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東京都立田柄高等学校 全日制

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2022/01/04 TGR光が丘今昔

TGR光が丘今昔43 Narimasu High School(NHS)3

Narimasu High School(NHS)3

NHSにおけるキャンパスライフと同窓会組織

NHSは,1948年9月から1971年6月まで存在しました。一番生徒数が多かった時期は,1950年代ですが,グラントハイツが返還される2年前までは,学校が開設されていたことになります。その後は,Yokota American High Schoolが後継することとなりました。新学期は,アメリカ本国と同様に9月からでした。

NHSでは,学生委員会(日本の生徒会に相当する)キャンパス活動が盛んでもあった。DRAGON‘S ROARという学内報も発刊されていました。通常,キャンパス新聞は無料ですが,この学校では自治活動の一環として行われていたため,一部10[セント]で購買されていました。勿論,購入のためにはMPC(Military Payment Certificates:軍票)を利用しなければならなりませんでした。

NHSでは,日系二世の生徒も学んでいましたが,これとは別に近隣の日本の学校との交流も盛んでした。特に,部活動交流などが多く行われ,施設の関係などもあり,バスケットボールなどでの練習試合は,近隣の東京都立高等学校とも行われていたと言います。

The Dragon’s Roarについて,アメリカの生徒たちは,「竜轟然」と日本語訳をつけていました。これは,NHSの生徒たちにとって“成増魂”的なものでありました。この精神は,NHS卒業生の全体に対してあるものであり,グラントハイツの当時の生徒たちの象徴でもありました。これは,現在,一番若い世代でも70歳代を過ぎている卒業生たちにも生きており,アメリカ合衆国本国におけるNHS Alumni Association(NHS同窓会)活動も盛んに行われていました。

NHS3