本校の所在地は荒川区東日暮里五丁目です。けれども、現在の住所表記には「竹台(たけ(の)だい)」という地名は残っていません。
それでも本校が「竹台」を名乗るのは、この一帯(旧・日暮里地域)で、かつて字(あざ)・小名(こな)として用いられていた地名が、学校名として受け継がれてきたためです。行政区画や町名は時代とともに変わりますが、土地の呼び名には、昔の景観や人びとの実感が折り重なるように刻まれています。
「竹台」という名の由来は、土地の特徴をそのまま言い表したものとされています。ポイントは、次の2つです。
- 竹:日暮里周辺には、かつて竹やぶ(竹林)が多く見られた
- 台(地):日暮里周辺は一段高い台地(高台・段丘)にあたる
つまり、「竹の多い高台(台地)」という意味が凝縮されて「竹台」と呼ばれるようになった、という解釈になります。
実際、東日暮里五丁目は日暮里駅東側の台地から、その縁(端)にかかる地形に位置します。台地と低地の境目は地形の変化がはっきりしており、植生や地形の印象が地名として定着しやすい場所でもあります。「竹台」という呼び名は、そうした土地の輪郭が言葉として残ったものと考えられます。
日暮里周辺の古い地図をご覧になる機会があれば、地名だけでなく、竹林など当時の景観を思わせる手がかりもぜひ探してみてください。地名は、地域の歴史を読み解くための小さな“鍵”になります。
また、受検をお考えの皆さんは、本校に植わっている竹もどうぞご覧ください。校名に残る日暮里の昔を、身近に感じていただけるはずです。ご来校をお待ちしています。