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2026/02/02 中学生
中学3年生(18期)卒業研究最終発表会
1月27日(火)の5・6限に卒業研究の最終発表会を行いました。自分のテーマについてどれだけ専門家になれたか、約1年間の研究を通して自分がどう成長したかを発表する、大切な時間です。
5限はポスターセッションです。中1・中2も参観しました。中2はまさに今、卒研テーマを検討しています。先輩から学ぶ絶好のチャンスです。中1は来月に地域探究の最終発表会を控えています。先輩と同じ書式で、グループのポスターを作成しています。情報の充実度や図の示し方など、参考になることがたくさんありました。
6限は代表発表者2名によるプレゼンテーションを中2・中3全体で聞きました。
【代表発表者のリサーチクエスチョン】
①駅前ロータリーの歩行者の横断をなくすためには~乱横断禁止町~
②環境の違いがハシブトガラスの形状に差を及ぼすのだろうか
綿密な調査とオリジナリティあふれるフィールドワークで素晴らしい研究をした2人です。情報量たっぷりの語りから、「専門家」になったことが伝わりました。
学年問わず、積極的な質疑応答が行われました。その中で注目すべき話題が二つありました。まずはフィールドワークについて。「良い調査をするためにはフィールドワークはやはり重要なのでしょうか」という2年生からの質問に対し、1人目の発表者は「インターネットだけの調査で結論付けるのではなく、自分の調査した結果で勝負できる方が、信頼性が高まる」と答えました。また、2人目の発表者は、フィールドワークの実施方法について「自分の研究の基礎文献である書籍の著者にインタビューし、フィールドワークの行い方についてアドバイスをいただいた」と話しました。
二つ目は研究動機についてです。2人目の発表者が「カラスのはく製を自作してしまうくらいカラスが好き」という話に会場はどよめきました。やはり「好き」に根付いた研究は強いです。調査にかける熱量が違います。
テーマ決めに悩む2年生たち。「自分は何が好きなんだろう?」「自分のテーマならどんなフィールドワークができるかな?」そんな風に考えるきっかけをくれるやり取りでした。
講師として法政大学の新田誠吾先生をお招きしました。代表発表については「二人とも資料を非常によく調べた上に自分の「足で稼いで書いた」論文で、高く評価できる」という講評をいただきました。また、テーマ決めに取り組んでいる2年生には「できるだけ身近で、自分が興味のあるテーマを選ぶように。それについて資料やデータがあるかを調べた上で研究を進めてください」というご助言がありました。また、「自分で現場を見てみる。論文を『足で書く』」とフィールドワークの重要性についてもお話しされました。「たいていのことには研究や論文がある」というお話に希望を感じた2年生は多かったと思います。「自分の興味と社会課題はどうやっても結びつかない…」と迷っている2年生も多いようです。「私にとっての『好き』も誰かが研究しているかも!」と調べてみることが、研究の大切な第一歩になるかもしれません。
行き詰ることがあっても、やる気になれなくても、とにかく自分の責任で最後まで研究を全うすること。そこから学ぶことは大きいのではないでしょうか。最終発表会まで走り切った3年生、お疲れ様でした。
最後に、18期生の卒業研究にご理解、ご協力いただきました保護者の皆様、淡交会の皆様、外部機関の皆様に心よりお礼申し上げます。
