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東京都立つばさ総合高等学校

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2025/08/01 授業・行事紹介

「サンドブラストで作るオリジナルグラス」(科学技術系列)

つばさ総合には科学技術を学ぶ充実した施設や実習装置がたくさんあります。このHPでは、日本の産業を支える工業ものづくりの世界の入り口をご紹介する予定です。つばさの教室でやりたいこと、その学習を続けるとどのような仕事につながるかを考え、自分の将来の可能性を探ることができます。

7月30日(水)、工業科では、本校の進学を考えている中学生を対象に、授業や部活動などを体験していただく「つばさの授業」の中で、自分が考えた模様や文字などのデザインをグラスに加工するものづくり教室を開催し、多くの中学生に参加していただきました。

ガラスの表面に傷をつけるとその傷が消えない性質を利用して、微小な砂「サンド(研磨剤のことです)」を、ガラスに「吹き付ける(ブラストといいます)」ことで、模様を浮かび上がらせることができます。

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コンピュータで、一人一人が好きなデザインを考えたあと、貼り付けるシートにカッティング装置で処理を行うと、インクジェットプリンターのように滑らかな曲線でも自動で切り込みをしてくれるのでカッターを使う必要はありません。

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シートから模様をつけたい切り込み部分だけを剥がし取って、グラスの表面に張り付けるこの作業を慎重にできるかどうかで、最後の仕上がりに差が出てきます。中学生の皆さんは、初めてとは思えないくらいの集中力で、とても丁寧に取り組んでいました。

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最後に、機械の中で、片手にはグラスを持って、もう一方の手で吹き付けノズルをつかんで、サンドブラストを行います。

作品が仕上がった時の皆さんの表情が喜びに満ちた素敵な笑顔でとても印象的でした。

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今回は自分の作品に挑戦していただきましたが、つばさに入学して楽しみながらものづくりを学び、人の役に立てるような社会人になってほしいと願っております。これからも様々なものづくりの授業を発信してまいります。