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2023/08/10 今週の七高
公民科夏の講座 〈裁判傍聴体験・模擬裁判体験〉
8月8日 公民科夏の講座1〈裁判傍聴体験〉
公民科夏の講座として、東京地方裁判所で裁判傍聴体験をしてきました。
希望した生徒のみではありましたが、実際の裁判を見て、感じるものが大きかったようです。
「言葉としては知っている黙秘権なども、その実態を見ることができて、考えさせられた。」
「現場で使われている法律の背景が知りたくなった。」
「どの法律のどの部分を使うかで、視点が変わったり、質問の仕方によって見えるものが違ってくるのを実感できた。」
やはり、体験の重要性を実感した講座となりました。
8月9日 公民科夏の講座2〈模擬裁判体験〉
8月9日(水)、公民科夏の講座として、東京青年会議所墨田区委員会主催の模擬裁判体験に参加してきました。
午前中は、刑事裁判(裁判員裁判)の模擬裁判が実施され、東京都立両国高等学校の生徒と一緒に本校生徒も裁判員として加わりました。
午後は裁判の内容について、グループごとに評議体験に参加し、判決を出しました。
裁判員裁判の立ち上げにも関わった四宮啓弁護士が冒頭でおっしゃっていた
「裁判官と裁判員の意見の重みは同じである」
「裁判官が正解を持っているわけではない」という言葉に励まされ、
初めての立場ながら、真剣に積極的に意見を述べる姿が見られました。
最後に、今回の企画者である古橋弁護士司会のもと、寺岡弁護士、鵜飼弁護士から裁判についての解説をふまえて、
会場内で意見交換や質疑応答が行われました。
改めて四宮弁護士からは
「裁判員が無作為に選ばれていることが、公平性の担保となっている」ことや、
「個人的な体験の違いがあるからこそ、それぞれの立場からの意見を聞きたい」
という裁判員裁判ゆえのメリットが示されました。
生徒たちからは、
「自分が判断する側になると、ニュースで見るとは違った視点に立つことができた。」
「評議する段階で、証拠の重要性を痛感した。」
という体験ならではの感想が聞かれました。