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東京都立竹台高等学校

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2026/06/08 お知らせ

【歴史総合】『国民』は生まれる?つくられる?――問いから迫る国民国家―2年生

0acddc63-2734-40c6-87bb-a88303cf79886月8日(月)5時間目の2年生「歴史総合」では、「国民国家とは何か」をテーマに、身近な感覚から概念へとつなげて考える授業を行いました。

まず、オリンピックのマークやサッカーワールドカップの写真を提示し、国旗や代表というイメージが自然に浮かぶことを確かめながら、「なぜ自分を〇〇人だと意識するのだろうか」と問いを立てました。

続いてFormsで「国民国家」のイメージを答えると、「国民が中心となる国家」という意見が多く集まったため、次に「では、その“国民”とはどのような存在か」をグループで議論しました。生徒からは「その国で生まれた人」「その国に住んでいる人」「国を支える人」「国のために貢献する人」などの意見が出ましたが、「日本人の夫婦がアメリカで子どもを産んだらその子は〇〇人?」という問いかけで意見が分かれ、国民の捉え方が一つではないことが明確になりました。

ここから、国民は自然に存在するものというより、制度や価値観、そして歴史の中で形づくられてきたものだという視点へと話を進めました。まとめでは、国民国家を「言語・文化・宗教・歴史などを共有すると考える『国民』によってつくられる国家」と整理し、「一国家に一国民」という理念が少数派の抑圧や国家間対立につながることがあった点も確認しました。さらに三権分立の図を用いながら、「国民が中心」とは国民主権(国民が政治の権限を握ること)と結び付くことを押さえ、フランスやアメリカなど革命を経て成立した国々を例に、国民が主権を持つまでの過程を考察しました。

最後に、現在の社会にも目を向けつつ、「自分は〇〇人だと意識するのはなぜか」を、国民国家という概念と歴史的事象を踏まえて自分の言葉でまとめました。「国民」「国家」という一見あたり前に見える枠組みも、歴史の中でつくられ、支えられてきた概念であることを確認できた授業となりました。今後も、歴史的事象を手がかりに現代社会の課題を読み解き、自分の立ち位置や社会のあり方を多面的に考える力を養っていきます。

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