３４９粒目：【地域探究】昨日はコンソーシアムを開催しました

2024/02/15

　昨日は本校において「第２回くるにし地域協働コンソーシアム連絡協議会」（以下コンソーシアム）を開催しました。このブログでもくるにしの地域探究については何度も紹介していますが、このくるにしならではの特長である地域探究をより地域の中でしっかり根付かせて発展させていくために、新しい地域探究活動を開始した昨年度から取り組んでいるのが、このコンソーシアムです。

　外部から多彩なお客様をお招きして実際の本校の探究活動を見ていただき、「生徒の変容」や「今後の展望」「その中で自分たちが何ができるか」等を語り合う場にしたいという「くるにしのしかけ」です。

　当日は本校教員の他に、東京都教育委員会から藤井教育監と教育庁指導部高等学校教育指導課指導主事、西部学校経営支援センター支所担当課長、亜細亜大学松村特任教授、東久留米市、小平市、そしてFMくるめラパーソナリティーの柳瀬ゴロー氏に御参加いただきました。

　まずは会場で、主催者としての私の挨拶の後に本校の地域探究活動の成り立ちの経緯について担当から説明をした後に、５限に体育館で行われている１年生向けの「東久留米市講演会」を参観しました。これから取り組む「東久留米市探究」に向けて、東久留米市経営企画室企画調整課の本校との連携担当森山主査による東久留米市の政策課題等についての説明の様子の参観です。

　続いて６限には２年生の「６区市探究」の中間報告会を参観しました。ちょうど1年前に「東久留米市講演会」を聞いてから１ターム目として「東久留米市探究」に取り組んだ２年生が、新たに２ターム目として取り組んでいるのが「６区市探究」です。学校所在地である東久留米市という枠を外して、自分の住んでいる区や市にスポットを当てて各自て取り組んでいます。３年生の１学期まで取り組むこの「６区市探究」の現時点での進捗報告が今回の中間報告会です。

　各クラスで行われている発表の様子を自由に御覧いただきました。

　６限終了後、会場に戻って、お待ちかねのコーヒータイムです。

　今回も隣接する東京都立東久留米特別支援学校の職能開発科食品サービスコースカフェ事業部の２年生たちがコーヒーとおかしをサーブしてくれます。隣接しているという立地を充分に活かしたこの企画は、私のこだわりの一つです。校長室のテーブルで準備をして、会場で参加者にサーブしてくれました。サーブしてくれた後に、代表生徒がきちんと説明もしてくれました。緊張したかも知れませんが、こういう場面を提供できることを本当に嬉しく思っています。またよろしくお願いします。

　コーヒータイムの後は、実際の活動の様子を見た上でのディスカッションです。本校の地域連携について、担当から説明した後に、それぞれの視点で自由に話していただきました。極力形式ばらずに自由に感想やイメージや要望や提案等々、活発な意見交換を目指しました。校長がでしゃばるとロクなことにならないかも知れないとは思いましたが、極力ファシリテーターに徹しようとイメージしていました。案の定たくさん話してしまったような気もしますが、当初想像していたような充実した時間になったと感じています。参加した方々が口々に「生徒の変容」や「要望」「提言」について語ってくださったことがとても嬉しかったです。皆さん明らかに「くるにしサポーター」ですね。手前味噌なのは重々承知ですが、このような会を開催できたことはとてもすごいことだと思っています。

　閉会した後にも参加された方々が会場に残って本校の教員とたくさん話している姿を見て、頼もしくかつ嬉しく思いました。

　私も校長室で柳瀬ゴローさんのインタビューを受けました。インタビューの様子は今度の土曜日のＦＭくるめラ「リバーサイト８５４」の中で紹介していただけることになっています。いつもくるにしを応援してくださって、感謝しかありません。ありがとうございます。

　来年のコンソーシアムの時には、くるにしの探究の先頭を走ってくれた４９期生の多くの進路が決まっていることと想像しています。その時に一連の探究活動がどのような効果をもたらしていたかをコンソーシアムで検証できればいいなと想像しています。

　参加した方々がそれぞれの立場でくるにしの探究についてイメージを持つことのできた充実した時間となりました。来校していただいた皆様、ありがとうございました。今後ともくるにしの地域探究活動を御支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

①今日の田無タワー方面の空はうっすら雲が見えましたが、朝から暖かかったような気がします。久しぶりにしっかりと正門に立てたのでおはようカウンターは２４３回でした。