校章

東京都立松が谷高等学校

インターハイ予選 結果報告

2025/08/08

43期 女子バスケ部 引退しました。
今まで応援ありがとうございました。

ご報告がおそくなってしまいましたが、5月25日(日)の試合をもって、3年生が引退しました。
以下、結果です。
62-83 対中央大杉並

中央大杉並高校、とても素敵なチームでした。
ただ、そんな相手にも負けないよう練習して臨みました。選手は精一杯戦いました。
6月の中旬、対目黒戦までを見据えてここまでやってきたので、2回戦目での引退はチームの誰もが予想しておらず、
精一杯戦ったとはいえ、悔いの残る引退となってしまいました。

今年の3年生のことを思い返してみると、入部当初は人数が多すぎて体育館に入れませんでした。
そんな状況でも、やる気に満ちあふれ、当時の2つ上の学年をも凌駕する負けん気で活動していました。
できないから入れないわけではありませんでしたが、「私たちだってできるし。」と体育館横から聞こえてきて笑ったこともありました。
また、普段は、上級生が躊躇しているのに、それを知ってか知らずか、顧問に抱きついて上級生に感心されていました。
新チームになってからは、一つ上の学年が少なかったこともあり、1年生ながらスターティングメンバーとして活躍する選手もでてきました。
秋頃に上級生のキャプテンが全十字靱帯を損傷し、43期生のうち3人がスターティングメンバーとして出るようになりました。
チームが暗くなってしまうかと心配していたのですが、43期生はいつも無邪気で賑やかでした。悲しみとはほど遠いところにいる人たちなのだと思いました。
43期生のみんなに、上級生も励まされていたと思います。
一つ上の代の引退試合では、試合開始直後に1名上級生が怪我をし、5人中4人が43期生でした。
ハーフタイム、相手にリードされて意気消沈しているベンチで、半泣きのくせに「先輩たち、まだ引退させません。」と半分駄々をこねるように言っていたのが印象的です。
負けたあとは子どものように先輩にくっついて泣いていました。先輩たちより自分たちの方が目立っていたけれど、自由にやらせてくれた優しい先輩たちが大好きでしたね。
自分たちの代になってからは、先輩たちが達成できなかった都内ベスト32を目標に掲げ、朝練習を徹底し、今までにも増して意欲的に活動しました。
全体的に身長が高く、運動神経も良好で、どんなチームと対戦させていただいても楽しみだと言っていただける、誇らしいメンバーでした。
夏季大会は「現顧問初のブロック優勝か!?」とギラギラした目で決勝に挑んだものの、あと一歩のところで届かず、敗北を経験して大泣きしました。
この代から参加させていただいた大会も多く、本当にたくさんの経験をしました。
関東大会が東京で行われたこともあり、立川へみんなで見に行った時もありました。
秋の都立研修大会では、夏季大会の悔しさを胸に取り組んできた練習の成果を出し、これまでとは違うチームのようなプレーも見せてくれました。
新人大会では格上の杉並総合高校に前から当たられ、思うように戦えませんでした。
選手はもちろんですが、選手のよさを引き出せなかった顧問の方が後悔が大きく、何よりも悔しかった日でした。
春季大会は3回戦目まで勝ち上がったものの、これまた格上の文京高校と戦い、安定感のあるバスケを前に、自分たちのよさを出し切れませんでした。
それでも新人大会とは違い、最後まで前を向いて戦い抜いた選手をみて、成長したなあと嬉しくも思った日でした。
些細なことで喧嘩をし、ハーフタイムにベンチで泣いて言い合っていたこともあれば、喧嘩が原因で部活を辞めたいと言い出したこともあるし、
勉強を怠って部活に出られないこともあれば、ルールを守らず顧問に何度も怒られたこともありました。
問題や面倒事も多い学年でしたが、人一倍人なつっこくて、負けず嫌いで、わがままも言うけれど素直で無邪気な43期生。
現顧問になってから、一番一緒に過ごした時間が長い代だと思います。
顧問の怒りポイントを把握し、怒るより前に笑わせにかかるという手法を生み出したのもこの代でした…。

顧問として、もっとしてあげたかったこと、一緒にしたかったことがあり、まだ一緒にいられると思っていたので、引退は受け入れがたかったです。
まだ今でも悔しいけれど、それでもこれまでの43期生とのバスケを振り返ると、「本当に楽しかった」の一言に尽きます。
やる気に満ちあふれたキャプテンを筆頭に、顧問が「やりたい!」「頑張りたい!」と思ったことに食らいついて、沢山やりたいようにバスケをやらせてくれた子たちでした。
43期女子バスケ部のみんなには本当に感謝です。ありがとう!楽しかったね。
チャレンジすることも沢山あったけれど、臆さずに戦って、負けては泣いて、精一杯に取り組んだこの時間は選手にとってもかけがえのない時間であったと信じています。

最後に、一部ですが、43期生のコメントです。
#4 キャプテン
目標とは遠い形で終わってしまいましたが、仲間との楽しい2年間でした!
#5 副キャプテン
目標に向かってチームで切磋琢磨し合った部活は、とても楽しく、濃い2年間でした。
#10  部長
沢山辛いことはあったけれど、このチームだから頑張り続けることができました。最高に楽しかったです!

改めて、これまで松が谷高校女子バスケ部を応援し、見守ってくださったすべての皆様へ、感謝申し上げます。
そしてこれからも、学校生活はもちろん、彼女たちの人生も、松が谷女子バスケットボール部も、続いていきます。
今後とも、松が谷高校女子バスケットボール部をどうぞよろしくお願いいたします!