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2025/10/15 中学生
中3卒業研究 中間発表会
10月11日(土)3・4限に卒業研究の中間発表会を行いました。中学3年生は各自がテーマを決め、個人研究をしています。4月から10月の卒業研究前半戦は以下のような手順で進めてきました。【テーマ検討→文献調査→探究すべき問い「リサーチクエスチョン」検討→調査→研究概要作成→調査、フィールドワーク→中間発表会用ポスター作成→発表会】スタディツアーinユタの準備と並行して調査活動を進めました。大変忙しく、充実した前半戦でした。
リサーチクエスチョン決定までが難しく、大変苦労しました。「探究」や「問い」という言葉が最近様々な場面で聞かれるようになりました。与えられるのを待つのではなく、自ら課題を見つけて取り組む人材を求める、という社会的な願いの表れかもしれません。ただ、「探究すべき問いを見つけよ」と言うのは簡単でも、いざやろうとすると、とても難しいことです。苦しみながらも、何度も友人や先生と議論して自分のリサーチクエスチョンを決めた3年生は、ひとつの大きな山を乗り越えました。
発表はポスターセッションの形式で行いました。6分発表、2分質疑応答です。総合係と学級委員がタイムキーパーを務めました。3年生たちは熱心に発表し、積極的に質問をしました。質問をすることは自分の研究を深める助けにもなります。参観に来てくださった保護者の皆様や、本校同窓会の淡交会の皆様には評価シートをご記入いただきました。今後の研究方法や発表方法の改善のために参考にさせていただきます。お忙しい中お越しくださり、ありがとうございました。
「卒業研究」という教科の教員はいません。教員にとっても、研究のファシリテーターを務めることは多くの場合初挑戦で、大変難しいのです。生徒と教員が一緒に悩み、学びながら創り上げる授業です。いよいよ後半戦は論文執筆に入ります。11月には論文の書き方講座も予定しています。1月末の最終発表会まで、どれだけテーマについて深く調査し、探究できるか。まだまだ3年生の挑戦は続きます。