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2024/09/01 日々農産
園芸デザイン科校外学習の様子です!
8月30日(金)園芸デザイン科の校外学習を実施しました。
8:30、1~3学年全員がバス5台に分乗して、茨城県つくば市、常総市へ向かいます。
午前中は、農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター(茨城県つくば市)で
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
野菜花き研究部門露地生産システム研究領域上席研究員 斎藤岳士先生に
光合成、生育予測、WAGRIについて御講演をいただきました。
WAGRIとは、農業データ連携基盤のことで、農業データプラットフォームが、
様々なデータやサービスを連環させる「輪」となり、様々なコミュニティのさらなる
調和を促す「和」となることで、農業分野にイノベーションを引き起こすことへの
期待から生まれた造語 (WA + AGRI)です。
農地や気象、土壌、生育予測、市況、過去の収量など、
様々なデータを有効活用することにより、作業の効率化やコスト削減を実現し
作業中に得たデータをフィードバックし、作業効率の更なる向上に活用、
データをフル活用することにより、これまで達成できなかった生産性の飛躍的向上、
高品質な農産物の安定生産などを実現することがWAGRIデータの活用イメージです。
本校では現在温室の建て替えと並行してスマート農業の導入準備を進めています。
今後の学校での実践的な学びにつながる、ビジネス利用が可能な本格運用について学ぶことができました。
昼食休憩は、道の駅常総(茨城県常総市)へ。
2023年4月に茨城県内で16番⽬に開駅した「道の駅常総」は、常総市が掲げる「農業を活かしたまちづくり」、
アグリサイエンスバレー構想の拠点施設として「⾷農楽のむすびまち 輝くえがおをつむぐ駅」のキャッチコピーのもと、
地元農産物や加⼯品の販売、飲⾷をはじめ、周辺施設と連携した多彩なコンテンツの提供を通じ、まちの魅⼒を発信しています。
生徒たちは興味深く施設内を見て回っていました。
午後は、「グランベリー大地」様を訪問。
2022年12月に日本最大級の“空中いちご園”としてオープンしたこの施設は、
茨城県常総市が官民連携で開発を進めている「アグリサイエンスバレー事業」エリア内の観光農園ゾーンを担う中核施設です。
本施設を運営する有限会社大地の吉原 陸様には、先日本校で開催した「農産高校農業人フェア」にもお越しいただきました。
施設農業の先進国であるオランダで開発された「フェンロー型ハウス」での高設栽培であり、上下に動く可動式タイプの栽培棚です。
全体の面積は37,000平米で、ハウスの面積は17,000平米の広さに約19万本のいちごを栽培しています。
生徒たちは農業のイメージが変わるような「百聞は一見に如かず」の機会になったと思います。
15:30頃、無事に学校に戻りました。
夏の終わりに大変貴重な機会を頂くことができました。
御協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。