学校からのメッセージ

生徒ホールの写真

校長挨拶

校長 池田 美穂

御挨拶 ~「敬愛誠実努力」を胸に

 本校 全日制課程のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。
 令和5年度4月に校長として着任しました、池田と申します。よろしくお願いいたします。
 ようやく、コロナ禍の長いトンネルも抜けるかと思われる年度の始まりを迎えました。始業式、入学式とも、体育館に集合して対面で行うことができ、うれしいスタートを切ることができました。まだ大多数の生徒がマスクを着用していますが、いずれ自ら必要に応じて着脱の判断をすることができるようになると期待しています。

 さて、本校は、昭和18年(1943年)に、東京府立第二三中学校として設立された伝統校です。昭和23年の学制改革を経て、東京都立大森高等学校となり、定時制課程が併設されました。昭和25年に男女共学となって以来、営々と今日に至っています。近いところでは、平成25年(2013年)に大規模改修工事が終了し、現在の校舎となりました。令和4年度(2022年)に創立80年を迎え、各学年5クラス計15クラスの全日制普通科と各学年1クラスの定時制普通科での教育活動を行っています。令和5年度は、11月に創立80周年式典を本校体育館で挙行の予定です。

 このような脈々と続く伝統の下、祖父母叔父叔母などの親族や父母兄弟姉妹といった家族代々で入学してくる生徒も多くおり、地域の皆様に支えられた学校として、今後もその存在価値を高めていかなければなりません。「敬愛誠実努力」を校訓とし、生徒が互いの人格を敬い、相手を思いやり学びあう学校、生徒が規範意識をもち、社会に出た後も学び続けようとする向上心を育む学校を目指し、社会に貢献できる人間を育成していきます。

 また、本校には、具体的に以下のような良いところがたくさんあります。
①東京23区内にある都立学校としては、校地が広く校舎内の教室数にも余裕がある。緑の木々や花を咲かせる植栽が豊富である。施設に大変恵まれている。
②全日制課程の開始時間が早いため、定時制課程が併設されていても、放課後の時間に生徒会活動や部活動等の時間が十分にとれる。メリハリのある基本的生活習慣が確立できる。
③きめ細やかで丁寧な身だしなみの指導に力を入れている。公私の区別をつけ、その場その時に合った頭髪・服装を整えることができるようになることで、社会に出るための良いトレーニングとなる。
④低学年時の基礎学力の育成から卒業時の大学進学のための準備まで、丁寧な学習指導が行われている。
主体的に学ぶ姿勢を育成し、わかる、できる、を実感できる。
⑤進路指導に関する全般的な情報を掲載した「進路の手引き」に加え、本校独自の学年別「進路ノート」により、生徒が自らの歩みを記録し、思考を深め、実現につなげていくことができる。丁寧なキャリア教育の積み上げとなる。

 さあ、いかがでしたか。入学した生徒が充実した高校生活を送り、社会に旅立つその日まで、本校の教職員一同、一丸となって取り組んで参ります。

令和5年4月