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東京都立両国高等学校・附属中学校

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2022/08/03 中学生

企業訪問(中学3年生)

 7月28日、中学3年生有志生徒を対象に、株式会社博報堂の大木浩士様に「発想力」に関する講座を開催していただきました。

 博報堂は広告代理店として知られていますが、そのお仕事は「発想の力で、企業や社会の課題を解決すること」だそうです。多種多様なクライアントを支援してきた、経験に基づいた熱のこもった講演を受け、生徒達も積極的な姿勢で取り組みました。

 まずは自己紹介、ということで1人ずつ自己紹介を始めたのですが、早速ここでアドバイス。「自己紹介は相手がイメージしやすいように、より具体的に話した方がいい」とのこと。確かに「食べることが大好きです」より、「錦糸町駅南口にある焼き肉屋で牛ハラミ定食をライス大盛にして食べることが大好きです」と話した方が、人となりが浮かびやすく、相手により伝わる自己紹介になります。このように助言を受けた生徒達は、すぐに吸収し、相手に伝わりやすい自己紹介ができるようになっていきました。

 講師曰く、発想を広げる力を養うためには、「とにかくたくさん考えること」が大事。何百、何千というアイデアをたくさん広げ、広げ切ったところで、そこから絞る。このような作業を何度も繰り返すことで、発想力が磨かれていくようです。
博報堂でもチームで仕事をすることが多いそうですが、チームを組んで協働してアイデアを出すためには、「①発想を広げる力②違いを尊重する力③言語化力」の3つの力が要るそうです。

 今回は3~4人のチームに分かれて、実際に博報堂の社員になったつもりでワークに挑戦しました。テーマは「中学生がワクワクするイベントのアイデアを考えよう」です。VRの活用や、廃校を利用したイベントなど、さまざまなアイデアが飛び交い、短時間の講座で一人一人の発想力が豊かになったと感じました。
 大木様、この度は本校生徒のためにご講演いただきまして、誠にありがとうございました。

【生徒の気づきや感想】
・自己紹介におけるコツをはじめとして、博報堂の方々が常に新しいアイディアに辿り着くために工夫されていること、そして、実際にアイディアを考えるメソッドなど参考になることをたくさん教えていただきました。
・1人1人が自己紹介をするだけなのですが、様々な学びがありました。人は、共感、気づきに笑うというのは、僕の中で大きな学びでした。
・初めからいきなりアイディアを考えるのではなく、軸やポイントの案を複数出した上で、その中から何個かを組わせることでアイディアが出しやすくなるというお話を実践してみて、自分にあっていたので今後に活かしたい。
・中学生向けの企画を考える体験は、あと2時間はやりたかったと思うほど面白かった。やっぱり自分はこういうことが好きだと改めて思いました。

・中学校のうちに今日のような体験ができて本当に良かったです!

kigyo_matubi