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東京都立田柄高等学校 全日制

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2021/09/02 TGR光が丘今昔

TGR光が丘今昔12 「飛行第47戦隊」と「第43飛行場大隊」(1)

「飛行第47戦隊」と「第43飛行場大隊」(1)

昭和18年10月には完成予定であった成増飛行場は、少し遅れて昭和18年12月上旬には完成しました。成増には、千葉県柏市に駐留していた「独立飛行第47戦隊」が移駐してきました。そして、飛行第47戦隊の将兵(空中勤務者・・・いわゆるパイロット)は約80名(全体では400名)。そして、飛行場整備隊は、第43飛行場大隊としては、400名余り(多い時には1300名程度いた時期もある)が働いていました。

飛行第47戦隊は、飛行隊として第一中隊(旭隊)、第二中隊(富士隊)、第三中隊(櫻隊)があり、それぞれに整備指揮隊(整備第一小隊から整備第三小隊)がいて、他に吉野隊と呼ばれる整備第四小隊もいました。吉野隊は、エンジン整備など特別のことを補助滑走路側で行っていました。

ちなみに第一中隊は五十音の最初が「あ」なので旭隊、第二中隊は数字を数えるとき、「ひ~、ふ~、み~」なので二番目を富士隊、第三中隊は(さん)三番目なので櫻隊となりました。第一と第三は東側の戦隊本部側、第二は田柄側を拠点としました。戦隊本部には、作戦室・飛行隊・整備指揮隊・戦隊長、戦隊事務室・戦隊兵器委員・経理・衛生が戦闘指揮所にありました。現在の光が丘七丁目付近です。(第12代校長 加藤竜吾 記)

asahitai夜間出撃の旭隊(背後に映っている戦闘機は二式戦「鍾馗」・下記富士隊の写真も同様)

fujitai昭和19年正月の富士隊(鍾馗のプロペラに正月飾りがあり羽子板を持っている戦闘員もいる)