制服・校章・校歌

制服

本校は制服がありません。学校生活にふさわしい私服を着用して登校しています。

校章の画像

校章

初代有原先生(校長)は最も熱心に校章のことを考えられた。学校は多摩川の近くなので、大和撫子の意味を含めて、多摩川の玉の流に河原撫子をあしらった七宝の副章を帽子につけ、本章は銀いぶしの方形中に桜花をおいて胸につけることにした。
これ以前、全国の校章を集めて研究したところ方形のものはなく、これは、アングルドロアで鋭角のとげとげさもなく、鈍角のまぬけさもない、中庸な最も物の拡大される型で、しかも方形は町を象徴しているので、桜町の校章としては、日本一のものとされた。
それでその製法にあたって、私は先ず彫刻家の家へ入りびたる様にしてついていて、そのプロセスを研究し、見つめていた。そしてそのへら目が、最も自然のリズムを表した様な、荒彫りの時、やめてもらった。私は、あえて、磨きのかかるのをとらなかった。
それというのも、桜町は鍛錬の学校としたからである。そのするどい一彫りの刀目のうちに、デッサンの精神である自然の真実の響を見出そうとしたからである。そして、それを胸につけて、日々のはげましにしようとしたからである。これでもいけない、これでもないと、一生懸命訓練する、それが私たち桜町 の姿である。
現在用いられている徽章もこれを原型としたものである。
(武田一郎《美術科 昭和13~43年在職》)

校歌

●作詞 三門 八郎 ●作曲 松本 民之助

1
ほのぼのと空に春来と鳥鳴けば
かすみたなびく丘の上
花の木の間の桜町高等学校
花のかげあかの他人はなかりけり
2
鮎走る多摩の河原ゆ風わたる
青葉若葉の丘の上
白きいらかの桜町高等学校
青嵐に机上の白紙とびつくす
3
のぼりゆくみちのほとりに紫の
野菊むれ咲く丘の上
ボールとびかう桜町高等学校
線こえし球はねこむや萩の花
4
しろがねの富士の高嶺を蒼空の
はたてに望む丘の上
ひかげしづけき桜町高等学校
冬欅こずえ細きに昼の月
5
学ぶわざおのもおのもに選びつつ
安らけき国おこさむと
われらいそしむ桜町高等学校
若き日や又日新に文の花