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東京都立両国高等学校・附属中学校

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2025/11/26 中学生

中学3年生卒業研究 卒業生による卒業論文添削指導

11月25日(火)5・6限に中3生を対象に卒業生による卒業論文指導を行いました。今年度も淡交会事務局から卒業生の皆様にご連絡いただき、24名の卒業生の方がご参加くださいました。お一人5人の生徒をご担当頂きました。生徒はまだ執筆を始めたばかりです。表紙、はじめに、第1章など論文の書き出しの部分をお読み頂きました。生徒は最初に1分程度で研究概要を説明し、その後具体的に論文の内容や書式等へのアドバイスをいただきました。淡交会の方から研究動機や調査方法、課題解決方法などについて具体的にお話し頂くことで、多くの生徒が自分の論文の不十分な点に気付くことができました。

 現役大学生の参加者の方に「AIの大学での使用実態やルール」について質問しました。「8割くらいの学生がレポートや論文作成に生成AIを使っていると思う。AIにすべて任せるという人もいる。僕はそうしない。その選択肢を選ぶことはとても勿体ないと思う。AIは考えていない。膨大なデータの中から、組み合わせているだけ。AIはあなたが書きたいことを理解していない。そのことを分かっていてほしい。AIにすべてやらせるということを続けたら、どんな時も本気になれない人間になってしまう。自分でやりきる。この論文をきっかけに、そういう力を得てほしい。」AIだけでなく、卒研の核心に触れるお話でした。また、論文についてはこのようなお話もありました。「大学では1学期で5本くらいの論文を書いた。苦ではなかった。ネタ(書くべきこと)が自分の近くにたくさんあるから。論文を書くことでその話題についてより深く知ったり、今まで興味をもっていなかったことに注目したりできた。みんなも自分の論文を書く時に身近なことについて目を向けてほしい。」生徒に響くお話でした。

他にも貴重なお話をたくさんいただいたと思います。それを十分に生かして研究を最後までやりきること、それがお世話になった方々への何よりのお礼になります。18期生、完走目指して頑張りましょう!お越しくださった淡交会の皆様、大変丁寧なご指導を本当にありがとうございました。

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