総合的な学習の時間「志学」（中学3年生）

先日の校外学習のまとめとして、グループで情報を収集し、整理、分析を繰り返しながら“自分たち”で設定した「課題」と「解決策」などを、同じツアー（テーマ）に参加した他グループと「考え方」を伝え合う活動を行いました。今回の発表を通じて、他者の多様な考えを受け入れたり、他者との違いを認めたりする感想が多くみられました。また、新たに課題を見つけたり、自分の考えを深めたり、自己の生き方を考えられた生徒もいました。準備から発表まで1時間でしたが、班で役割分担し協力しながら取り組むことができました。

【生徒の感想と気づき】

・（自分たちが思考したことを）発表するために言語化して伝えるという練習を行ったので、より具体的にイメージすることができた。

・自分たちと同じツアーに参加しても、グループごとに、全く違う捉え方をしていて、現状やそれに対する理想が異なっていた。自分たちでは全く思いつかないアイディア（解決策など）があったので面白かった。

・発表を聞いて、（同じ場所に行っても）他の班と意見が違うのを見ると、「一人一人考え方が違うんだな」と再認識！一人一人で「理想」や、「現状」の見方が違うので、「なるほどな」と思う意見が多かった。同じテーマのグループ同士で交流できたことで、今まで見えていなかった「課題」も見えてきたので、交流して良かった。

・自分たちの考えを伝えるということで、自分たちの考えを誰よりも深く知っていなければならない。模造紙の付箋などを通して見直してみたところ、自分たちの考えの良い点や悪い点を前よりも深く知ることができた。

・（発表に向けて）理想や現状を整理していくうちに遠くの問題だと思っていたものが急に身近に感じ、自分のできることを行動に起こそうと思った。

次回は、ツアー（テーマ）の異なるグループとの交流を行います。このような活動を通じて「多様な感じ方や考えに接する」中で、さらに自分の考えを深め、「判断」し、「表現」する力を伸ばしていきます。

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