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東京都立六本木高等学校 定時制

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卒業生紹介

卒業生からのメッセージ

令和6年度卒業 立正大学 文学部 社会学科(公募)
 私は、高校に入ってから社会学に興味を持ったので、人と対話しながら体系的に学びたいと思い、社会学科を目指すようになりました。また、図書館司書の資格を取得したいと考えていたので、社会学と資格の勉強を両立できる大学に進もうと決めました。
 受験形態は公募型推薦です。事前課題として800字の小論文を提出したあと、面接をしました。自分で選んだ本を読んでから小論文を書くという方式だったのですが、課題の締め切りは11月の初めだったので、7月下旬から本を読んで書き始めました。国語科の先生に2回くらい見ていただいて、8月に入る頃に完成しました。面接練習は、夏期講習を1回したあと、夏休み中から11月まで担任と4回くらい練習しました。直前の11月2週目くらいに、進路部の先生と1回練習しました。キャリアサクセスの授業で聞いた、「受かるかどうかより、自分の力を出し切れたと思えるように、やれることはやったと思えるように準備しよう」という言葉がとても印象的だったので、そのつもりで面接練習はなるべくたくさんやりました。自分のことをひたすら考える作業と、考えたことを人に伝わるように分かりやすく話す練習を並行してできたことが、1番面接への不安を軽減できたかなと思います。
 本番では練習していなかった質問をされて焦ったのですが、自分の考えはまとまっていたし、簡潔に話す練習もできていたので、答えられました。この瞬間に1番、面接の準備をしておいて良かったと感じました。
令和6年度卒業 東京理科大学 創域理工学部 経営システム工学科 (一般)
 私は将来の選択肢を増やすために大学進学を選びました。高校生のうちに進路を決め切る自信がなく、入学前から受験勉強を本気で頑張ろうと決めていました。
 進学先は東京理科大学です。この大学を選んだ理由は、志望する学科があり、就職で困らない知名度があったからです。志望校選びに迷ったときは、オープンキャンパスに3校ほど参加しましたが、生徒の授業への取り組み方、トイレの清潔さ、学食の味、そして通いやすさに注目すると良いと感じました。高校3年生になると忙しくなるので、高校2年生までに行くのがおすすめです。
 入試は一般方式で、英語・数学・物理の3科目で受験しました。勉強は、高校1年生のときは個別指導塾、高校2年生からは河合塾に通いました。検定や必履修科目は高校2年生までに取得し、高校3年生は週2日登校でした。この学校にいることをどれだけ有利に活かせるか、よく考えて計画を立てることが大切です。学校の進度に合わせているだけでは間に合わないし、それを言い訳にもできません。 入試科目に英語がある人は英語検定を強くおすすめします。高校の単位にもなるし、入試で英語が免除になる大学もあります。一般入試を受けるなら英語は避けられないので、苦手な人は克服するつもりで取り組むと良いと思います。実際、私も英語検定がなかったらこの大学に落ちていました。そして、進路で迷ったら絶対に1人で悩まず周りの大人に相談してください。
 私はどの試験も手応えがないまま最終日を迎え、最後の試験でこの大学に合格できました。これから受験を迎える皆さんも、最後まで諦めず後悔なく受験を終えてほしいです。
令和6年度卒業 法政大学 国際文化学部 国際文化学科 (一般)
 私は、家族や中学時代のフリースクールの先生から勧められたことがきっかけで、大学に進学することを決めました。また、中学まで楽をしてきてしまった分、勉強を本気で頑張って、それで結果を出せたらかっこいいなと思ったので、一般受験に挑戦しようと思いました。
 法政大学を選んだのは、合格をいただいた大学の中で一番志望度が高かったからです。もともと社会学や文化学に関心があったので、それらが学べて、自宅から通いやすい大学を探し、全部で8校10学部を受験しました。その中でも、法政大学国際文化学部は留学制度があるため、自分の視野を広げながら言語力も養うことができそうだと思い、魅力を感じました。
 六本木高校では時間割の自由度が高く、自分の時間を作りやすかったので、1年生の夏から塾に通っていました。中学までの遅れを取り戻し、勉強の習慣をつけることができたので、早くから始めてよかったと思います。3年生の秋からは過去問に取り組みました。対策がしやすく、出題傾向も自分に合っていたので、共通テストの対策に特に力を入れました。年が明けてからは、受験に向けて規則正しい生活を送ることも心掛けました。他の受験生と違って六本木生は受験期も授業があるので、学校も疎かにせず適度にバランスを保つことが大切だと思います。
 やってよかったことは、志望校を高めに設定することです。もともと目指していた大学よりも難易度の高い大学を目標に勉強したので、自信や余裕が生まれました。逆に後悔していることは、試験科目を注意深く確認しなかったことです。受験校が多くなると、つい混乱してわからなくなってしまいがちで、実際に私は二校共通テスト利用の科目不足で不合格になってしまいました。もちろん勉強は大切ですが、出願の際は試験要項をしっかり確認するようにしてください。
 最後に、私は受験を通して、学力だけでなく、人としても成長できた部分が多くあったと確信しています。努力をした経験は絶対に自分の財産になると思うので、最後まで自分を信じて頑張ってください。
令和6年度卒業 都立荏原看護専門学校 (一般)
 私は中々やりたいことが見つからず困っていましたが、高校3年生の7月頃に難病を患っている友人と出会い、病気で様々な苦労やストレスを抱えている方々の近くで支えたいと思い、看護師を目指す事を決めました。この学校に決めた理由は、自宅から通いやすい事と、3年生は実習が中心なので実習病院も近くにある事と、学校の設備や施設が整っている事と、学費が安いことです。
 試験の準備は、元々10月に別の学校を総合型選抜で受験していたので10月までは面接と小論文の練習をしていました。小論文は国語の先生に教えて頂き、医療系の学校で出題されるような問題を解いていました。面接は担任の先生と一対一での練習をしていました。何度か担任の先生と練習をしたら慣れてしまうので、他の先生方や進路部の先生方にも面接官役をお願いした方がいいと思います。学科試験の準備は一ヶ月前から始めました。私は、勉強が嫌いで全くしてこなかったので急に1人で勉強をするといってもなにから始めたらいいのか、過去問を解くにも1人では全然解けなかったので試験一ヶ月前とは思えないほどの状態でした。数学の先生にも空いている時間に何度も教えて頂きました。私は自分ではどうにもできなかったのでとにかく人に頼りました。2年生からでも3年生の初めからでも計画的に勉強をしておくべきでした。これから受験を控えている皆さんも様々な理由から今、進路を決めていると思います。自分が決めた将来を目指すためになるべく早くから計画的に頑張ってください。
令和6年度卒業 斎藤工芸硝子株式会社 (学校斡旋・印刷・製本業)
【その会社を選んだ理由】
 求人票見た時に絶対ここがいいって思って、職場見学申し込んで実際行ったところ、職場の雰囲気も良く、作業なども自分が好きな細かい作業を繰り返す作業環境なのが私にはすごく良く、ここでならやってけると思って決めた。
【進路活動の内容】
 職場見学は2社行きましたがそのうちの2社目の齋藤工芸硝子株式会社さんに応募することに決めました。職場見学の際は、緊張するのもあり、まずこれは見ておこうと思ったのは、会社の雰囲気、どういう流れで仕事をやっているのか、設備は何があるかは抑えようと思って注意しました。この点は面接時になにか会社の話題が出た時に使えるものはないかと参考にするために覚えておこうと思いました。
【試験方法】
 入社試験は、履歴書の提出と面接のみでした。対策は何回か何人か先生に頼んで面接練習してもらったりしました。特に大変だったのは履歴書に書くことでした。志望動機の内容を何回も確認してもらって直したりなど、文を考えたり「自分がこう思っています」を書き出すのが苦手だったから担任の先生に内容を見てもらって直す作業が大変でした。
【やっておいて良かったこと】
 やっておいて良かったことは、1年次の頃から変わらず同じ所でバイトしている事と、部活に入っていたことです。バイトは継続力があるアピールになるし部活はなにか役職を持っているとそこから話を広げてもらえたりするから個人的に話しやすく話題に持っていきやすかったです。
令和3年度卒業 高千穂大学 経営学部経営学科情報コース
 私は高千穂大学経営学部に学校推薦型選抜を利用して合格しました。昔からパソコンを利用することが好きで、進学先では情報に関することを学びたいと考えていたとともに、高校生の時に取得した日商簿記3級の知識を生かしたいと考え、高千穂大学経営学部の情報コースに進むと決めました。
 大学へは新型コロナウイルスのこともあり、個人見学という形で見学に行き、指定校推薦での受験方法があると知ったので日ごろの学校生活を重視してほしいという思いでこの受験方法にしました。受験の科目は志望理由書と小論文の事前提出及び面接だったので、夏休みごろから担任の先生に志望理由書の添削をお願いすることを繰り返し、形にしていきました。受験の一か月前になると小論文の課題が提示されるので、大学側の求めている人物像などを参考に何度も先生に添削していただきました。志望理由書と小論文がある程度完成してからは、担任の先生や面識のある先生にお願いして5、6回ほど面接練習をしました。受験当日は面接のみだったので、志望理由書などをもとに入学したい理由や入学後の勉強、高校生活のことなどを話し、合格をすることができました。入学前までに数学と英語の基礎的なことを学び、大学入学後は経営と情報を掛け合わせて学んでいきたいです。
令和3年度卒業 国士館大学 文学部教育学科教育学コース(総合)
 私が本格的に受験の準備を始めたのは3年生になってからです。元々大学進学を見据えて1、2年生の頃は時間割を組んだり、資格を取得したりしていました。しかし3年生になり、いざ受験準備が始まるとその大変さから躓いてしまい、受験から目を背けてしまった時期もありました。進路活動で最初に私がしたことは大学を調べることです。将来の夢が決まっていたので、その職業に就くために必要な資格を取得することのできる学校に絞りました。
 オープンキャンパスに行き、実際に学校を見学して志望校の決定をしました。夏休み中もほぼ毎日学校に登校し、担任の先生と受験に必要な書類の作成をしました。就きたい職業のことを深く調べることや、担任の先生が用意してくれた論文や本を読んで志望理由書などを書き進めました。次に取り組んだことは面接練習です。9月からは担任の先生以外にも面接練習をお願いして、ほぼ毎日面接練習をしていました。面接練習をこなしていくと先生方から色々な指摘をしていただき、考えを深めることができたと思います。また、私の受験する大学の試験には、会場での小論文の試験が課されていたため、面接練習と同時並行で小論文を書く練習も進めました。大学のホームページに過去の小論文課題が掲載されていたので、それを実際に書いて、国語の先生に何度も添削をしてもらいながら、繰り返し練習しました。練習の甲斐あって、当日の小論文の試験では、問題文を読んで構想メモを作成しながら書くことで、最高の出来の物が書けたと思います。面接は先生方から指摘されたことに気をつけ、自分の長所などをしっかりとアピールできたと思います。合格の結果を1番に担任の先生に伝えに行ったとき、自分のことのように喜んでハイタッチをしてくれたのがとても印象に残っています。躓いたり、辛い思いをしたりしたことも多かったけれど、受験を通して自分が成長できたなと強く実感しました。
令和3年度卒業 聖徳大学幼児教育専門学校 保育科(AO)
 私の進学先は聖徳大学幼児教育専門学校で、受験方法はAO入試でした。この学校を選んだ理由は、伝統があり落ち着いた雰囲気が気に入ったことと、自分が決めた譲れない点や条件を満たしていたからです。私の条件は、保育士の資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できることでした。それは、卒業後の就職の幅が広がることを考えると必須で、譲れない点としては自宅からのアクセスが良く、たくさんのグランドピアノが使える環境であることでした。
 学校を選ぶ際にまず進学サイトで自分の条件に合った学校を探し、その後オープンキャンバスに参加しました。私は計5校に行きましたが、複数回見学した学校もあったので10回以上足を運びました。そこでは学校の雰囲気や先生の授業の様子などを観察し、授業やカリキュラムについて事前に用意した質問をするなどして、自分が納得するまで考えました。志望校を決めてからは志望理由書の作成と面接練習をしました。志望理由書を書くときには志望校と自分の魅力をいかに伝えられるかを考えました。面接では基本マナーを始め、どんな質問をされても答えられるように、学生や先生から聞いた話を参考にして面接練習をしました。書類関係は担任の先生が丁寧に必要書類の説明と受験料の振り込み期日等を確認してくれたので、安心して受験に臨むことができました。そして、その甲斐あって、見事合格することができました。
令和3年度卒業 株式会社トラジ(学校斡旋)
 私は株式会社トラジに就職することが決まりました。最初は進学をしようと考えていましたが、3年生の5月頃に就職に変更しました。それは、特にやりたいことがないのに「進学でいいや」と適当に進学するのは時間の無駄だと思ったからです。また、入学金など進学にかかるお金を払うのは私ではなく親で、両親に無理をさせたくなかったという思いもありました。
 私が株式会社トラジに決めた理由は、接客業をしたかったことと、職場見学の際に印象がとても良かったことからです。就職面接の日程は2回あり、1次面接が9月下旬、2次面接が10月上旬だったこともあって夏休み中に面接練習をしました。その際、普段話すときの癖や正しくない敬語、話している最中笑顔を崩さないことに気をつけることがとても大変でした。また、2回ともZOOMでのオンライン面接だったので初めてのことでとても緊張しました。
 私が辛かったときに、私と同じ就職希望の友人が心の支えになっていました。同じ就職希望だから辛い気持ちも共有できて、内定が決まるまでの焦りや決まった後の嬉しさも共有出来ました。大変だった気持ちや就職先の話のことを沢山話せる友達がいて良かったと感じます。
 私は4月から新社会人として生活していきます。アルバイトでは体験できなかったことも、悩みも、いろいろと出てくると思いますが挫けずに頑張りたいと思います。また将来は先輩や数年後にできる後輩に頼っていただけるような社員になりたいと考えております。
 六本木高校でたくさんの友達ができ、優しい先生方にいろいろなことを学べて良かったと思います。進路決定する時期は不安なこともあり、決して良いことだけではないと思いますが努力はいつか報われるので挫けずに頑張ってください。
令和2年度卒業 彰栄保育福祉専門学校 保育科
 私は9月のAO入試で彰栄保育福祉専門学校に合格することができました。中学生の時から保育士を目指していたので専門学校に進学しようと思い、高校3年生の夏に5校ほど学校見学に参加しました。その中で印象の良かった学校に4年生の春に改めて訪問し、受験を決めました。
 「小論文」や「キャリアサクセス」の授業に積極的に参加し、夏休み中にも登校して面接練習など受験対策をしました。エントリーシートは「小論文」の授業で取り組んだものを参考にして書き、先生に添削してもらいながら仕上げました。面接練習は一番力を入れて取り組み、声が小さかったので声の出し方から指導してもらいました。進路ノートなどに載っていない質問なども考えてもらい、面接本番で対応できるように努力しました。
 面接当日は、緊張してうまく話せないところも多くありましたが、自分の意志をきちんと伝えることができ、無事合格することができました。