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2026/06/09 お知らせ
【家庭総合】砂糖が変わる瞬間に立ち会う――調理室で始まる“食の安全”とべっこう飴―3年生
6月9日(火)2時間目の3年生「家庭総合」は、次の3時間目の「調理実習」へ続く“序章”でした。
まだ火はつけていないのに、調理室にはこれから始まる実習の気配が満ちていきます。家庭科教員のきびきびした説明で、調理室の使い方や排水ネットの意味を確かめ、動画で食中毒の怖さを目にして、教室の空気が一段引き締まりました。消費期限と賞味期限の違い、特定原材料8品目の表示、卵や小麦を扱うからこそ不安があれば必ず申告すること――「おいしい」をつくる前に、「安全」をつくる。そんな約束を胸に刻み、食中毒予防3原則(つけない・増やさない・やっつける)や、中心まで75℃で1分以上の加熱など、守るべきルールを一つずつ確認しました。班は毎回変わり、ときには男子だけ、女子だけになることもある――だからこそ、誰と組んでも同じように安全に動ける力が必要です。
そして、ここから授業は一気に次の3時間目へ向かって加速します。計量スプーン(大さじ15mL・小さじ5mL)と計量カップ(200mL)を“すりきり”で正確に量る練習の先に待つのは、「べっこう飴作り」。砂糖大さじ3と水大さじ1――たったそれだけの材料が、火にかけられると別の姿に変わっていく。砂糖は水に溶け、温度は上がり、鍋の中は透明から、やがて淡い黄金色へ。かき混ぜてはいけない、鍋をゆするだけ。色が進みすぎれば一瞬で焦げ、早すぎればまだ甘い水。取り出すタイミングは、まるで勝負どころを見極めるような緊張感です。しかももう一つの挑戦があるとのこと――酢を小さじ半分、そっと加えて“味変べっこう飴”。同じ黄金色でも、口に入れた瞬間の印象は変わるのか。最後は黙って味わう。声にした途端、感想が伝染してしまうからこそ、自分の舌で確かめる。
チャイム前に入室し、爪を切り、スリッパに履き替え、エプロンと三角巾を整える――その一つひとつは、次の3時間目を「ただの調理」ではなく、「成功体験」に変えるための準備です。安全という土台ができた今、次の3時間目の調理実習では、手順と約束を大切にしながら、砂糖が黄金色へと変わる瞬間を一人一人が丁寧に確かめていきます。さて、おいしくできるでしょうか?

