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2023/01/31 中学生
志学「哲学対話」(中3)
1月27日(金)の総合的な学習の時間では「哲学対話」を行いました。講師として、上智大学文学部の寺田教授をはじめ、多数の皆様にご来校いただきました。
普段話題にすることがないような答えのない問いに対して、グループごとに講師の支援を受けながら、対話を行いました。始めは話し合いが成り立つのか不安そうにしている生徒もいましたが、1つの問いから、様々な問いがさらに生まれ、途中、横道にそれながらも、深く掘り下げた対話が展開されました。どのグループも最終的には問いを広い視野で本気で考え続けることの面白さを実感できた生徒が多かったようです。また、様々な意見や価値観を共有したことで、自分の意見を持つことの大切さ、客観的な視点を自分の意見に取り入れることの大切さに改めて気づかされました。
世の中は、人と人の「対話」で成り立っていることが多いのではないでしょうか。今日の経験が、高校生になっても、大人になっても、役に立ってくれることを願っています。
【生徒の感想や気づきより】
・休憩の時間も椅子に座ったままずっと話し続けるほど話題が途切れることなく、他のメンバーの意見を聞いたり、自分の考えを共有できたりしたので、問いに対する考えを深めることができた。
・例えどんな身近な問いだとしても、人それぞれに意見があり容易に分かり合えるようなことでないことがわかった。
・人の数だけ考え方が違う。
・「個性」は、「誰もが既に持っている。」と言っている人がいて、安心できた。
・自分がどんな考えを持っているのかということを新たに発見できたので、非常に面白い時間となった。自由の先にあるものは何なのか、深く考えていきたい。
・1つのテーマについて、ここまで長い時間、しかもスマホなどで調べたりせず、対話するのみという行為はとても新鮮だった。
・年齢が少し離れた方と話すことでも学びがあったので、また異なる年齢の人と対話してみたい。