校章

東京都立両国高等学校・附属中学校

ニュース

2024/04/16 高校生

4月15日(月)オーストラリア ブラックウッド高校との交流

オーストラリアのブラックウッド高校から17名の生徒と3名の先生方が交流に来てくれました。昨年度、本校の現高校2年生が次世代リーダー研修の海外派遣でお世話になったご縁です。

中学校の朝礼では、代表の生徒が日本語でスピーチをしてくれました。参加したブラックウッド生は日本語を勉強中の9年生から12年生(中学3年生から高校3年生)です。ゆっくりと、でも一生懸命に準備したことが伝わるスピーチに、中学生たちがあたたかい歓迎の拍手を送りました。

1

その後は高校2、3年生と一緒に国語、数学、世界史、公民、英語、美術の授業に参加しました。両国生が隣に座り、内容や日本語が難しいところは英語でフォローしました。「伝えたい」「理解したい」という思いが最も語学力を育てる原動力になります。ブラックウッド生、両国生、どちらも熱心に関わろうとする姿が印象的でした。

2

3

校内巡りツアーも行いました。本校のネイティブ教員が一緒に参加し、英語で両国高校の施設や生活について紹介しました。本校は国際交流の機会に恵まれています。しかしそれだけでなく、そういった機会を心から喜び、積極的に参加してくれるネイティブ教員がたくさんいることも大きな魅力のひとつです。会話をしながら校内を巡るうちに、緊張していたブラックウッド生にだんだんと笑顔が増えていきました。

4

帰りのSHRや掃除にも参加し、いよいよ楽しみにしていた部活動へ。

部活動は茶華道部とバドミントン部に参加しました。茶華道部では部員のサポートのもと、お茶菓子とお抹茶を体験しました。茶華道部は国際交流の機会が多い部活です。英語での部活紹介や説明も慣れてきました。初めての和菓子に”It’s good!” “It’s not too sweet.” “I like it.”と好感触。日本文化を楽しんでもらうことができました。バドミントン部では高校生部員がラケットを人数分用意して歓迎してくれました。ブラックウッド生の中には”Can I play one more game?”と延長を申し出るほど熱中した生徒もいました。

5

6

今日の一日はブラックウッド生、両国生、どちらにとっても貴重な国際交流、外国語学習の機会となりました。特に両国の高校2年生はユタ海外語学研修がコロナ禍で実施できなかった学年です。多くの高2生がブラックウッド生に対して、朝の玄関でのお出迎えや授業中のフォロー、授業ごとの教室移動の案内などを快く、楽しんで行ってくれました。こうした触れ合いが彼らの心に少しでも残ることを願います。

ブラックウッド生は2週間の日本滞在中、東京だけでなく、京都、広島、大阪、奈良などを訪問するそうです。大変忙しい旅程ですが”Once in a life time!”と終始笑顔で、すべての活動に前向きに参加してくれました。お互いの心に刻まれた「一生に一度」。大切にしたいですね。

この交流実現に力を尽くしてくださったブラックウッドの先生方、協力してくれたすべての両国生、先生方、本当にありがとうございました。

ブラックウッドの皆さん、Thank you for everything. Have a safe trip!!

7