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12月26日および27日、本校1年生5名が東京海上日動火災保険株式会社の「ジュニア・インターン」に参加させていただきました。
26日は同社北東京支店にて損害保険事業や代理店の機能について学び、その後自治体訪問を行いました。訪問先の豊島区役所では、同区が取り組む社会課題解決やSDGsの普及について紹介を受けました。その後、北東京支店でSDGsに焦点を当て、生徒5人で「質の高い教育をみんなに」を達成するために必要な保険やサービスについてプレゼンテーションを行いました。生徒たちは積極的に質問や意見を述べ、現代社会の環境と保険事業の関連性について理解を深められました。
27日は同社本店海上業務部を訪れ、午前中には同部が担当する洋上風力発電事業に関する講義を受け、地球温暖化防止に向けた同社の取り組みを学びました。午後のディスカッションでは、新しい保険の企画案について話し合いをし、「鉄道貨物自動化」「半導体開発」の2つのテーマでプレゼンテーションを行いました。社員の皆様からは「実現可能性のある具体的な提案」という講評や激励を受け、2日間の活動を終えました。
この2日間を通じて、保険事業やその仕事内容だけでなく、社会課題と保険会社の果たすべき役割について深く理解することができました。社員の方々からは温かくかつ専門的なアドバイスを受け、通常の授業では得られない学びと刺激を得る貴重な機会となりました。
<参加生徒の振り返り(一部抜粋)>
- 社員の方々がとても優しく和やかに話してくださり緊張せずに体験できました。また保険を全く知らなかった私でも理解できるくらいお話がとてもわかりやすく興味を持って学ぶことができました。
今回のプログラムを通して企業のSDGsへの取り組みをリアルに知ることができ関心が深まりました。また様々な角度から保険や社会課題解決について知ることができて視野が広がったと同時に、知らなかったことを知る楽しさを学びました。自分が知らないことや今は興味のないことでも積極的に調べて興味の幅を広げていきたいと思います。ディスカッションでは社会課題を考えるときに大切な視点や考え方、協力して作り上げる楽しさわかったので探究学習などに生かしていきたいです。人前で発表することも怖くなくなったのでもっと挑戦して得意にしていきたいです。
また、社員の方々がいきいきと仕事をされていて、働くのが怖かったのが楽しみになりました。社会のさまざまなことに関連する幅広く面白い業種だとわかり保険会社に興味を抱き、将来の選択肢がひとつ広がりました。
改めて今回は貴重なお時間をいただき学びの場を作ってくださりありがとうございました。興味深いお話をたくさん聞けて楽しかったです。自分自身の成長や社会課題に対する気持ちの変化を得られて他では代えられない貴重な経験となりました。この経験をこれからに活かしていきたいと思います。 - 学んだことは、まず、コミュニケーションをとることの大切さです。社員の方々や代理店の方々の話の中で、保険に加入してもらうときに趣味の話などを自分から始めることで、お客様が気軽に悩みを相談しやすい環境を作り、今後起こりうるリスクや必要な保険を考えやすくなることや、社員と代理店の方との関係もコミュニケーションによってよりよいものになっているということを学びました。そして、高校生の今から、周りの人とのコミュニケーションを大切にし、自分が社会人になったときに社員の方々のようにコミュニケーションを通じて人に寄り添えるようになりたいと感じました。
また、たくさんの社会人の方の前でプレゼンテーションをするという貴重な体験をさせていただき、学んだことは、自分が全面的に伝えたいことだけではなく、そこにある欠点やリスクに対してどう対処すべきなのかも考え、伝える必要があるということです。PowerPointに書いた言葉をただ読むのでは意味がなく、どのように考え、どのように対処するのかを口頭で詳しく伝えることの必要性を実感しました。