JAXA相模原キャンパス 見学
2024/07/12
7月5日(金)にJAXA 相模原キャンパスに見学に行きました。
私たちは、宇宙科学探査交流棟を見学させていただきました。
まず目にしたのは2台の巨大な宇宙ロケットです。
これらはM-VロケットとM-3SIIロケットの模型です。
M-Vロケットは現在活躍しているロケットで、地球の軌道に人工衛星を運んだり、
惑星間の軌道に探査機を投入したりできる便利ものです。
また、M-3SIIロケットはハレー彗星を接近観測するために作られたものだそうです。
とても大きくてかっこよかったです!
展示はとても興味深いものばかりでした。
太平洋戦争後、日本のロケット研究は停滞していたといいます。
しかし、1955年、糸川英夫がたった23cmのペンシルロケットの飛翔実験を行ったことから
ロケット研究が急激に加速していきました。
1970年には日本初の衛星が打ち上げられ、5回目の打ち上げで成功したそうです。
使われなかった6番機は現在この施設で展示されています。
こうして日本の宇宙研究は進んできたそうです。
次に、ロケットについてです。
突然ですが、ロケットの燃料は全体の何%を重量を占めていると思いますか?
正解は驚異の90%です!だから、時間がたつほど機体の重量が軽くなり、速くなるのです。
また、機体の一部に軽くて強いカーボンファイバーを使ったり、
空になった燃料タンクを切り離したりするなどの工夫を凝らすことで、
ロケットは宇宙に飛び立つことが出来るのだそうです。
最後に、小惑星探査機「はやぶさ2」が持って帰ってきたリュウグウのサンプルについてです。
「はやぶさ2」は2020年に小惑星リュウグウの試料を持って帰ってきたロケットです。
展示室には実際にリュウグウの破片が展示されていました。(撮影禁止 残念。)
他にもJAXAの世界一大きい気球やシミュレーションゲームもあり、どれも面白かったです。
宇宙に興味があるよって人は是非見に行ってみてください!
天文部部長