが問われてきます。今年度中には生徒からもICTサポート委員を募り、学校全体での取り組みにしていきます。

9月3日(金)来週は本校の文化祭が予定されています

来週は本校の文化祭が予定されています。今回はコロナ禍の影響で文化祭は分散登校形式で実施します。軸は3年生の劇を皆で観ることに置きます。9月11日の土曜日は前半に1年生が観劇して、午後は2年生が観ます。そして12日の日曜日は3年生のみが登校し、相互に劇を参観することになります。高校1年生と2年生の日曜日は自宅でオンライン文化祭とします。変則的な文化祭ですが、実行委員会で生徒が概要を決めてくれました。3年生が軸と言っても、土曜日は1年生と2年生が各クラスを2グループに分けて半分が観劇している間に、残り半分の生徒がクラスの出し物を披露するようにしてローテーションで皆が同じ内容が出来るようになっています。生徒はよく考えて行事を設計しています。流石です。

9月2日(木)校長だより第45号を配布します

校長だよりを本日配布いたします。今回は五感を意識して文章表現を試みてはいかがかとの提言をしました。昨日のニュースで、コンテストの賞を獲得した高校生が主催者であった会社へ手書きの礼状を送り、そのことから新たな繋がりが広がったという心温まる情報がありました。SNSの時代になって正式な文章を書くことも少なくなっています。このようなニュースを見ると安堵してしまいます。やはり人間の持つ能力で言葉を使い、それを文章表現できることは凄い力だと思います。少し苦手意識のある生徒にも、五感を磨いてその感覚を相手に伝えることから始めてはどうかと呼びかけました。デジタルの時代にアナログを語るようなものでしょうが、私はアナログも大事だと思うのです。

9月1日(水)歴史は何も積極的に教えない。ただ学ばない者を罰するだけだ by松本清張

今日は関東大震災があった日です。若い人は単純に防災の日と記憶している日だと思います。考えてみれば、あの震災からもう98年も経ちました。歴史の渦の中では、記憶に努めないと古いことは消えていくばかりです。大正12(1923)年9月1日午前11時58分にマグニチュード7.9と推定される大地震が発生しました。10万人以上が亡くなっています。昼食の時間帯で調理の火などが原因で火災が多発しました。折からの強風も被害を拡大しました。しかし、この自然災害の恐ろしさと同等に差別や偏狭な思考による暴行の事実が私たちを震撼させる出来事でした。松本清張さんの記述にある『歴史は何も積極的に教えない。ただ学ばない者を罰するだけだ』。この言葉が蘇ります。

8月31日(火)9月当初の授業を40分短縮授業で始めることを決定しました

本校では9月当初の授業を40分短縮授業で始めることを決定しました。東京都の指示で通常授業が困難となり、この策を決めました。感染対策を一層講じて2学期を始めます。しかし道のりは決して平たんではないようです。生徒感染が増えているというニュースが気になります。マスクを外す時間帯が感染の危険が高いということで、昼食時間は先生方も巡回指導して黙食を徹底します。生徒は賢いのでルールは遵守して安全を確保してくれます。有難いことです。

8月30日(月)今日はマッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立った日です

本日は太平洋戦争が終わり、あのマッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立った日です。あれから71年となりました。マッカーサーとは連合国軍最高司令官だった人です。彼は戦後日本に絶対的権力者として君臨し、民主化を進める諸政策を断行しました。今でもカーキ色の軍服でサングラスをかけて、コーンパイプをくわえたまま飛行機から降りようとしている写真は有名です。彼は一度は日本軍に追われて退避したメルボルンから東京までは長い道のりだったと語りました。新型コロナも長い闘いが続いていますが、もうそろそろ長い道のりも終わりが見えてきたのかも知れません。その日が早く来ることを念じるばかりです。

8月26日(木)今日は人権宣言記念日です

今日は人権宣言記念日です。1789年の今日、フランス革命の最中にフランスの第三身分が結成していた憲法制定議会が17条からなる人間および市民の権利の宣言(通称人権宣言)を採択しました。圧政への抵抗権や国民主権を規定したことは有名です。コロナ禍で様々な人権意識が高まり、あるべき方向を模索していることは良いことだと思います。幸福を追求する権利でもある人権は永遠の課題でもありますが、現状で出来ることを愚直に実践していくことが重要だと思います。学校が果たすべき使命もたくさんあります。先生方と一緒になってミッション達成を目指したいと思います。

8月25 日(水)いつでも、どこでも、誰にでも・・・

昨夜のパラリンピック開会式は感動しました。パラリンピックの記事が社会面ではなくスポーツ面に載ることは当然ですが、開会式の感動は社会面の記事に相応しいと思いました。今日は即席ラーメン記念日です。安藤百福氏が1958年のこの日に世界初の即席ラーメンであるチキンラーメンを発売しました。いつでも、どこでも、誰にでも・・・。この合言葉はパラスポーツとも共通します。やはり私たちの社会が目指すべきものはこのような普遍性だと思います。パラリンピックの持つ普遍性がもっと拡充していく東京大会になりそうです。

8月24 日(火)ストレスと上手にお付き合いしていくことが大事ですね

本校では本日から4日間の1年生2年生全員参加の講習が始まります。そして今日は東京パラリンピックの開会式が国立競技場で開催される日でもあります。9月5日までの13日間にわたり、私たちを勇気づけてくれることと思います。楽しみです。生徒はこの間に学校と家庭と塾だけが行動範囲となっています。ストレスをコントロールする娯楽の時間も持てない状況です。テレビに映るパラリアンの雄姿が生徒を救うことも多いと思います。学校に疲れて無気力になっている生徒がいれば海を見に行くなどのリラックス時間を持つことを勧めたいと思います。ストレスと上手にお付き合いしていくことが大事ですね。

8月23 日(月)今日は二十四節気の処暑です

今日は二十四節気の処暑です。厳しい暑さも峠を越えて気温も落ち着く時期となりました。また、この日は高い確率で台風が襲来する特異日でもあるようです。災害がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。学校では今週は1年生と2年生が全員参加する夏季講習が始まります。生徒は夏休みと言いながら毎日学校で授業を受けることになります。少し気分が下がる状況だと思いますが、文化祭なども迫っており仲間同士で鼓舞していく週でもあります。今年文化祭はお客様をお招きするようなことは出来ませんが、通常とおりに文化祭会場を完成させて、その達成感を画像でも実感することになります。生徒の醸し出す思いやりが絆を強くしていく文化祭になると思います。

8月20日(金)昨日地区の校長先生とオンラインで情報交換する時間がありました

昨日地区の校長先生とオンラインで情報交換する時間がありました。2学期に向けて教育活動をどう工夫していくかが大きなテーマでした。特に9月当初に予定されている文化祭をどうするか意見交換できてよかったです。学校行事を学年行事に縮小していくことで生徒が落胆することがないように工夫していくことは大きな課題です。今後も英知を結集していきたいと思います。また修学旅行についても各校は予定を延期して捲土重来を期していますが、果たして1月以降に実施できるのか案じている状況でした。ワクチン接種でコロナの収束する時期が秋になることを祈るような思いで会議を終えました。

8月19日(木)今朝もNHKラジオ深夜便の早朝放送を聞きました

今朝もNHKラジオ深夜便の早朝放送を聞きました。午前4時からは小椋佳さんがインタビューに答える内容でした。彼は東大を卒業後に第一勧業銀行に勤めながらレコードデビューした逸材です。晩節を迎えて彼が語る言葉の中で感銘したことは勉強が楽しいという言葉でした。銀行退職後50歳で再度東京大学に復学し、その後6年間学んだ人の言葉は説得力がありました。学ぶということは贅沢なことだと私も信条にしていますが、アフガニスタンの政変などを見るにつけてそのことを実感しています。序でに記載すると、今は統合してその名は消滅しましたが、当時の第一勧業銀行が彼に副業を認めたことも懐の深さを感じました。ダイバシティマネジメントの見本でしたね。

8月18日(水)学校は本当に幸せになれる所です

本校では今週インターネット申し込みによる人数制限をした学校見学会を実施しています。キャンセルで空きがないかとのご連絡も多く頂いていますが、ご希望に添えず申し訳なく思います。学校広報を司る総務部では、9月以降の平日放課後にミニ学校見学会を実施して見学希望のお客様への対応をするとのことです。どうかお許しいただきたいと思います。学校を見学する意義は在校生の様子を見ることにあると思います。本日も文化祭の準備に協働する生徒の姿や講習や自習室で学ぶ生徒の姿、そして部活動で汗を流す生徒の姿を見ることができます。受検生にとってこの生徒の姿が輝いて見えるのだと思います。私も毎日この生徒達に癒されています。学校は本当に幸せになれる所です。有難いことです。

8月17日(火)教職員及び文化祭実行委員会の英知を結集して文化祭の企画運営を最終決定していきたいと思います

緊急事態宣言の延長がニュースで流れています。どうやら9月12日(日)までの延長のようです。本校ではその期間内に文化祭が予定されています。文化祭をどのように企画運営するのか正式に瀬踏みする必要があります。3年生は劇を準備してその対応も大詰めを迎えています。1年生・2年生もクラス企画の準備に余念がありません。この高い情意をどのように達成感に結び付けていくか工夫をしていく必要があります。3年生の劇を体育館で上演して、1年生・2年生が別日程で学年行事として観劇するようなことも考えたいと思います。教職員及び文化祭実行委員会の英知を結集して文化祭の企画運営を最終決定していきたいと思います。

8月16日(月)地球は先祖から受け継いでいるばかりではない。子供たちから借りているものでもある

昨日は終戦記念日でした。雨の被害が各地から寄せられる中で案じる気持ちのままでの黙祷となりました。しかし、戦争のことをよく考えてみると、今年は真珠湾攻撃から80年にあたります。未だに海外戦没者240万人のうち半数近くの遺骨が現地に取り残されたままと言われています。戦争の傷は癒えることがありません。戦争だけは絶対に避けなければならないと思う気持ちが強くなります。今日も朝早くから生徒がたくさん登校しています。この生徒達が平和で豊かな社会を生きていくように念じるばかりです。今日私の手帳にはこんなメモを残しました。『地球は先祖から受け継いでいるばかりではない。子供たちから借りているものでもある』と。

8月13日(金)社会に不幸な事件が続かないことを祈るばかりです

小田急線の切りつけ事件の余波がニュースで流れています。電車に乗るのが怖いといった現象も報じられています。特定の事案に関して、背景も内容も知らない者が簡単に話す内容ではないと思いますが、教育の場で救える可能性があったのでは・・・と考えています。人間は誰もが偏りを持っています。それを人間の繋がりの中で気付いていくことが人間の幸せだと思います。この犯人が学生時代に、多くの先生や仲間との関わりの中で、自分の心を耕す機会がもっとあったら・・・と思います。お盆の週ですが、今日も雨の中、学校に登校してくる生徒がいます。些細なことですが、登校した生徒が、今日も学校に来て良かったと思える日となるよう廊下での声掛けを大事にしたいと思います。社会に不幸な事件が続かないことを祈るばかりです。

8月12日(木)総務部の先生方が学校紹介ビデオを作成してくれました

総務部の先生方が学校紹介ビデオを作成してくれました。総務部は毎回創意工夫を重ねて調布北の良さを動画にまとめてくれています。今回も生徒会長の挨拶や授業風景の様子をアップしてくれており、受検生へのニーズに叶った内容になっていると思います。来週には学校見学会にご来校いただけるお客様もいらっしゃいますが、予約を取れなかった皆様には、この動画で調布北の教育内容をご確認いただければ幸甚です。秋には学校説明会を開催いたします。この秋にはコロナの収束も見えてくると思います。受検生の皆様と秋にお会いできることを楽しみにしています。

8月10日(火)本日と明日は学校閉庁日です

本日と明日は学校閉庁日です。東京都の都立学校では年間5日間の閉庁日を設定するようになっています。本校はこの8月に10日と11日の2日間を学校閉庁日としました。誠に恐縮ですが甘受頂きたいと思います。なお、緊急連絡がある場合は学校携帯電話にお願いいたします。番号は事前にクラッシーで保護者の皆様にお知らせしています。どうぞよろしくお願いいたします。

8月9日(月)今日は長崎に原爆投下された日です

今日は長崎に原爆投下された日です。山田洋二監督の映画『母と暮らせば』は長崎大学医学部の学生を主人公にした原爆の惨禍を語る物語です。若い人にはこのような糸口から歴史を学ぶと良いと思います。長崎大学医学部は1857年オランダ国軍医ポンぺ・ファン・メールデルフォールトに起源があります。彼が長崎奉行所医学伝習所において、松本良順などに近代西洋医学教育を開始して、日本で最古の医学部となりました。長崎大学医学部は原爆被災地の医学部として今も世界規模の放射線研究をしています。大学選びでこのような歴史や特色を理解して志望すれば、苔の一念岩をも通す・・という気概が生まれ、自分の勉強が主体的になるのでしょう。この夏に何のために学ぶかの契機となる出来事にめぐり逢える人がたくさんいることを念じています。

8月6日(金)戦争の怖さを知っていることが二度と過ちを繰り返さないことの第一歩です

今日は広島の原爆投下から76年を経た日になります。毎年この日に黙祷を捧げるのが習わしの世代も少なくなっていくような気がして心配でもあります。6月23日の沖縄戦終結の日や8月9日の長崎の原爆投下など教科書的な知識だけでは戦争の記憶は薄くなっていきます。自分だけが殊に注目する戦争の一端を心に留めておくことが重要なのかも知れません。3月10日の東京大空襲はこの首都が受けた惨劇でした。都立高校生にはそのことも注目してほしいと思います。この1月に亡くなった作家半藤一利さんは東京大空襲で隅田川に飛び込んだ記憶を残しています。戦争の怖さを知っていることが二度と過ちを繰り返さないことの第一歩です。広島の平和記念公園の石碑に刻まれた言葉は今も鮮烈です。

8月5日(木)生徒会役員の生徒がNHKのEテレ番組の取材をオンラインで受けました

昨日、生徒会役員の生徒がNHKのEテレ番組の取材をオンラインで受けました。内容は食べることに関する番組の取材でした。私も立ち合いで参加しましたが、生徒の言葉遣いや発信内容に感銘しました。弁えがあって礼節があって・・・自分の高校時代には考えられない知性を感じました。司会進行をされたディレクターの女性もコミュニケーション能力が抜群で生徒の発言を引き出す話術をお持ちでした。素晴らしい出会いがオンライン上でなされていることも新鮮な感動でした。このあと取材は続くようですが、安心して生徒会生徒の皆さんに権限委譲できます。有難いことです。

8月4日(水)コロナ禍であっても学校は元気な生徒達によって活性化されています

連日の猛暑ですが、学校では講習や部活動、そして文化祭準備で毎日賑わっています。賑わっているという表現はこのご時世に相応しくないと思いますが、生徒はコロナ対策をして、今出来ることに集中しています。体育館は空調がありますので比較的安心して見ていられますが、グランドは高温多湿の中での活動になります。ボールを追って走りまわる生徒を見るだけでエネルギーを貰えます。今多くの方々がオリンピック中継を視聴されていると思いますが、考えてみれば学校では毎日オリンピックのような若人の運動する姿を見ることができます。コロナ禍であっても学校は元気な生徒達によって活性化されています。有難いことです。

8月3日(火)解剖学者の養老孟司先生は現代人こそ参勤交代が必要だと主張されています

解剖学者の養老孟司先生は現代人こそ参勤交代が必要だと主張されています。都会人が田舎に滞在して眠っている五感を取り戻し、人間本来の姿に戻るべきだと言われています。確かに子育ての時に『触ってはいけない・・・』というような注意ばかりしていた時期があったように思います。本来なら手に触れて感じるものをたくさん教えてやるべき時期に、親が積極的に伸び伸びと子育てできなかったのは都会生活の一種の弊害だったのかも知れません。翻って、このコロナ禍で益々手を使って触れることが難しい状況になっています。また、県を跨ぐ移動も避けるように指示されています。こうなると人間の五感を磨く機会は制限されて、五感は鈍化するばかりですね。人間は自然の前で謙虚にリラックスして心を開くことが重要ですね。今日も出来る範囲で自分の五感を意識した生活をしてみたいものです。それにしてもコロナが収束したら取り返したいことがたくさんありますね。参勤交代もその1つです。その日が楽しみです。

8月2日(月)生徒主体の文化祭に保護者の皆様が参観できることを願っています

東京都の緊急事態宣言が8月末まで延長されました。本校でも9月の文化祭の対応などを生徒部の先生方が協議しています。様々な状況を考慮して、生徒が準備の段階から協働している姿を画像に残していくように生徒に指示する予定です。万が一、学校行事が中止となってもビデオ上映で皆の辿った軌跡を見ることは実現したいと思います。一番の願いはワクチン接種効果が出てきて新規感染者数が大きく減少してくことです。生徒主体の文化祭に保護者の皆様が参観できることを願っています。1日のコロナ感染者が東京では連日3000名越えが続いていますが、今日は大台を下回ることを念じています。

7月29日(木)学校が生徒の豊かな活動の場になっていることに安堵しています

本日と明日の2日間、高校3年生は学校で外部模試を受けます。朝一番に教室を巡回すると、模試は出来る状況ながら文化祭の準備も進んで多目的教室の様相です。東京都の1日のコロナ感染者は昨日初めて3000人を越えましたが、生徒は文化祭を視野に入れて、夏休みを充実した日々にしているようです。生徒の感染防止対策は通常の生活習慣になっており、登校する生徒の様子は安定しています。日常の活動が当たり前でないことに気づいている集団が醸し出す空気は学校の雰囲気をより一層温かなものにして、それが安定感と映るのだと思います。学校が生徒の豊かな活動の場になっていることに安堵しています。

7月28日(水)ピンチをチャンスに変えていく愚直で真摯な姿勢の仲間を誇りに思います

全国歴史教育研究協議会第62回大会(大阪大会)は本日と明日の2日間で開催され、初めてのオンライン開催となります。大阪の関西大学千里山キャンパスから中継されます。事務局は本校を基地として中継に参加します。前年は岩手大会でしたが研究紀要の発表で終わりました。今回のオンライン大会が無事に終わるのか心配は尽きませんが優秀な事務局の先生方を見ると安堵する自分がいます。1つの事業を成功させるために持てる能力を皆が発揮して協働する姿を見ることは私の心の栄養にもなります。ピンチをチャンスに変えていく愚直で真摯な姿勢の仲間を誇りに思います。

7月27日(火)学校では夏の講習が展開されています

学校では夏の講習が展開されています。私もボケ防止を兼ねて昨日から世界史の講習をしています。生徒には私の説明を教科書で確認することを指示して、昨日は主にヨーロッパ近代史の導入について説明をしました。ローマカトリックの歴史では公会議と宗教会議の違いなどを話題にして、生徒と一緒に歴史を辿りました。一緒に学ぶことは楽しいことだと改めて認識しました。今日は近代の主権国家の話をする予定です。20年も教壇を離れているので、授業をすることは頭の体操には最適の効果がありそうです。私ばかりが恩恵に与って生徒には効果がないのでは申し訳ないので、今日も生徒の学びに少しでも貢献したいと思います。幸せなことです。

7月26日(月)廣田選手の覚悟は金メダルだと思います

東京オリンピックが開幕しました。朝のニュースでは昨日の金メダルラッシュで喜び溢れるものになっています。スポーツの力を実感します。私が今朝のラジオニュースで気になったのではバドミントン女子ダブルスの内容でした。世界ランキング1位のフクヒロペアの廣田彩花選手が前十字じん帯の怪我をしているとのことです。全治6か月の大怪我とのことです。私はバドミントンに詳しくありませんが、覚悟を決めて出場しているとのコメントを聴き、身が引き締まる思いになりました。オリンピックを目指す選手にとって今回の大会がどのようなものかを垣間見える気がします。『運が良い人も悪い人もいない。運が良いと思う人と運が悪いと思う人がいるだけだ』という言葉を思い出します。何れにしても廣田選手の覚悟は金メダルだと思います。

7月21日(水)実るほど頭が下がる稲穂かな・・・が垣間見える電気通信大学です

昨日の午後、電気通信大学をお借りして、生徒が成果発表会を実施しました。これは高大接続で本校をご指導いただく大学のご厚意で実施できたものです。本校の生徒は希望すれば国立大学の研究室で学ぶことができます。今回は高校3年生2名が発表しました。ご指導いただいた教授や院生の皆さんには感謝しかありません。私も生徒の説明を受けましたが、DNAの構造を探る課題などは大学の実験施設をお借りしないとできないテーマでした。教授からは温かなお言葉を頂きました。『私たちも高校生から刺激をいただいているんですよ』と。実るほど頭が下がる稲穂かな・・・を痛感しました。感謝感謝です。

7月20日(火)都立学校では都民の浄財でたくさんの施策が展開されています

本校にはお二人のJETの先生が配置されています。そのうちのお一人がこの7月で任期を終了してカナダに帰国します。今日はその先生からお別れのお言葉を頂きます。日常にネイティブの英語があることで生徒はたくさんの刺激を受け、また受験指導などでもご指導いただきました。また同僚とのラポールも出来ており、職員室では楽しい笑顔が垣間見えました。名残惜しい気持ちでいっぱいです。このコロナ禍でも次のJETの先生が9月から配置される予定と東京都から連絡を頂きました。東京都の教育支援に感謝するばかりです。都立学校では都民の浄財でたくさんの施策が展開されています。有難いことです。

7月19日(月)五輪が世界の平和に貢献する大会であると信じています

オリンピックが目前です。コロナがなければ世界から様々なお客様が来日した筈でした。外国の方が日本に来て驚くことはたくさんあるようです。皆が一様に言うのが清潔ということのようです。トイレは無臭で住めるほどキレイと絶賛することが多いと聞きます。街を歩いていてもゴミもなく気持ちが良いと思うようです。私たちが普通に考える列に並ぶとか挨拶をするということが不思議に写るというからには、これは世界標準にはないことなのかも知れません。日本の良いところも課題であることもオリンピック・パラリンピックで明確になって、日本のこれからにとって良き通過儀礼になった筈でした。機会を逸して少し残念に思います。しかし、五輪が世界の平和に貢献する大会であると信じています。楽しみです。

7月16日(金)オリンピックのテレビ観戦で心躍る毎日を過ごしていけば心が整っていくと思います

天気予報では東京は本日から最高気温30度を超える高温多湿な晴天の日が続くとのことです。梅雨明けの様相ですね。熱中症対策が益々重要になってきます。一方コロナ感染者数は2日続けて1000人を超える数値となり、こちらも深刻な状況です。今週のアエラではコロナ鬱の記事がありました。様々な制限で心が折れそうになっている人が増えているとのことです。あと1週間で東京オリンピックが開幕します。テレビ観戦で心躍る毎日を過ごしていけば心が整っていくと思います。有難いことに今朝も生徒達は元気に登校してくれています。今後も個に寄り添って丁寧に対話をして、心のケアに努めていきたいと思います。

7月15日(木)生徒は学校行事で心を耕しながら成長していきます

昨日の放課後、合唱祭実行委員の3年生5名が校長室に来てくれました。私は今回の高校3年生の合唱発表を生徒達がどう受け止めているのか不安でしたが、生徒からは御礼の言葉を頂きました。唐突に実施日を変更したのにも関わらず、学校が自分たちのことを考えてくれた・・と委員長は話してくれました。汗を流した先生方に伝えてやりたいと思いました。コロナ禍で様々感じることがありますが、学校行事の持つ意義は骨身に染みるように実感しています。体育祭と高校3年生の合唱祭を終えて、次なる山場は文化祭となります。再び協働する喜びを生徒に体感してほしいと思います。生徒は学校行事で心を耕しながら成長していきます。有難いことです。

7月14日(水)今日は『太平のねむりをさます上喜撰たった四はいで夜もねられず』の日です

今日はペリー上陸記念日です。1853年のこの日にアメリカの4隻の黒船艦隊が江戸湾の浦賀沖に現れました。ペリー提督が久里浜に上陸して将軍への親書を渡しました。蒸気船をお茶の銘柄にかけて『太平のねむりをさます上喜撰たった四はいで夜もねられず』と狂歌に詠まれるほど江戸の街は大混乱になったと言われています。この先がどうなるのかパニックになった状態だったと思います。それに比較すれば今回のコロナ禍はワクチン接種で先が見えているので有難いことです。近未来が予想できることが安心につながることがよく分かります。世界史では今日はフランス革命のはじまりとなるバスティーユ牢獄襲撃の日でもあります。今年のパリ祭はどの程度賑わうのでしょうか。日本の安全安心ももうすぐそこに来ていますね。

7月13日(火)凄い変化の時代を私たちは体験しているのですね

1学期も残り1週間となりました。コロナ禍で様々教育活動の制限がありますが、昨年に比較すると学校行事も実施できているので有難く思います。9月には文化祭が予定されていますが、この行事に一般のお客様が入場できる可能性は殆どないものと覚悟しています。せめて保護者の皆様には来校いただければと思いますが、東京都からの指示は緊急事態明けになると思います。生徒達には無観客の可能性もあることを周知して計画を練ってもらっています。何れにしてもオンラインの要素は確実に入ることになるようです。コロナで世の中の変化がライブで体験しているような不思議な感覚になります。凄い変化の時代に私たちは遭遇しているのですね。

7月12日(月)『人は物語を生きている』という言葉を掛けてやりたいと思います

昨日は硬式野球部の夏の大会初戦でした。雨で延期となり有難いことに日曜日開催となったので応援に行きました。結果は大きな点差でしたが、試合前半の初回には満塁のチャンスもあり、勝負の分かれ目を見ることが出来ました。生徒には『人は物語を生きている』という言葉を掛けてやりたいと思います。これは作家の柳田邦男さんのインタビュー記事にあった言葉です。試合はあくまでも物語の一部です。ここからそれぞれが新たな物語を紡いでいきます。生徒の溌剌とした姿を見ると、これからの物語が楽しみです。よく頑張りました。

7月10日(土)本日の行事は記憶に残る生徒主体の行事になると思います

昨日、緊急事態宣言下の教育活動について東京都より指示が届きました。残念ながら7月15日に予定していた合唱祭は開催できなくなりました。昨日は朝から先生方と協働して一気に生徒主体の教育活動を創造しました。1年生と2年生の合唱祭は延期としました。高校3年生はこの時期を逸すると歌えないことを踏まえて、委員会生徒に呼びかけ、3年生は本日3時間目と4時間目に本校体育館でプロセス発表会をすることになりました。僅か半日の中でウルトラCの課題解決策に奔走した先生方と3年生の皆さんを誇りに思います。本日の行事は記憶に残る生徒主体の行事になると思います。有難いことです。

7月9日(金)『教育は人なり』という言葉が心に染み入ります

緊急事態宣言下の教育活動について昨夜東京都から指示が届きました。様々な制限を踏まえてコロナの感染防止に努めなければなりません。本日早速先生方と打合せをして生徒指導の内容を整えていきます。先生方もそれぞれ識見をもって教育活動を工夫しています。その矜持を尊重しながら、生徒のために出来ることを見出し、柔軟に対応することを強く求めて理解を得ていきたいと思います。『教育は人なり』という言葉が心に染み入ります。人工知能ではできない領域の相互理解を今日は求めていきます。

7月8日(木)ここで冷静沈着に対応することが生徒主体の教育になります

本日、校長だより今年度第6号(通算第44号)を配布します。昨日の昼段階で記載したものを今朝加筆して印刷しました。昨日の昼段階の記事の内容は、合唱祭に向けての注意喚起やオリンピック観戦についてのものでした。しかし昨日の夕方から東京は4回目の緊急事態宣言に入るとのニュースが流れ始め、事態は急展開してきました。昨日の記事は全て訂正することになってしまいます。よって今回は7月7日の昼まではこんな想いでしたとの経過をご理解いただきたいと思います。それにしてもコロナで社会も学校も大混乱になりそうです。ここで冷静沈着に対応することが生徒主体の教育になります。しっかり対応したいと思います。

7月7日(水)山本七平さんの名著『空気の研究』の内容が頭に蘇ります

定期考査が終って生徒達は合唱祭に向けて練習をスタートさせます。コロナ禍で合唱練習には細心の注意を払う必要があります。マスク・フェースシールド着用で間隔を空けることなど様々なルールを守ることになっています。私は山本七平さんの名著『空気の研究』の内容が頭に蘇ります。空気的判断では開催を躊躇することが当然だと思いますが、制限のある中でも生徒を信じて目指す生徒主体の教育活動に挑むことが重要と考えました。声量も制限する練習では満足な合唱は創造できないかも知れませんが、このプロセスで生徒が体感する他者への思いやりなどの心の充実感に大きな価値があると考えています。昨日放送によりこのことを生徒にエールとして伝えました。冷静沈着な生徒の行動が学校行事を支えます。

7月6日(火)塾対象の説明会を開催いたします

本日は期末考査最終日です。生徒は考査が終ると部活動を再開しますが、合唱祭に向けての練習も並行して開始します。私より考査後に改めて放送によりコロナ感染予防の対策を講じるよう生徒にお願いします。なお、午前中には校内で塾対象の説明会を開催いたします。多くの受検生を送り込んでいただいている塾の先生に本校の教育内容を説明いたします。毎回塾の先生方から貴重な情報や提言を頂きます。本校の課題も明確になります。双方向で情報交換することの意義を実感できる説明会を楽しみにしています。

7月5日(月)消防・警察・自衛隊の皆様に縋る思いです

熱海の土石流被害の全容が掴めない状況で胸が痛みます。連絡を取れない人が140名以上いるようで、映像を見ると懸命に捜索が続いていますが活動の困難さが伺えます。消防・警察・自衛隊の皆様に縋る思いです。従前であれば台風の通過で大きな被害を受けることがあっても、長雨でこのような被害はなかったように思います。最近たびたび起きる災害の度に気象の大きな変化を実感します。当たり前のように今日を迎えていますが、世の中に当たり前はないことも改めて感じます。生かされている命を今日も感謝して有意義に過ごすことが供養になるようにも思います。合掌。

7月2日(金)広報活動は地道に継続されています

コロナ禍でも学校の広報活動は地道に継続されています。今日は3つの中学校からのお招きを受けて教員が出張します。三鷹市立第三中学校と府中市立浅間中学校は出前授業です。府中市立第六中学校は学校説明会です。私は第六中学校に伺い説明をします。説明会では都立高校の普通科の全体説明もします。受検生が抱く高校3年間を想像してもらい、その夢を実現するために留意しなくてはいけないことをお話できれば良いと思います。光陰矢の如しで中学3年間同様に高校生活も限られた時間しかありません。同じ時間をどう満喫するかという楽しい課題を中学生の皆さんにプレゼントしたいと思います。

7月1日(木)今日は東海道本線が全線開通した日です

今日は東海道本線が全線開通した日です。1889年(明治22年)のこの日に東京・新橋駅から兵庫・神戸駅までの全線600.2㎞が繋がりました。当日の直通運転は1日1往復のみで20時間強の長旅になりました。当日は鉄道忌避伝説がたくさんあって宿場から離れたところに路線を敷いたことも有名です。1914年(大正3年)に東京駅が開業して今の東海道本線となりました。僅か100年で日本は大きな成長をしたことが分かります。今アフリカ諸国はこの日本の数倍のスピードで発展しています。アフリカ大陸に新幹線と同じような高速鉄道があることを知っている人は意外に少ないようです。モロッコやケニアの高速鉄道の状況を見るとアフリカ諸国がこの10年で大変革をすることは確実でしょう。生徒が社会人となる頃は、世界は大きな変革の最中だと思います。これを楽しみと思える感性が大事ですね。

6月30日(水)1年の半分が終ります

今年も早いもので1年の半分が終ります。コロナがここまで蔓延するとは思わなかった私にとって予想外の半年となりました。本来なら高校3年生も3度延期した修学旅行を6月には終えている筈でした。今日は徳川家康の言葉が浮かんできました。『人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず』『不自由を常と思へば不足なし、心に望み起こらば、困窮したる時を思い出すべし』。若い時期に忍従の日々を過ごした家康の言葉はストイックですが、体験に基づく人生観は心に響きます。順風満帆の人生はないことを若い時期に実感して、七転び八起きの精神を獲得していくことは大事なことですね。

6月29日(火)絶えずピンチの先にはチャンスがある

今日は三鷹市立第三中学校のPTAの皆様が学校見学にご来校されます。バスツアーで学校を回られるのだと思いますが、その1校に本校を入れていただき感謝しかありません。本校は施設が老朽化しており、見て頂くのは集う優秀な生徒達の学ぶ姿になります。私は若い頃なら施設が古いことを嘆いていたかもしれません。しかし今はこの環境は五感を育てる素敵な場所として利点と考えるようになりました。きれいに舗装された道ばかり走っているよりデコボコの道を注意しながら走るほうが教育に良いと思うのです。便利や綺麗や清潔は大切な観点ですが、そうでない環境にも自然体でいられることが大事だと考えています。絶えずピンチの先にはチャンスがあると考えるようになりました。これも年の功ですかね。

6月28日(月)大谷選手は救世主になっていますね

朝のニュースで大リーグの大谷選手が25号ホームランを放ったとの情報が流れました。コロナ禍で明るい話題を求める心境に大谷選手は救世主になっています。投手と打者という二刀流は大リーグでも稀有な存在であり、この活躍で大リーグでの存在感はイチロー選手と匹敵するところに到達しているように思います。この二人は野球だけではなく、その人柄も大きな魅力で、皆に尊敬の念を持たれていることが凄いことだと思います。日本の学校教育がこの二人の生き方に何らかの貢献をしているとしたら素晴らしいことですね。

6月26日(土)生徒には定期考査を楽しんでほしいと思います

今日は土曜授業です。期末考査を目前にして生徒は適度な緊張感に包まれています。こんな時に自然体で臨むことができたら最高ですね。先人の言葉には感銘するものがたくさんあります。ナポレオン・ヒルは『あなたの能力に限界を加えるものは他ならぬあなた自身の思い込みなのです』と言っています。自分にもっと期待して信じることですね。また吉川英治先生はこんなことを言っています。『行き詰まりは展開の第一歩』と。仮にテストの出来が悪くても、そこから始める何かがある筈です。生徒には定期考査を楽しんでほしいと思います。学ぶことは贅沢な営みですものね。

6月25日(金)頭と身体の両方を鍛える中で生徒は成長します

学校は1学期期末考査1週間前となりました。一部の教科を除き原則として中間考査を実施していませんので、生徒の集中力は高まっています。昨日の朝の自習室は早朝から満室状態でした。図書館でも自習する生徒が多く、教室以外に自分の空間を見出している生徒が多数います。体育祭でエネルギーを充電した生徒が定期考査を利用して頭を切り替えているようです。自主的な活動をする生徒を逞しく思います。頭と身体の両方を鍛える中で生徒は成長します。若い特権を遺憾なく発揮しています。有難いことです。

6月24日(木)日本の活字文化はレベルが高いですね

本校の図書館は月刊新聞ダイジェストを定期購入しています。些末なことですが定価990円で購入できます。最近はスマホで新聞を購読しない家庭も多いようですが、できればこのような月刊誌でニュースを追い、文面を読むと学習効果は極めて高いと考えています。社説の読み比べのコーナーもあり、全国紙の社説も一度で読むことが出来ます。来年度から高校で始まる新教育課程では国語が大きく変化していくと言われています。文学作品よりも実務的な文章を読み解くことができるかに重点が置かれていきます。その意味でも新聞ダイジェストは有益な教材だと思います。それにしても日本の活字文化はレベルが高いですね。有難いことです。

6月23日(水)本日は沖縄慰霊の日です

本日は沖縄慰霊の日です。太平洋戦争の終盤1945年に本土襲撃を受けた沖縄の悲惨な戦いは歴史でも語り継いでいくべき事項です。約80日間にも及ぶ地上戦で約20万人もの方々が犠牲となりました。そして76年前の今日、組織的戦闘が終わったとされています。沖縄県では県条例でこの日を沖縄慰霊の日と制定しています。恒久平和を願う沖縄は、今現在緊急事態宣言の中でとても大変な状況だと思います。本校の2年生の修学旅行は1月に沖縄に変更しています。本校の生徒達も沖縄の歴史を学び、恒久平和に貢献できる価値ある人になってほしいと念じています。

6月22日(火)本日は制限の中で体育祭を開催します

本日は体育祭です。1週間前の天気予測では雨の予報だったので開催を案じていましたが、生徒の祈りが通じたようで曇天の朝を迎えました。コロナ禍で中止していた学校行事が久方振りに開催することが出来ます。感染対策でたくさんの制限が掛かりますが、生徒はルールを遵守して学校行事に挑みます。これから生徒が登校してきます。笑顔溢れる生徒達を見ることになると思うと嬉しくなります。無観客での実施で保護者の皆様には観戦いただけませんが、先生方がオンライン視聴の手配をするとのことです。どうかそれでお許しください。保護者の皆様のご支援ご協力に深く感謝申し上げます。

6月21日(月)身に付く学習は五感が重要です

今日は夏至です。二十四節気の立春から数えると10番目となります。北半球ではこの日が1年のうちで最も昼の時間が長くなります。今朝の東京の日の出は午前4時25分でした。緊急事態宣言明けに相応しいハレの日と言えると思います。学校では感染対策を講じながら学校行事も実施していく予定です。今朝のニュースでは生徒のワクチン接種も夏休み期間に・・・との情報もありました。長いトンネルから抜ける日も近いようです。このコロナ禍で生徒は五感を研ぎ澄ます練習をしているようにも思います。今まで眠っていた感覚を覚醒させたことは良かったと思います。この五感で感じ取った情報を脳が処理して自分の行動に変換されます。実はこの繰り返しのサイクルが学習なのです。身に付く学習は五感が重要です。

6月18日(金)自分の内面で決める覚悟が大事ですね

東京都の緊急事態宣言が6月20日に解除されることが決定しました。この決定による東京都教育委員会の指示については本日夕刻までに通知されるものと思います。恐らく分散登校は終了して生徒全員が毎日始業時間から登校することになると思います。感染対策は強化したままで学校行事も実施できることになると思います。今朝電車で読んでいた本にこんな一文がありました。The first and best victory is to conquer self.(自分に打ち克つことが最も偉大な勝利である)。思い通りにいかないことが多いですが、この環境下で自分の内面を鍛える覚悟を持つことが重要だと思います。最近あまり聞かない日本語に「覚悟」があるように思います。自分の内面で決める覚悟が大事ですね。

6月17日(木)校長だより第43号を配布しました

本日、校長だより今年度第5号(通算第43号)を配布します。今回は歴史の盲点という観点で多面的・多角的な視点が必要であることを解説しました。また駿台予備校の共通テスト分析報告会の内容も記載しました。受験生の獲得に向けて私立大学などでは改編などが盛んになることは間違いありません。受験生は目先の印象に捕らわれず自分の夢を叶えてくれる大学・学部を選択する必要がありますね。

6月16日(水)激励のお手紙を頂きました

匿名で激励のお手紙を頂きました。毎日私の稚拙なブログを見ていただいている保護者の方から心温まる激励のお手紙をいただき恐縮しています。ボケ防止も兼ねていますが、活き活きとした生徒達を見ていると、エネルギーが沸いてきて、この素晴らしい世界をお裾分けしなければならないとパソコンに打ち込んでいる毎日です。今日も有難いことに全生徒が登校します。この学び舎で本日もいくつもの掛け替えのない物語が展開します。学校は幸せなオーラが湧き上がってくるところですね。

6月15日(火)今日は米百俵の日です

今日は米百俵の日です。戊辰戦争で敗れて財政が窮乏した長岡藩に支藩の三根山藩から百俵の米を送られましたが、藩の大参事小林虎三郎は米を藩士に分け与えず、売却した代金で学校を設立することにしたのです。そのお金によって「国漢学校」が開校したのが1870年の今日でした。実は私も大学に行くのに祖父祖母、父母が先祖から受け継いだ山林を売却して送り出してもらった経験があります。そうまでして学問に価値を置いた時代が日本にはありました。豊かな時代になってもやせ我慢をしながら学問を継続している者もたくさんいます。勉強は贅沢な営みでもあることを身に染みて実感しています。

6月14日(月)土曜日に1学年保護者会を実施致しました

先週土曜日に1学年保護者会を実施致しました。今回は初めて来校いただくかオンラインで参加いただくかの参加形態の選択制を採用しました。50名程度の保護者の皆様にはオンラインで参加して頂きました。当日は全てパーフェクトとはいかない状況だったと思いますが、各クラス懇談会では温かなお言葉を頂けたようです。本校は分散登校期間中も毎日登校することを原則にして対応してきました。学校の方針を寛大に受け入れていただけたことに深く感謝申し上げます。学校では今月下旬に体育祭を予定しています。また来月には合唱祭を予定しています。安全対策を講じて保護者の皆様が期待する生徒の成就感や帰属意識を高めていく教育活動に邁進したいと思います。

6月12日(土)朝の来ない夜はない

本日は土曜授業です。全生徒が登校して授業を受けます。ニュースでは非常事態宣言が6月20日で解除する見込みとのことです。生徒は解除後の体育祭開催を願って応援団は自主練習をしています。本日東京都よりこの夏の部活動合宿は見合わせるよう指示が届きました。楽しみにしていた生徒には申し訳ないことですが、今は出来ることを見出して邁進して欲しいと思います。コロナ禍も終わりが見えてきました。朝の来ない夜はないを座右の銘とした吉川英治先生の想いが沁みてきます。

6月11日(金)熱中症に注意する日が続いています

熱中症に注意する日が続いています。熱中症を引き起こすには3つの要因があると言われています。それが環境と身体と行動です。気温が高く湿度が高いなどの環境に寝不足や食事を摂っていないなどの体調があるとほぼ熱中症にリーチ状態となります。ここに激しい運動や屋外作業などの行動がセットされるとアウトです。分かっているつもりでも少々の無理なら・・・と思ってしまうのが人間です。体調管理は知性の第一歩です。自分の身体と上手に付き合うことが大事ですね。

6月10日(木)今日は方丈記で有名な鴨長明の没日です

今日は方丈忌です。鴨長明の没日です。彼が晩年に過ごした京都日野の一丈四方の草庵にちなんで方丈記とタイトルが付きました。方丈記は鎌倉時代の随筆として徒然草、枕草子とならぶ古典三大随筆です。隠遁文学の祖とか無常観の文学とも言われています。ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。彼の生きた時代は火災や地震や飢饉などの大きな災害があったと言われています。今の世界も漠然たる不安に包まれているようですが、この時期人生とは何か、生きるとは・・・と自問する人も多いと思います。今朝私はこんな言葉を思い出しました。「幸せは分けても減らない。与えれば与えるほど増えていく」。世の中捨てたものではありませんね。

6月9日(水)今日は調布北オンライン授業の日です

今日は調布北オンライン授業の日です。通常なら朝自習で登校する生徒が校長室横の通路を通る時間ですが、今日は静寂な空気に包まれています。今日は全生徒が自宅に待機してTEAMSを使ったオンライン授業に臨みます。生徒には事前にログインが出来るか確認するように指導していますので、混乱なく授業がスタートすると思います。これからの時代を生きる生徒達は各種のパスワードを如何に柔軟に駆使していくかが問われます。私などは言葉としては適切ではありませんが、パスワード地獄という状況と隣り合わせにいます。若い時からそのような環境にいる生徒達は私のような場当たり的対処はしないと思います。若い世代は優秀ですね。

6月8日(火)教育実習生も今週末で3週間の実習を終えます

教育実習生も今週末で3週間の実習を終えます。今週は研究授業をする実習生が校長室に資料を届けてくれています。授業案を見ると指導教官のアドバイスを受けて見事な授業計画になっています。充実した現場研修だったのではないかと思います。最近教師を希望する学生が少ないと言われています。不人気となる理由は様々ですが、働き方改革が進んでいないとの印象があることも事実だと思います。確かに手間をかけると際限なく時間は経過してしまいます。私は考え方が古いのか若い時に時間をかけて試行錯誤することが重要だと思っています。その通過儀礼を乗り越えて内容の濃い職務を時間管理で出来るようになるように考えています。そんなことを言う校長がいるとまた教員人気に陰りがでるのでしょうか。困りましたね。

6月7日(月)クラッシーを有効活用しています

今週は木曜日と土曜日を全生徒登校の日としています。また水曜日は調布北オンライン授業の日として全生徒が自宅学習をします。これ以外の曜日は3分の2の分散登校です。このように生徒は授業予定を毎日確認していく必要があります。しかし学校からはクラッシーを通して連絡が生徒の携帯電話に入るので昔とは比較にならない安心感があります。本日朝も私からクラッシーで連絡をしました。毎日多くの先生方が生徒への連絡をしています。隔世の感がありますね。

6月5日(土)今日はペッパー君の誕生日です

今日は2014年ソフトバンクが開発した感情認識ヒューマノイドロボットであるペッパーを発表した日です。世界的AIロボットの先駆けとして大きな注目を集めました。ペッパーにインターネットを繋げてニュースなどを聴くことも出来ました。今はその程度のことと思うかも知れませんが、10年も経てば家庭に1台ロボットがいるような時代が来ると思います。夢のような話ではありますが、未来は確実に人間がしてきたことをロボットが代わってしてくれる時代になるようです。その時に人間にしかできない役割はどんなことなのか考えてしまいますね。人間がすることは増えるようにも思うのですが、内容が激変しそうです。

6月4日(金)明日は土曜講習です

本校では土曜授業を実施していますが、それ以外に希望者を募って実施する土曜講習も実施しています。明日はその第1回です。各学年に開講する講座が決まっており、希望する生徒はその授業を受けます。私も頭の体操を兼ねて3年生に世界史の授業をします。20年以上教壇から離れているので毎年土曜講座には浦島太郎状態で臨んでいます。明日も生徒に助けてもらいながら楽しみます。生徒のお陰で私は幸せな時間を持てます。有難いことです。

6月3日(木)6月9日は調布北オンライン授業の日にします

緊急事態宣言解除後の教育活動について現在瀬踏みをしています。今回のコロナ禍でオンライン授業が一般的になってきましたが、本校では対面授業を軸に乗り越えてきました。しかし、今後予想される様々な状況を鑑みて6月9日(水)は調布北オンライン授業の日とすることを決定しました。全生徒を自宅学習の日として端末から授業を受けます。この取り組みが危機管理の一環だけで終わって、今後通常のスタイルにならないことを祈って実施します。

6月2日(水)生徒が保持する考える力を引き出す探究や高大接続を大事にしています

本日午後に1年生と2年生は探究の授業を受けます。今回は地方創成をテーマとした場合に、内閣府のビックデータをどのように扱うか等を情報科の先生に指導いただきます。研究の視点の置き方にも話題が広がり、安易な発想が探究の躓きになることも示唆する予定です。1年生はその後に電気通信大学の先生の講演も受講します。高大接続でどのようなことが可能となるのかを生徒達に伝えて頂きます。生徒が保持する考える力を引き出す探究や高大接続を調布北は大事にしています。

6月1日(火)体育祭を6月22日(火)に開催することを決定しました

昨日企画調整会議を主宰しました。この中で体育祭を6月22日(火)に開催することを決定しました(雨天の場合は23日です)。緊急事態宣言解除と期末考査の日程とを勘案して、この日を選択しました。生徒は準備を創意工夫して実施することになります。しかしこの大変なプロセスが一生の宝物になると信じています。完璧な演技や競技運営はできない可能性がありますが、そこを目指して仲間と交わすエールが温かな気持ちを育ててくれる筈です。プロセス重視の体育祭を楽しみにしたいと思います。

5月31日(月)全生徒が登校してもよい日を設定することも可能となりました

緊急事態宣言が再延長となり、この期間の教育活動について東京都から指示が発出されました。原則として3分の2の分散登校を維持することは変わりありませんが、全生徒が登校してもよい日を設定することも可能となりました。本校では早速6月2日の水曜日を全生徒登校日として生徒のケアに当たりたいと思います。この日はスクールカウンセラーも来校してもらいます。明日からの正式な教育活動の予定については本日夕刻にクラッシーにて保護者の皆様にご連絡申し上げます。ご心配をおかけしますが引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

5月28日(金)校長だより第42号を配布します

本日、校長だより今年度第4号(通算第42号)を配布します。今回は緊急事態宣言発令の再延長を控えて不安を感じる生徒たちに「沖縄戦の少年少女の姿」が垣間見える映画などを紹介し、その若者の気持ちと連帯しようと記載しました。今の不条理に憤る気持ちが生徒達にもあると思いますが、歴史を振り返ると不条理の連続といっても過言ではない物語が続いてきました。この中で人間らしく豊かに生きるという強い気概が重要になってくると伝えたいと思いました。延期となっている体育祭を是非実現しようとも呼びかけました。もう少しでこの禍も収束します。頑張りましょう。

5月27日(木)今日はバルチック艦隊を撃破した日です

今日はバルチック艦隊を撃破した日ですね。日露戦争は明治37年に起きました。その翌年の明治38年のこの日に東郷平八郎率いる連合艦隊がロシア艦隊を破ったのです。東郷ターンと呼ばれる丁字戦法の成功でした。当時ヨーロッパの大国ロシアを破ったことで日本はロシアの支配下にある多くの国々に勇気を与えたと言われています。トルコやイランに日本贔屓が多いのはそのためです。この時の旗艦船三笠は横須賀に保存されています。1905年の出来事が今も残っていることは嬉しいことです。現代の日本が戦争ではないことで世界の人々に貢献できると良いですね。若い高校生がその立役者になってくれそうです。

5月26日(水)笑顔は副作用のない最高の薬です

本日の東京の日の出は4時29分でした。老人の私は毎日3時に起床しますが、今朝は快晴の朝で清々しい空気でした。今夜はスーパームーンの皆既日食もあります。天からのギフトに感謝するばかりです。コロナ禍でストレスを溜めることが多い社会ですが、今日は空を眺めて癒しを得たいものだと思います。笑顔は副作用のない最高の薬だと言われます。笑顔が笑顔を招きます。好循環のある調布北であってほしいと念じています。

5月25日(火)教育実習生が研修をしています

教育実習生が昨日から母校で研修をしています。3週間の短い期間ですが、教壇に立つための重要な研修となります。生徒達は先輩である実習生を温かく迎えています。難しい内容を分かりやすく説明することは簡単ではありません。対話をする中で初めて伝わることもたくさんあります。実習生にはそのことにも挑んでほしいと思います。教員に必要な資質は様々求められますが、今回の研修では対話力を磨いてほしいと願っています。

5月24日(月)ラジオ深夜便は良いですね

今朝NHKラジオを聴くとラジオ深夜便の最後のコーナーの時間で、絶望名言を放送していました。今日は中島敦の名言でした。33歳の若さで他界した中島は僅かの期間に名作を残しました。教科書でも有名な「山月記」のことも話に出てきました。『臆病な自尊心と尊大な羞恥心』は誰もが持ち合わせており、当然自分にもあることを改めて自覚しました。この厄介な感情をどのように扱うのか一人ひとりが猛獣使いになる必要があるのだと思います。今日は朝から思索する時間が持てました。電車バス通勤の良さを実感しました。

5月22日(土)授業時数の確保を期して土曜授業を実施します

本日は授業時数の確保を期して土曜授業を実施します。本日は1年生と2年生に登校してもらいます。また午後には高校3年生の保護者会を体育館で開催いたします。この時期の保護者会開催に関してお叱りのお電話を頂きましたが、大学入試に向けて保護者の皆様にお伝えする内容に鑑みてお集まりいただくことにしました。既にご家族で直近に大学入試をされたご家庭では不要の内容かも知れません。無理のない範囲でご来校いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

5月21日(金)進路部通信「はばたき」が配布されました

進路部通信「はばたき」が配布されました。大学入試についての概要が記載されています。内容を見ると以下のような記載もあります。○後期日程の2次試験は大学や学部によって個性的なところが多い。面接、小論文、総合問題等○2次試験の出願は、前期・中期・後期とも同一時期に行う。○後期日程まで頑張ろう! 前期日程で合格した人は受験しないので、受験倍率は出願倍率よりずいぶん下がる。・・・このような進路情報を生徒はしっかり把握して勉強に集中していきます。有難いことです。

5月20日(木)我々も鍛えられているのですね

コロナ感染者数が高止まりの状況が続いて今後の教育活動を案じています。今月末に緊急事態宣言が解除されるのか微妙な状況のようです。テレビではワクチン接種を急ぐために大規模接種会場の話題や薬剤師さんにも注射をしてもらう話題が出ています。今まで平時にあったコンクリートされた規制を緊急事態の中で緩和していく練習をしているようにも思います。ダーウィンの言葉である生き残るものは強い者ではなく適応できる者だという箴言が蘇ります。コロナ禍で日本の適応力が試されているようです。我々も鍛えられているのですね。

5月19日(水)生徒総会はオンラインで実施します

本日6時間目に生徒総会が開催されます。分散登校でどのように実施するのかと案じていましたが、生徒会はオンラインで実施するとのことです。2年生と3年生は教室にて一同で参加しますが、午前中の授業後に自宅に戻る1年生はteamsを使って参加するとのことです。生徒は初期指導を受講するだけで応用編をマスターしてソフトを駆使して活用していきます。初期指導してくれる先生方に感謝するとともに、グッドトライをする生徒達を誇りに思います。

5月18日(火)企画調整会議を校長が主宰しています

都立学校は学校運営を決定していく企画調整会議を校長が主宰しています。本校は毎週月曜日に開催しています。昨日の会議では体育祭の日程について協議しました。5月末に緊急事態が解除されて感染対策をとって学校行事が可能となった場合は、体育祭を6月10日(木)無観客で実施する方向でまとまりました。教育活動が過密になっている時期であるため予行なしで本番となる体育祭になります。生徒が期待する行事をなんとか実施して生徒の成就感を高めていきたいという想いが企画調整会議にあります。有難いことです。

5月17日(月)体育祭は延期を決定しました

緊急事態宣言の延長により5月末に予定していた体育祭は延期を決定しました。生徒は実施することを信じて、様々な工夫で個人の準備を進めているようです。現状では解除後に実施可能となれば1週間程度の猶予を置いて直ぐに実施する意向です。そうなると早ければ6月第2週早々に実施することになるのではないかと想定しています。応援団などはフルスピードで演技を合わせることになると思いますが、そのことは覚悟していると思います。今は開催できることが最大の願いであるとの生徒の気持ちが痛いほど私に伝わってきます。

5月15日(土)本日土曜授業を実施します

本校では授業時間の確保を期して本日土曜授業を実施します。年間予定では5月8日(土)に土曜授業を実施する予定でしたが、ゴールデンウイーク期間は自宅学習となって実施できなかったので、その代替えとして実施します。本日は2年生と3年生が4時間の授業を受けます。先生方が学校経営に協力してくれるからこそ実施できることです。先生方に感謝します。本日もコロナ感染対策を愚直に実施して有意義な1日にしたいと思います。

5月14日(金)今日は種痘記念日です

今日は種痘記念日です。1796年のこの日イギリスの外科医ジェンナーが初めて種痘の接種に成功しました。それまで天然痘はもっとも恐ろしい病気でしたが、この種痘により20世紀には天然痘は根絶となりました。この病気は高熱と発疹に苦しまされて、運よく治ってもあばた面になることで歴史にもさまざまな記録が残されています。今世界はコロナ禍で混乱をしていますが、ワクチンが接種できれば、直ぐにこの危機を乗り越え、また新たな記念日が創設される日もあることでしょう。もうすぐそこにその日が来ています。

5月13日(木)都立高校は3分の2の分散登校をしています

緊急事態宣言の延長を受けて都立高校は3分の2の分散登校をしています。本校は生徒のメンタルを重視して、生徒に寄り添って指導するため、全生徒が毎日登校して対面授業をすることとしました。高校3年生は毎日6時間の通常授業を受けますが、高校1年生と2年生は前半登校と後半登校を隔日にして、毎日3時間の授業を受けます。生徒は仲間と一緒に勉強することに慣れています。本校ではこれまでの日常を大きく変更することなく生徒の心の成長も見届けていきます。

5月12日(水)校長だより第41号を配布します

本日、校長だより今年度第3号(通算第41号)を配布します。今回は本校が昨年度から始めた探究学習について紹介をしています。本日は体育館で今年度の探究ガイダンスを実施します。探究委員会の委員が分担して先進校の取り組みや研究成果で進路実現を果たした事例などを紹介します。本校の1年生は内閣府のRESASを使ってグループで地域創成について探究します。2年生は個人研究で1年生の学習課題の継続や本格的な理系課題に挑みます。探究学習は将来に役立つことは間違いありません。求められる能力は明らかに深い学びに集約されています。

5月11日(火)生徒の心の強さを感じます

本校の高校3年生は2年生の秋に台湾修学旅行に行く筈でした。しかしコロナ禍で実施できなくなり、延期して国内修学旅行を1月に実施することにしました。関西修学旅行の実踏もしてもらい準備を進めてきましたが、ここに至っても感染拡大は収まらず、再度3月に延期しました。結局、この再度の延期も成果を見ず、最後の挑戦としてこの6月の実施に賭けてきました。しかしこれも実現できないことが明確になり、昨日修学旅行の断念を決定し、保護者の皆様、生徒の皆さんにお詫びしました。生徒の心情を想うと断腸の思いですが、生徒が現実を受け止めている姿を見て心の強さを感じました。生徒の成長はピンチのたびに加速されていくようです。敬服します。

5月10日(月)部活動は一部練習を再開しています

コロナ禍でも安全対策を講じて部活動は一部練習を再開しています。昨日はなぎなたの大会があり私も引率しました。生徒は礼儀正しく大会に参加して気持ちの良い汗を流していました。大事なことは勝つことではなく歩み続けることだと生徒の背中が教えてくれているように感じました。高校生にとって部活動や学校行事は人間形成の上で重要な意味を持っています。コロナ禍であっても生徒の夢を大事に育成したいと念じています。夢の総和が未来であること信じています。

5月7日(金)夢の総和が未来だと信じています

生徒のいない学校に今日も出勤しました。静寂な校舎は生徒の登校を願っているように感じます。こんな時だからこそ夢を大事にしたいと思う今日この頃です。夢は簡単に叶うものではないことは歴然たる事実ですが、望まない限り叶わないのも事実です。私はいろんな人の夢の総和が未来だと信じています。コロナ禍を乗り越えた先の未来には経験値を高めた生徒達が創り出す社会が誕生します。経験は無駄にならないことを確信して生徒達は今日も豊かな一日にしてほしいと願っています。

5月6日(木)生徒主体の教育活動を

ゴールデンウイークが終わりましたが、緊急事態宣言の延長論が明確になっているようです。今回の宣言は期限が決まっているので・・・と5月11日以降の教育活動を楽しみにしていた私としては誤算です。いつもプランBを用意するのが信条ですが、心情は隠せないものです。今日は5月12日以降の分散登校を予期した計画を再考します。5月下旬の体育祭は延期してでも開催に向けて調整したいと思います。天の配剤をどう捉えるかを試されているように思います。生徒主体の教育活動を模索するのが仕事だと再認識して頑張りたいと思います。

4月30日(金)こころに栄養を

今日は通常なら授業日ですが、このコロナ禍の緊急事態宣言で生徒は自宅学習となっています。大型のゴールデンウイーク期間と思えば有難いのでしょうが、制限を守って生活するように指示さている連休では何の魅力も感じない状態になってしまいます。この逆風の中でも知恵を発揮して少しでも豊かな時間にしたいものです。勉強の合間に自宅周辺を1時間程度の散歩をするのも良いのではないでしょうか。自転車や車で移動している毎日ですが、歩くと改めて発見する景色がある筈です。こころの健康には適度な運動が必要です。こころに栄養を与えること意識して今日も1日を楽しんでほしいと思います。

4月28日(水)今日は1年生の防災訓練です

今日は1年生が防災訓練を実施します。これまでの宿泊をする訓練は実施しませんが、地域連携をテーマに訓練をします。調布消防署や調布市役所のご支援ご協力を得て充実した内容の訓練をします。しかし受け身では訓練になりませんので、後半は生徒が東京都の防災ノートを参照に朗読型の学習発表をします。各クラスの探究委員の生徒が前に出て、地域連携でポイントとなる点をパワーポイントに投影して学年で情報共有していきます。地元町会長さんに参観していただき、この若い力を町会に報告いただくことになっています。入学して20日余りでここまで生徒主体の活動を創造した学年担任団、そして何事も積極的に参画する生徒を誇りに思います。

4月27日(火)本日は哲学の日です

今日はソクラテスの死を悼んで設定された哲学の日です。紀元前399年のこの日古代ギリシャの哲学者ソクラテスは「悪法も法なり」と言って毒杯を煽ったのでした。彼は西洋哲学の基礎を築いた人物の一人として歴史でも有名ですが、彼自身は一切の著述をしなかったので、プラトンをはじめとする弟子の著作を通して私たちにその思想を伝えています。このゴールデンウイークにプラトンが残した『ソクラテスの弁明』に挑むのも良いと思います。哲学書は最初何を言わんとするのか分からないのが通常ですが、最初から分かることばかりに慣れた頭にはとても異質な経験となります。私たちの脳はそのような刺激が大事なのです。コロナで当たり前の生活が出来なくなっていますが、これも脳(社会)を鍛える哲学書だと思えば異なる見地が開かれると思います。

4月26日(月)本日から3日間は分散登校です

本日から3日間は分散登校です。本日は高校3年生が自宅学習となります。4月24日の土曜授業後のホームルームに私から放送により生徒の皆さんに指示をしましたが、生徒は事情を察知しており混乱なく情報共有してくれました。この間に開催される高体連等の公式戦に参加できるようになったことは生徒を安堵させたと思います。生徒は4月29日から5月9日までは完全な自宅学習期間になりますが、この試練をチャンスに読み替えて逞しく成長してくれると思います。生徒の潜在能力は凄いレベルにあります。敬服しています。

4月24日(金)健康が宝です

緊急事態宣言が4月25日(日)から5月11日(火)までの期間で発令されました。本校の教育活動も大幅に制限されます。保護者の皆様のお勤め先も大変なご苦労を強いられているのではないかと推察しています。命より大事なものはないという大命題に皆が我慢をする図式になっています。私の稚拙な経験からすると、当たり前としている健康ほど有難いものはありません。お腹が空いて、たくさん食べて、スヤスヤ睡魔に襲われることはどんなに幸せなことか、一度病魔に襲われて入院すると痛いほど分かります。健康が宝と考えて、この期間出来ることを見出して楽しむ術を身に付けようと生徒に呼びかけたいと思います。

4月23日(金)校長だより第40号を配布します

本日、校長だより今年度第2号(通算第40号)を配布します。今回は緊急事態宣言発令を控えて不安を感じる生徒たちに「ピンチはチャンス」の気概をもって、メッセージを作成してみました。明日は土曜授業で授業公開も2年保護者会も予定とおり実施いたします。発令直前の行事は感染対策を講じて慎重を期して開催いたします。来週月曜日からの予定について明日クラッシーを通してご家庭に周知させて頂きます。ゴールデンウイーク期間を皆で感染防止に協力して、再度の平常な教育活動実施を待ちたいと思います。

4月22日(木)今日はアースデーです

今日はアースデーです。1970年の今日、アメリカの上院議員だったゲイロード・ネルソン氏が環境問題について討論集会を呼びかけたことに由来したという説とアメリカの市民運動家だったデニス・ヘイズ氏が提唱したという説もあります。今環境問題は身近に迫った大きな課題です。世界の首脳がこの課題のために集まることが通常になりました。生徒達が社会に出るころにはこの環境に関する関連業務が仕事になっている者が多くいるはずです。およそ46億歳のこの掛け替えのない地球のことを私たちはもっと知る必要がありますね。

4月21日(水)私の独り言 その2

3月初旬にも独り言を記載しましたが、今回も独り言の続きを綴ります。前回は老人施設と高校の併設があればと記しました。それに加えてアニマルセラピーの観点で犬を学校の友達に迎えられたら良いと思います。不登校などの初期症状に何も語らないワンちゃんの存在が解決の一助になると思います。日本では管理が徹底していますから、こんな提案は夢物語になりますが、そのガチガチの枠組みにハンドルの遊びのような発想が加われば教育問題の多くは解決していくように思うのです。いい塩梅の発想が学校に必要になっている気がします。

4月20日(火)生徒主体の教育活動に挑みます

東京都は政府に緊急事態宣言を週内に要請するとのニュースが流れています。教育活動の制限が一段と強化される見込みです。学校行事も予定とおりに実施できない可能性が高まっています。校長として大きな判断をする時期が来ています。私の判断の根本にはネバーギブアップの精神があります。学校行事については、従来の日程を延期してでも出来るタイミングを待って、生徒が求める学校行事を実施したいと思います。コロナ禍の中で、生徒主体の教育活動に挑みたいと思います。

4月19日(月)生徒は燃えています

月曜日の朝から学校は活性化しています。午前7時30分には多くの生徒が登校して体育祭応援団の自主練習をしています。生徒は待望の学校行事を積極的に参加して達成感を得ようとしているように思います。1年生の担任の先生に伺うと、学級の委員決めでは文化祭担当に複数立候補が出たとのことです。驚いたことはその場で生徒が立ち合い演説会を求め、投票で決定したことだと言っていました。生徒達は学校行事に燃えています。マスク着用・手指消毒・換気を徹底してコロナ感染を食い止めて何としても体育祭・合唱祭・文化祭を開催したいとの意気込みが伝わってきます。私は祈るような毎日が続いています。

4月16日(金)クラーク博士の言葉は今も輝いています

ボーイズ・ビー・アンビシャスで有名なクラーク博士が今日この言葉を別れの言葉として札幌農学校初代教頭から離任したとされています。北海道開拓の父とされる博士の言葉は今も語り継がれています。しかしその大志はお金や我欲や名声のためでなく、人間としてどうあるべきかを極める大志であってほしいと言葉を繋げています。アメリカの教育者として所謂お雇い外国人として来日した博士でしたが、その人選は見事だったと思います。100年以上経ても色褪せないこの言葉は今も若者たちに必要な教えとなっています。

4月15日(木)若い力にアッパレです

本日は定期健康診断の日です。生徒は時差登校で診断を受けます。考えてみれば昨年この時期のコロナ感染拡大による臨時休校のため検診は実施出来ませんでした。小さな一歩でも昨年より良くなっている点を見出して嬉しく思います。生徒達は今年こそは学校行事をやる気満々で準備をしています。体育祭の応援団の練習も空き時間に取り組んでいます。9月文化祭では3年生は全クラス劇を実施します。その準備もしています。高校生活を満喫して受験へのエネルギーを溜めています。若いって素晴らしいですね。

4月14日(水)雨でも楽し生徒達です

雨の朝となりました。自転車通学の多い本校ではカッパを着用して安全運転で学校に登校する生徒がたくさんいます。カッパを着ると蒸すので自転車登校の生徒は少し大変です。それでも学校に登校してくれる生徒を見ると嬉しくなります。学校に行けば仲間と一緒に過ごせるから登校するのだと思います。オンライン授業も必要な選択肢ですが、やはり対面授業の魅力は大きいようです。高校生にとって仲間と切磋琢磨することが一番の成長のようです。雨でも学校に登校する生徒に刺激されて私も一緒に成長したいと思います。

4月13日(火)心にも栄養を

今日は啄木忌です。明治45年のこの日に26歳の若さで石川啄木は亡くなりました。『一握の砂』に収められている「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心」が一番印象に残っています。十五と言えば高校1年生です。多感で一番悩み多き時期に入ってきます。そんな高校生にとって、辛い時は空を見ることが救いになる気になります。「空に吸われし」という表現が今も鮮明に残っているのは、空に救われたことがあったからだと思います。心にたくさんの栄養を吸収したいものです。

4月12 日(月)支えてくれる皆さまに感謝です

コロナの感染者数が微増の中で、今日も平常に教育活動ができることに感謝しています。ワクチン接種も今週から65歳以上の方に始まるようですが、この接種率が高まれば安心感も比例していくと思います。学校は学校経営支援センターの指導のもとで安全対策を講じていますが、土日も休まず司令塔の役を担っている管轄の多摩府中保健所には感謝しかありません。学校は様々な方々に支えられて今日も安心して教育活動が出来ます。改めて皆様に感謝します。

4月10日(土)祈る毎日です

東京都内でまん延防止等重点措置の適用が4月12日から始まります。東京都教育委員会からこの期間の教育活動について文書依頼がありました。心配していた登校不可という指示が含まれておらず安堵しています。大きな制限はありますが、感染対策を一層徹底して、生徒主体の教育活動を創造していきたいと思います。現状では5月の体育祭は実施可能と考えています。生徒の願いが叶うよう、今日も感染対策を生徒に指示しながら生徒と一緒に念じることにします。

4月9日(金)段取り力抜群です

昨日、午前中は各ホームルームでクラス写真撮影やクラス役員等の選出をしました。3年生は瞬時に作業を終えて、残余の時間を学年の先生に交渉して融通してもらい、グランドで体育祭応援団のダンス練習をしていました。本校は6団対抗で1年の1組、2年1組、3年1組が1つの団になります。グランドには6つの輪が出来ていました。驚いたことはダンスをほとんど間違えずに揃って踊っていたことでした。YOU TUBUで個人練習をしていたのだと思います。この段取り力は殆ど神業ですね。体育祭が無事に開催できるように祈る毎日が続きそうです。有難いことです。

4月8日(木)校長だより第39号を配布します

本日、校長だより今年度第1号(通算第39号)を配布します。今回は昨日の入学式式辞を掲載しました。稚拙ながら生徒に呼びかけたい内容を式辞にしました。哲学者フランシス・ベーコンの言葉である『高みに登る人は皆螺旋階段を使う』を軸に3年間裾野の広い学習をすることを生徒に求めました。保護者の皆様にご列席いただき体育館で入学式を実施できたことに安堵しています。本当に良かったです。

4月7日(水)本日は第48回入学式です

本日は本校第48回目の入学式です。240名の優秀な生徒を入学させます。3年間を託された学校は名誉でもあり、責任重大です。保護者の皆様のご支援、仲間同士の切磋琢磨、そして先輩生徒たちの導き、あらゆる学校資源を頼みとして教職員は協働して生徒を育成していきます。今日の式辞では3年間を俯瞰して意識してほしいことを240名にエールとして贈ろうと思います。今日から新たに新入生の夢と希望が学校を活性化します。春は学校にとって清々しい季節です。

4月6日(火)始業式は体育館で実施します

始業式の朝を迎えました。今日は体育館で式を実施します。着任式で新しい先生方をご紹介し、その後始業式で私から生徒にエールを送ります。コロナ禍でストレスが多い毎日ですが、いつまでもこのコロナストレスが続く訳ではありません。アフターコロナというよりビヨンドコロナを意識して、この屈伸状態から大ジャンプに向かう自分を想像して、その大ジャンプに備えて欲しいと伝えたいと思います。未来を見据えて今日を大事にする気持ちが生徒を強く逞しくしていくと信じています。

4月5日(月)新学期の準備は順調です

明日から本格的に令和3年度の教育活動がスタートします。先生方はその準備をほぼ終えて最終チェックをしています。明日は着任式及び始業式があります。式は体育館で実施します。有難いことです。この日に新2年生はクラス替えが発表されます。生徒は楽しみにしていると思います。そして明後日は入学式です。新1年生は4月7日に手続きを完了して翌日から自転車通学が出来るように段取りをしています。明日明後日は晴天との予報です。嬉しいスタートが切れそうです。

4月2日(金)本との出会いに恵まれますように

今日はデンマークの作家アンデルセンの誕生日にちなんで国際こどもの本の日です。『マッチ売りの少女』『みにくいあひるの子』など知らない幼児はいないのでないかと思う反面、厳しい環境で幼少期を迎えた子供たちが大勢いるのも現実のようです。高校生になって本の世界を自分の一部に出来るよう啓発をしていきたいと思います。本校にある図書館は無論のこと、歩いて5分弱に調布市図書館深大寺分室があります。分室では調布市図書館にある本を全て取り寄せることが出来ます。今年度もたくさんの本との出会いを楽しんでほしいと思います。

4月1日(木)今年度もどうぞよろしくお願いいたします

令和3年度がスタートします。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。私はこの春で調布北の校長を拝命して3年目を迎えます。新たな気持ちで生徒主体の教育活動を教職員一同の協力を得て創造していきたいと思います。扇の要の副校長先生も新たに着任されました。今年度もチームワーク良く生徒に寄り添えそうな予感がします。春の予感は有難いもので嬉しいです。