３６２粒目：卒業式に芸術鑑賞教室、先週の金曜日はタイトなスケジュールでした

2024/03/18

　先週の金曜日は午前中に隣接する東京都立東久留米特別支援学校の卒業式に来賓として参列しました。

　最初からタイトなスケジュールだとわかって緊張していましたが、野火止用水で名前不明のきれいな鳥を見つけて少し癒されて学校に到着しました。なんという名前の鳥なんでしょう。

　金曜日は午後からくるにしの芸術鑑賞教室が立川であるために、朝は生徒が登校しないはずですが、テニスコートの男子硬式テニス部とグラウンドの硬式野球部とサッカー部は朝練のために登校していました。いい天気でしたので、気持ちよく動けたと思います。

　生徒はいませんが、私もいつものように正門に立って顔なじみの方々と少し会話をします。その中には卒業式に向かう特別支援学校の３年生の男子生徒もいました。改まって「御卒業おめでとうございます」とお辞儀をしたところ、一瞬きょとんとしてから、深々とお辞儀を返してくれました。「卒業式行くから、また後でね」と話しかけました。

　その後校長室に戻って礼服に着替えてから、特別支援学校の卒業式に参列しました。開校して３年目の学校ですので、普通科３期生、職能開発科は1期生です。ということは職能開発科の卒業証書の番号は１番があったということです。くるにしが１３２０６番でしたから、「歴史の始まり」を見たような気持ちです。そんなことを想像して、私も緊張してしまいました。普通科４２名、職能開発科３６名の３年生は、一人ひとりできることをしっかりやって壇上で校長先生から卒業証書を受け取って、卒業生になって立派に式場から退場していきました。正門でいつも会話をしていた男子生徒も私に気づいてくれたようで、ちょっとうれしそうな顔をしてくれました。私自身、特別支援学校に勤務した８年間で担任として３回卒業生を送り出したことを思い出しました。心が温かくなる、いい卒業式でした。

　卒業式終了後、再び校長室に戻って着替えてすぐに学校を出発して、芸術鑑賞教室に向かいます。今年は劇団「ing」の「EDDIE」を鑑賞します。会場はたましんRISURUホール（立川市民会館）で、くるにしの貸し切りです。この演劇は数多くの日本人世界チャンピオンを育てた実在のボクシングトレーナー「エディ・タウンゼント」さんのお話ですので、御存知の方も多いと思います。私も東京都に入都する前に勤めていた私立高校で、当時放送されたNHK特集を題材にして授業をしたことがあります。当時２０代の私がエディさんの思いを想像しながら、若さに任せて熱を込めて授業したことを思い出しながら観ていました。当日鑑賞したくるにしメンバーの皆さんが何かに気づいて想像してくれればいいなと思っていました。気づくポイントは人それぞれ別でいいんです。例えば、演劇は演者だけでは成立しないこと、一人ひとりの俳優がどのような準備をして演じているかということ等々、たくさん気づくポイントがあったと思います。終演後楽屋を訪ねてエディ役の座長さんとお話ししましたが、「エディ・タウンゼント」という人物に向き合って役作りするまっすぐな姿勢に、勝手に演劇の魅力を想像してしまいました。

　会場を後にする時に振り返ってモニターを見ると、さっきまで演じていた方々が手分けして舞台をバラしているようでした。くるにしメンバーのみなさんは気づきましたか。

　とても忙しく過ごした金曜日でしたが、午前、午後と別々に接した一生懸命な人たちの想いを想像して、心が温かく、そして満たされたような気持になりました。

①今朝の田無タワー方面はさらに南の方には雲がかかっていましたが、手前はすっきり晴れていました。今日は暖かいなと感じました。現在「ひとりヘルメット着用推進週間」の真っ最中ですので、ヘルメットをかぶり、さらに自作のカードを持って、「ヘルメット準備しろよ～」と声をかけました。くるにしメンバーにアピールするつもりで作ったのですが、私の持っているカードに注目してくれるのは通りすがりの地域の方のほうが多かったような気がします。でもめげずにまたカードを持って立とうと思います。今日のおはようカウンターは３５５回です。

②今日は決まって月曜日の朝に出没する「ポテチ星人」を発見しました。すぐ近くにアルコール飲料の空き缶が捨ててあったのは偶然なのでしょうか。またいろいろと想像してしまいました。

③明日は出張で全日学校を不在にします。明日はスポーツ大会ですね。皆さん、ケガのないように楽しんでくださいね。そう考えると今年度の授業はとうとう今日が最後でしたね。そのことに気づいて、校内の授業の様子を見て回りました。最後にくるにし名物の中屋上に行ってみると、遠くに富士山がしっかり見えていました。