TGR光が丘今昔26　田柄水道

田柄水道

田柄用水や田柄川とは別に「田柄水道」と呼ばれる上水がある。これは，田柄地域で井戸を掘ったときの地域事業組合による地下水の井戸の引き水によるものです。正式名称は「田柄町水道利用組合」で上野徳次郎氏が初代田柄町水道利用組合（田柄水道）の理事長です。愛染院墓地の阿弥陀堂のそばに顕彰碑があり，「幾多の困難を克服して水道施設を完成させ，･･･」（昭和49年建立）とあり，田柄町の半分の世帯が深井戸を水源とする組合水道を引いているといいます。ちなみに，この田柄水道を利用したそば処「桔梗屋」という蕎麦屋が光が丘美術館に隣接してあります。「桔梗屋」で蕎麦打ちに利用する水は，昭和38年に掘られた深井戸から給水される，秩父山脈を水源とする天然の地下水とのことである。地下200[m]から汲み上げられる地下水は田柄水道と呼ばれ，無加工のままの天然水なのだそうです。