校章

東京都立飛鳥高等学校 定時制

ふりがな Language

制服・校章・校歌

制服

本校に制服はありません。

昼に仕事をしてそのまま本校に通学する生徒も多いためです。 制服がない代わりに校内では上履きを履いています。 これは本校の生徒であるか、そうでないかをわかりやすく区別するという安全上の理由のためです。

校名・校章の由来

校名「飛鳥」の由来

明治時代の地方行政組織の整備にともない、王子村・豊島村は北豊島郡王子村となり、王子町へと変遷し、さらに区政の施行により東京府東京市王子区となりましたが、戦後の地方制度改革によって、王子区と滝野川が合わされることになりました。この二つの区の合併にあたり、区名選定委員会が設置され「あすか・明日香・飛鳥」の案が有力になりました。その理由として、王子と滝野川の中間に「飛鳥山」が存在したからだと言われています。

この地を「飛鳥山」と称するようになった確実な資料は、元文2年(1737)の「飛鳥山碑」の碑文で、その中に「飛鳥山」の由来が記されています。荒川右岸流域の低湿地と山の手台地との境をなすのが「飛鳥山」です。この地には、中世に東京北西部で勢力をはった「豊島氏」の出城が設けられていた歴史があります。また、近世においては、8代将軍徳川吉宗によりこの地に桜が植えられ、現在では桜の名所として有名になっています。いずれにしても、「あすか」の名は、枕詞の「飛ぶ鳥の」から連想される新しいシステムの学校として、未来に羽ばたくイメージを持っています。また、地域の名所として「飛鳥山」の名は人々に広く親しまれていることなどを総合的に検討し、「飛鳥高校」が誕生しました。

校章

校章の由来

「飛鳥」という漢字は、文字通り「飛ぶ鳥」のイメージを持っていますが、それはどんな種類の鳥なのでしょう。「アスカ」という読みは、同じ名前を冠した古代日本の文化を我々に連想させます。いにしえの日本、我々の文化のルーツともいうべき太古に遡って我々の想像力を逞しくしたとき自由に羽ばたく鳥は、まさしく金色に輝く伝説の鳥、鳳凰でした。元来、鳳凰はすぐれた時代に現れるおめでたい鳥であり、未来に羽ばたこうとしている生徒諸君のエネルギーの集合を表しているともいえましょう。

また、鳳凰は中国原産ですから、日本文化のアイデンティティーというだけでなく外国文化との接点も象徴しています。西洋文化では、鳳凰は「不死鳥」「フェニックス」を意味し、洋の東西を問わず、この校章が「飛鳥高校」の不断の飛躍ときらめきたつ品格を示唆してくれるものと思います。鳳凰が広げた羽の上部に見える文字は、現在の飛鳥山公園内にある「飛鳥山碑」に刻み込まれていた「飛鳥」という文字の篆書風の異体字です。その上に冠された月桂樹の半円は、風に翻る鳳凰の長い尾羽根のようでもあります。ここに示した校章はそのシルエットですが、本校のスクール・カラーである深いブルー・グリーンに金色に映える鳳凰は、我が校の校旗に見ることができます。

校歌

校歌1
校歌2