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東京都立田柄高等学校 全日制

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2021/08/18 TGR光が丘今昔

TGR光が丘今昔6 「稲荷神社」

「稲荷神社」

練馬区旭町二丁目9番に位置した稲荷神社は、平成27年に隣接する光が丘パークヴィラ様の用地として土支田八幡宮に神社合祀されて、その役目を終了しました。

この稲荷神社の祭神は宇迦之魂命であり、元々は、現在の屋敷森付近に存在していました。練馬区教育委員会の資料に拠れば、創祀は不詳であるが、土支田村字原(主として現光が丘)に人々が住み始めた頃から祀られていたと言われています。第二次世界大戦中、軍用の成増飛行場建設に伴い、昭和18年5月、土支田村の村社北野神社(現土支田八幡宮)に社殿を遷しました。しかし、昭和37年、旧「原」の人々の申し出で、再び社殿を現在地に遷したものです。しかし、大変残念ながら、平成27年に土支田八幡宮に神社合祀されました。

当時、境内石造物は水盤が明治27年、燈籠が昭和10年のもので、鳥居は平成12年に改築されています。ほかに享保13年(1728)江戸時代中期の聖観音がありました。これは旧境内地にあったものが遷ってきたのです。そして、この丸堀聖観音立像廻国供養塔は、練馬区立上練馬公園に移転されました。これは、「廻国」とは、納経のため、北陸・関東・東海・奥羽の国々を廻ることで、無事帰国できたことを記念して建立されたもので、江戸時代のものが残されて良かったと思います。(第十二代校長 加藤竜吾 記)

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平成15年頃の稲荷神社(筆者撮影)

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現在の同所

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上練馬公園に移転した丸堀聖観音立像廻国供養塔