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東京都立両国高等学校・附属中学校

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2022/08/05 中学生

TGG英語体験プログラム

TGG(東京都英語村)に行き、生徒たちは英語漬けの3日間を過ごしました。

今年度の海外語学研修は残念ながら中止となってしましましたが、本場さながらの充実した設備とスタッフのもとで、まるで海外に来たかのような開放的な気分を味わえました。7~8人の班に、1人のエージェント(世界50か国からのスタッフ)が付き、自然と英語を話せる雰囲気が常にあり、生徒たちは、経験豊富な陽気なエージェントの方々に引っ張られるように、休み時間も積極的に英語でコミュニケーションを図る様子が見られました。1日目の振り返りでは、「自分からエージェントの方に話しかけて雑談してみたい!」と言った声が多くありました。

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午前中のプログラムは、空港、ホテル、スーパーマーケット、クリニック、大学キャンパスなど海外留学をイメージした様々なエリアを周りました。最初にそれぞれの場面で実際に使われる英語を学んだ後で、エージェントから一人一人異なるミッションカードを受け取り、緊張しながらも、自身の状況に合った英語を選択して楽しそうにやりとりをしていました。その後は、「ニュース取材体験」、「スピーチのテクニック」、「ニュース番組の作成」、「SDGsの視点から世界の貧困問題を考えよう」、「東京の魅力を紹介」など、3日間合計12個のプログラムに挑戦しました。2日目が終わる頃になると、最初は“Don’t be shy!”と言われていた生徒たちも、手を挙げて発言する人が目立つようになってきました。3日目に向けて「メンバー内でもできるだけ英語だけを使うようにする!」と言った目標を掲げて臨む生徒も徐々に増えていきました。1日の授業を全て英語だけで受けた経験がないため、「ずっと英語だから疲労がすごかった。」といった感想もありました。

3日間を通じて、英語を使用する楽しさや必要性を体感し、「通じた」「わかった」という成功体験が、2学期以降の英語学習の意欲向上のきっかけになったことは、間違いありません。参加者に多くの学び、挑戦、気づきの場を与えてくれるTGGのプログラムの素晴らしさを実感でき、来年3月の国内語学研修に向けて、充実した事前学習の場になりました。

【生徒の感想や気づき】

・文法がごちゃごちゃでも大きな声とジェスチャーがあれば大体相手に伝わった!

・文法的に完璧でなくても、コミュニケーション力でとりあえずなんとかなることがわかった。

・コミュニケーションを図る上で大切なのは、英語の言葉を使いこなす力ではなく、積極的に話そうとする意志であること。

・普段英文を書いたりペアワークができたりしていても、実際に質問をする際に使うとなると、想像以上に言葉が出てこないことが分かりました。

・学校の授業や英検の面接とは違い、その場、その場で投げかけられる質問に、臨機応変に応答することが難しかった。

・世界50か国の方がいたことで、他の国の方々と話す時には、国によって英語になまりがあって、同じ単語でも発音が違うことに気づきました。普段の授業では、体験できない「英語の日常」を体験することができたのが良かったです!

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