芸術鑑賞教室を実施しました

７月17日（木曜日）、芸術鑑賞教室をめぐろパーシモンホールにて実施し、生徒たちは映画「あん」を鑑賞しました。例年、演劇や音楽など、様々なジャンルの芸術に触れる機会を設けていますが、今年は映画という形で深く心に響く作品と向き合いました。

今回の鑑賞にあたり、事前学習として国立ハンセン病資料館の方にご講演いただくなど、生徒たちは映画の背景にある社会的な課題や、登場人物たちの心情をより深く理解するための準備を整えてきました。　（事前学習：令和７年１月25日国立ハンセン病資料館からの出張講演）

生徒たちは皆、映画の世界に深く引き込まれていました。映画が終わり、場内が明るくなると、感動冷めやらぬ生徒たちから、自然と拍手が起こりました。生徒の感想を、一部抜粋してご紹介いたします。
「病気であるからと言って、何もできないわけでも挑戦できないわけでもないし、健常者と同じ生活、やりたいことができる。だからこそ差別はよくないと改めて感じさせ考えさせられた映画でした。」（１年）
「差別や偏見の深さを知り、人の尊厳や正しい理解の大切さを学びました。」（２年）
「あまりこのような映画は観ず、初めて観ましたが、かなり素敵なものですごく感動しました。」（３年）

今回の芸術鑑賞教室は、事前学習と映画鑑賞をとおして、生徒たちにとって、人生や社会について深く考える貴重な機会となりました。この経験が、生徒たちの今後の学びや豊かな感性を育む一助となることを期待しています。