３４７粒目：マラソン大会中止は残念でしたが、サッカー部には感謝しかありません

2024/02/06

　今日のマラソン大会は、昨日の雪の影響で残念ながら中止となりました。

　昨日のくるにしは授業を通常通り行った後に部活動をやらずに下校するように指示しました。徒歩・自転車通学が９０％を超えるくるにしは公共交通機関の乱れの影響は受けづらいと考えられます。ただし雪が積もり始めた後の自転車はとても危険なので、このような対応になりました。転倒や接触等、事故やけがの報告が入っていないので、ホッとしているところです。

　私は電車通勤していますので、今朝は公共交通機関の遅延の可能性を想像して、いつもよりだいぶ早く自宅を出発しました。普段なら自転車ですが、今日は最寄り駅まで徒歩です。またベンチコートに長靴といういで立ちです。これはマラソン大会が実施となった時のことも想像したからです。

　気温はそれほど低くなく、思ったほど路面は凍結していなかったので、清瀬駅からも順調に歩くことができました。商店街の顔見知りの方々が何人か雪かきをしていらっしゃいました。「おはようございます。ありがとうございます」と挨拶を交わしました。しばらく歩いて、いつものように野火止用水沿いの道にさしかかったところで、ふと気づくことがありました。私の視界に入る範囲にずっと雪かきしてできた「一筋の道」がありました。「誰がやってくれたんだろう」と想像してみました。もちろん、ボランティアとは限らないと思います。でも「誰かの役に立とうとする気持ち」に触れたような気がして、心が少し暖かくなりました。

　学校に着くと正門に向かってみました。その時点では自宅待機となっていますので、くるにしメンバーは登校してきません。そんな中出勤した何人かの先生方が雪かきをしてくれていました。朝早くからとてもありがたかったです。ただ今日は多くの先生がマラソン大会に合わせて現地に向かうことになっていたので、朝の時点では学校に出勤している先生は少なく、もし中止になってくるにしメンバーが登校することになったら危ないなぁと心配していました。

　そしてマラソン大会の中止が決定し、１３時にくるにしメンバー達が登校することが確定した後、とても素敵なことが起きました。サッカー部が早めに登校して、正門前から生徒玄関まで人海戦術でしっかりと雪かきをしてくれたのです。

　くるにしのサッカー部はコンスタントに４０名以上の部員が練習に参加するくるにしの部活動の中で最も人数の多い部で、以前に集中豪雨の影響で渡り廊下が水浸しになった時にも２日間に渡って清掃活動をしてくれたことがあります。もう感謝しかありません。おそらく顧問の先生が声をかけてくれたんだとは思います。でもみんなで声をワイワイ言いながら、「やらされる」ばかりではなく、楽しそうに雪かきをする姿は頼もしく思えました。その様子がこちらです。嬉しくてたくさん撮ってしまいました。

　くるにしメンバーがＳＨＲで出欠確認をしている間に、生徒玄関から見下ろすように撮ってみました。たくさんの道具を使ってこれだけきれいにしてくれました。

　もう一度、言います。

　くるにしサッカー部の皆さん、どうもありがとう。

①朝の正門前の様子です。今日はマラソン大会の予定でしたので、くるにしメンバーの登校はありませんでしたが、この路面状況だと自転車は止めたほうがいいだろうなと想像していました。さすがに自転車で私の前を通り過ぎる人はいませんでした。

②今日は雪こそ降っていませんでしたが、まだ心配な空模様でした。正門前に少しだけ立ってみましたが、くるにしメンバーが通ることもなく、ごくごく少数の顔見知りだけが通りました。おはようカウンターは１７回でした。

③北門から入った保存樹林の根元だけ雪が溶けています。いつも不思議に思っています。生きている木のぬくもりが溶かすのかなぁ、なんてちょっとロマンチックな想像をしてしまいます。