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東京都立竹台高等学校

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2026/06/18 お知らせ

【公共】“平等”は公正なのか—ロールズ/セン/サンデルからの挑戦状―2年生

IMG_23106月18日(木)3時間目 2年生「公共」「公正な社会」とは何かを、現代の政治哲学・社会思想の代表的な議論を手がかりに整理しました。日常で使われる「公平」「平等」「格差」といった言葉を、感覚的な賛否ではなく、社会のルールとして考え直すことをねらいとしています。

授業ではまず、政治哲学者ジョン・ロールズの正義論を取り上げ、社会制度を設計するうえでの基本的な発想(誰の立場になるか分からない状況を想定して原理を考えること)を確認しました。格差をめぐる議論が、単なる“結果の違い”ではなく、社会の基準そのものに関わる問いであることを学びました。

続いて、経済学者アマルティア・センケイパビリティ(潜在能力)アプローチを通して、公正を「形式的に同じ条件があるか」だけで測れない点を扱いました。支援や制度が存在しても、それが実際に人の選択肢や生き方の可能性を広げているかどうか——“人ができること/なれる姿”という観点から、公正の見取り図を広げました

さらに、政治哲学者マイケル・サンデルの問題提起にも触れ、「公正は中立的なルールだけで完結するのか」「社会が大切にする価値(公共善)をどう語るのか」という論点を確認しました。公正をめぐる議論が、私たちの社会が何を良いとし、何を優先していくのかという価値判断と結びついていることを捉えました。

ロールズ・セン・サンデルの三つの視点を通して、「公正」をめぐる考え方が一つではないこと、そして同じ社会問題でも“どの立場から何を大切にするか”によって結論が変わり得ることを体系的に理解しました。理念の紹介にとどまらず、現代社会の課題(格差、支援、機会、自由と責任など)を読み解くための“思考の道具”として捉え直すことで、生徒がこれから社会の一員として判断し、対話していくための土台を築く授業となりました。IMG_2312

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