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3年生物選択者が入試頻出分野であるPCRと電気泳動の実験を行いました。
PCRは分子生物学では昔から有名な分析技術ですが、最近ではコロナ禍により広く一般に浸透した言葉だと思います。
簡単にいうとターゲットのDNAやRNAを増幅し、検出しやすくするという技術です。
入試頻出分野ですが、高額な分析機器が必要となるので実験ができず(手動PCRもできなくはありませんが)、理論説明で終わってしまうことも多い分野です。
今年度はサーマルサイクラーと電気泳動槽及び試薬を理科振興予算と理数研究校予算で購入できたことにより
竹早高校では来年度以降も分子生物学実験を取り入れた授業が可能な環境になりました。
テレビで見る科捜研のDNA鑑定を模したプロトコルを実際に行ってみるというテーマのもと、無菌操作に注意を払いながら行いました。
全てのグループが良好な結果とはなりませんでしたが、複数のグループで正しい実験結果が出ました。
マイクロピペットの使用方法から無菌操作まで細かい技術が要求されますが、飲み込みが早く器用に実験を行っていました。
生物選択者には医療系や生物系を志す生徒が多いので進路実現の一助になることを願っています。