校章

東京都立つばさ総合高等学校

Q&A

授業・クラス・科目など

Q:1クラスの人数は何名ですか?
A:HRクラスは1クラス40名です。ただし、全員が履修する科目でも習熟度別授業や少人数授業を設定しています。そのため、その40人がまとまって授業を受ける時間は少なくなりますが、HRや行事でクラスの親睦を深めています。
Q:始業・終業時間は何時ですか?
A:8時30分始業で、SHRと清掃が15時30分頃に終わります。一般生徒の下校時刻は16時45分です。部活動などでこの時刻を過ぎて学校に残る場合は、顧問や担当教員の付き添いが必要です。
Q:何分で何時間授業ですか?
A:50分6時間授業です。
Q:夏休みや冬休みはどうなっていますか?
A:他の多くの学校と同じ時期に、夏季・冬季・春季の休みがあります。
Q:定期考査は年に何回、どんな風に行われますか?
A:1・2学期に中間考査と期末考査を各1回、3学期に学年末考査の計5回です。選択科目についても定期考査をしますが、科目数が多いため、考査期間外に通常の時間割の中で実施する科目もあります。
Q:希望した科目が選択できないのは、どのような場合ですか?
A:希望する科目同士が同じ時間の枠に重なってしまった場合などが考えられます。また、その科目の選択者が少ないと、科目そのものが開講できない場合があります。
Q:希望者が少ない科目は開講されない場合がある、ということですが、何人くらいいれば開講できるのですか?
A:都の基準としては1講座10人が下限です。しかし本校は総合学科ですから、もっと少人数でも開講したいと考えていますし、現に10人未満でも開講されている科目は複数あります。希望者が1、2人では厳しいですが、できる限り希望を生かすよう努力しています。
Q:希望者が多すぎてその科目を選択できないことはありますか?
A:予想外に希望者が集中した場合は、施設の関係などで選択できない場合もあり得ます。ただしその場合でも、できる限り希望がかなうように調整をしています。
Q:習熟度別授業は、どのように行っていますか?
A:英語と数学の必修科目について、入学後のテストを基準として、3つのレベルに分けて授業を行います。年度途中も、定期考査の成績などによってクラスが変わることがあります。
Q:「系列」はいつ決めますか?自分の決めた系列の範囲を超えて科目を選ぶことはできますか?
A:「系列」は、学科やコースではありません。あくまでも専門分野ごとに科目を分類したものです。2年次以降の科目選択にあたっては、柱となる系列を1つ決め、それを目安に科目を選択していきますが、入学前に系列を決める必要は全くありません。また、選んだ系列以外に属する科目の選択も、もちろん可能です。これが総合学科とコース制の学校の違いです。
Q:『つばさハンドブック』とは何ですか?
A:科目選択のためのガイドブックです。「カリキュラムガイダンス編」「キャリアガイダンス編」「シラバス編」に分かれていて、選択の方法、進路との関連性、授業の内容などの情報が満載です。
Q:同じ科目を2度履修できますか?
A:必履修科目が欠席超過で未履修になった場合を除き、同じ科目を2度履修することはできません。必履修科目とは、卒業までに必ず履修しなければならないと本校で定められた(学習指導要領に定められたものを含む)科目のことです。
Q:将来、教育系の4年制大学(希望は小学校教諭)入学を目指していますが、総合学科に入学してのメリットは何でしょうか?
A:必要な科目を選択できるので、受験のための演習科目を多くとることができます。また、「こども文化」など、教育とも関連性の高い、他校にはない専門的な授業があります。
Q:留学や海外ホームステイの制度はありますか?
A:事前に許可を得て、正規の後期中等教育機関に入学し、単位を修得して帰国した場合、29単位を上限として本校での単位修得として認定する制度を設けています。海外ホームステイ研修については、皆さんの希望が強ければ、実施の可能性を検討することになると思います。
Q:先生は何人ぐらいいますか?
A:2020年度当初現在で本校専任の教員は、教諭47名・実習教員4名・養護教諭1名・非常勤教員3名です。そのほかに時間講師や市民講師も多数います。専任教員の数は、同じ3学年・18学級の普通科高校と比べて約1.5倍。生徒1人あたりの教員数の多さから個別指導で補習が行われるなど、授業の多様さ以外のメリットもあります。
Q:専門的な内容の科目はどんな先生が教えるのですか?
A:全都から専門性を持った教員を集めていますが、専任だけで対応できない科目については、市民講師を活用しています。特にドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語はネイティブの市民講師による授業です。
Q:担任の先生はいますか?
A:各クラスに担任・副担任がいます。単位制といっても無学年制とは違うので、学年制の学校と同じようにHR活動や学校行事も活発です。

入学選抜

Q:他県からでも受検できますか?
A:本校は東京都の公立高校です。原則として東京都民(住民票が東京にある)で、保護者の方と居住していないと受検資格はありません。ただ他道府県に住んでいても、入学時までに東京に転居し、保護者の方と同居することが確実であれば出願資格があります。
Q:受験生の学力はどのくらいですか?受験するにあたり、具体的な内申点は?
A:残念ながら、具体的な評定平均や、学力検査の最低点・平均点などを公表することはできません。各種受験情報誌のデータや、他の都立の全日制総合学科高校におけるこれまでのデータなどを参考にして下さい。
Q:女の割合は決まっていますか?
A:男女別の枠はありませんので、純粋に入学選抜の順位で合否が決定します。入学年度により男女比は変わりますが、平均すると女子がやや多くなります。
Q:願書はどうやって入手するのですか?
A:
  • 今年度3月に都内の中学校を卒業する見込の3年生は、中学校の先生から受け取ります。
  • 既に中学校を卒業している人は、卒業した中学校でもらって下さい。
  • 願時に都外に住んでいて本校受験を希望する人は、直接本校に来校して受け取ります。郵送する方法もありますので、電話等でお問合せ下さい。

なお、推薦入試の受検資格があるのは、上記1の人で、かつ基準日までに都内の中学校に在籍している必要があります。

Q:推薦選抜の実技検査の内容を教えて下さい。
A:実技検査「発想・表現検査」は、名前の通り、受検生の「発想力・表現力」を見るための検査です。数種類の絵や図形、キーワードなどの素材が示され、そのうちの1つを選んで解答する検査です。検査の性質上、どのような素材が示されるかはその時にならないとわかりませんが、過去の出題は「入学選抜」のページで公表しています。普段から、身の回りの様々な事柄に対して自分なりの考えや発想を持っていることが重要です。解答の方法は2つありますが、いずれも文章を書いて答える必要があります。自分の考えや発想などを文章で表現する習慣をつけることも大切です。
Q:特別推薦選抜の面接は個人面接ですか?グループ面接ですか?
A:一般推薦は個人面接ですが、特別推薦の面接は「個人またはグループ」となっています。
Q:同じ中学校の受験者が多い場合、学校ごとの受験者数の制限はありますか?
A:そういうことは全くありません。どの中学校の生徒であっても同じ条件で選抜します。

学校生活

Q:学校行事にはどのようなものがありますか?
A:つばさゼミ(ホームルーム合宿・4月)、飛翔祭(体育祭)のような体育的行事、銀翼祭(文化祭)のような文化的行事があります。その他、Wing Cup(スポーツ大会)・奏翼祭(合唱コンクール)・芸術鑑賞教室などを行っています。
Q:つばさゼミとは何ですか?
A:4月下旬に行われる、新入学生全員参加の合宿です。総合学科の1年生が全員履修する「産業社会と人間」という科目の一環として、総合学科で学ぶ中で役立つ「問題解決学習」に、色々な方法で取り組みます。また、スポーツやウォークラリーなどでクラス内の人間関係を広げていきます。
Q:修学旅行はどこへ行きますか?
A:学年ごとに、先生方が生徒たちに経験させたい内容を話し合って候補地を決めます。その後、学校全体で準備・決定をします。近年の行先は北部九州(長崎など)や四国(高知・愛媛)、沖縄といったところです。基本は3泊4日ですが、沖縄の場合は費用等の都合で2泊3日になるケースもあります。
Q:頭髪や身だしなみについての決まりはありますか?
A:学校は直接社会と触れ合う機会も多くあり、フォーマルな場所です。本校の生徒として、ふさわしい頭髪や身だしなみを守って学校生活を送ることを期待しています。したがって、頭髪や身だしなみについては、規制もあり、検査もあります。
たとえば、ピアスやポロシャツは、フォーマルな場にふさわしくないという意味で禁止にしています。本校の生徒として、誇りと自覚を持って欲しいと考えています。
Q:髪の毛は染めていいのですか?
A:髪の毛を染めることは認めていません。様々な場面で、高校生や若者の暴走といった実態を目にします。つばさでは、社会通念上何がよくて何がだめなのか、また、どのくらいまでなら許されるのかなどの規範意識全般について、正しい認識を生徒たちに持って欲しいと考えています。そのためにも、髪の毛に限らず様々な生活指導が行われます。
Q:冬に夏服を着ても構いませんか?
A:いわゆる「衣替え」の時期を定めていませんので、特に指定がある状況を除き、夏に冬服・冬に夏服を着て登校することは可能です。しかし、冬服のブレザーに夏服のズボン・スカートといった「夏冬混在」は禁止しています。
Q:女子の制服にズボンはありますか?
A:あります。ただしオプションです。
Q:ブラウスの色はどのようなものが可能ですか?
A:白が原則ですが、定められた日を除き、無地で淡い色が入ったものを着ることを認めています。
Q:アルバイトをしてもいいのですか?
A:原則としてアルバイトは好ましくないと考えています。アルバイトで生活規則が乱れたり、学習時間が減ったりする事が考えられるからです。
Q:自転車で通学してもいいですか?
A:許可を得れば、自転車で通学しても構いません。
Q:部活動の数が増える可能性はありますか? また、二つの運動部に入ることは可能ですか?
A:双方の顧問が許可すれば、2つの運動部に入ることは可能です。しかし、一般的に運動部の練習日は多いため、複数入部すると本来の目的でもある学習活動が継続させにくくなります。兼部が希望の場合は、文化部と運動部が適切であると考えます。
Q:部活動で合宿はありますか?
A:部によって実施するところはあります。
Q:エレベーターは普段使用してもいいのですか?
A:エレベーターの使用は許可制です。病気・ケガなどの事情で許可を得た場合を除き、階段を使用して下さい。
Q:HBとは何のことですか?
A:「ホームベース」の略です。壁のないホームルーム教室と考えてください。2年生以降はクラス全員で同じ授業を受ける機会がほぼなくなるため、正式なホームルーム教室がありません。そのため朝夕のSHRはHBで行います。
Q:お昼ごはんはどうするのですか?
A:持参するのが原則ですが、昼休みにパンやお弁当・飲み物の販売もあります。
Q:クラブの見学は可能ですか?
A:可能です。
Q:部活動などで残る場合の、下校時刻は何時ですか?
A:下校時刻は16時45分ですが、それ以降も監督する教員がいることを条件に、部活動や補習などで残ることができます。その場合でも通常は18時、特別な事情がある時は19時を下校時刻としています。

進路

Q:夏季講習はあるようですが、冬季講習や春季講習はないのですか?
A:夏季講習のように全体で取り組むものではありませんが、先生方が個人的に行っている講習はあります。生徒からの要望に応える形で、生徒と先生の信頼関係で成り立っています。
Q:つばさ総合高校では、将来何を目指している人が多いですか?
A:様々な選択科目があり、1年生のうちから将来を意識的に考えさせる学校のため、生徒の目指す職業は多岐にわたります。
ごく一部ですが、比較的よく耳にする希望を紹介します。
デザイナー、理学療法士、作業療法士、運転士・CA・船員など交通機関の乗務員、エンジニア、漫画家・イラストレーター、スポーツトレーナー、カウンセラー、映像技術者、公務員、教員、保育士、介護福祉士、プログラマー、栄養士、通訳、看護師、秘書、獣医、アニメーター、ゲームクリエイター、声優、研究者、ホテル・旅行会社などの観光業、編集者、調理師、グランドスタッフ、パティシエ・・・その他、本当に色々です。
Q:大学の推薦指定校はありますか?
A:現在約40大学、約90名分の推薦指定校をいただいております。学部も理学・工学系、人文系、芸術系、家政・福祉系、環境系などさまざまです。ただ、生徒には自分の進路希望に合わせて大学も選ぶよう指導しています。
自分の進路希望に指定校が重なればよいのですが、そうでない場合は自分で大学・短大を選んで受験し、その結果進学した学校を逆につばさの指定校に加えよう!という開拓意識を持ってほしいと思っています。そのために勉強し、自分の進路希望を達成していく気持ちが大事だと考えています。

その他

Q:色々な科目がありますが、授業料は他の都立高校と同じですか?
A:授業料は他の都立高校と同様、年額118,800円です。
ただし所得制限基準額未満の方は、申請により授業料と同額の「就学支援金」が支給され、授業料と相殺されて納入が必要なくなる場合があります。
授業料の他に、積立金、生徒会費、PTA会費を徴収しています。
Q:教科書や副教材はいくらかかりますか?
A:選択する科目によっても異なりますが、入学時に購入する教科書と副教材を合わせると、おおよそ20,000円強くらいになります。科目によっては、4月の授業開始後に副教材や実習着等を購入する場合があります。