校章

東京都立両国高等学校・附属中学校

ニュース

2022/03/11 中学生

芸術鑑賞教室

本校で芸術鑑賞教室が行われました。日テレ「笑点」で1月よりレギュラーとしてご活躍中の落語家・桂宮治さんをはじめ、講談師の神田紅純さん、紙切り師の林家喜之輔さん、落語家の桂伸ぴんさんの4人の方にお越し頂き、落語についての説明や演目を披露していただきました。出演者の熱演に会場は終始笑いに包まれていました。

【生徒の感想】

・自分が物語にタイムススリップしたように感じがして楽しかった。

・面白く話してくれて、ついつい引き込まれて時間が経つのも忘れてしまうほどだった。

・実際に物語が目の前で起こっているような感覚を味わうことができた。

・昔の人のリアルな生活を垣間見た気分になった。

・途中で映画を見ているようですごかった!

・桂宮治さんの「死神」の話では、BGMもないのに不気味な感じが伝わってきた。

・桂さんは、「死神と一人の男」の話を見せてくださいましたが、たくさんの役が出ているにも関わらず、一人一人に特徴があり、一人しかいないのに、まるで何人もで、やっているような感じだった。

・扇子や手ぬぐいの動きに注目して今どんな場面を表現しているのだろうと想像するだけでも楽しめた。

・インターネット等が普及した今の時代でも人が話していることに対してこんなにも素で笑えるなんて。

【落語が語り継がれていることについて】

・数百年後の日本でも、江戸、現代と同じように、日本人が落語で笑えているように、伝統を受け継いでいくことの大切さを強く感じた。

・想像力を働かせる分、人によって想像する情景は違うからこそ、十人十色の楽しみ方があるのも落語の良さの1つ。

・時を重ねるにつれて、さらにたくさんの人が磨いてきた芸であるから、日本の良さがぎっしりと詰め込まれている芸能。

・落語家さんは、みんなに笑顔になってほしいと心から願っていうからこそ、今も語り継がれている。「笑顔をいっぱいにしたい。」という思いが消えない限り、落語も消えない。

・通信機器のなどの技術の発達やサブカルチャーの充実などにより、昔の「和の心」を忘れてしまいがちだが、落語などの伝統芸能によって「和の心」を思い出すことができる!

・落語には、何百年もの苦労や努力があり、聞き手をとにかく笑わせて、楽しませるという日本人の「おもてなしの心」がある。

 

第一線で活躍中の方の落語を間近で鑑賞できたことは、生徒たちが、伝統芸能の素晴らしさに気づく「学びの場」になっただけでなく、コロナ禍の影響で行事等が中止・延期になった学校生活の中で、「思い出作りの場」になったことは間違いありません。出演者の皆様本当にありがとうございました!

 

My project