校章

東京都立久留米西高等学校

333粒目:「あけましておめでとうございます」とばかりは言えない正月となりました

2024/01/02

 「あけましておめでとうございます」 この一言で始めたかった新年最初の「想像の種」ですが、昨日の夕方に石川県能登地方を震源とした「令和6年度能登半島地震」が起き、日本海側を中心に緊張が続いています。

 実は私は現在帰省中で、このブログを書いている時点で、鳥取県鳥取市内にいます。つまり津波注意報が出ている日本海側にいます。

 最初の地震が起きた時には海に近いショッピングモールにいました。スマホに入ってくる緊急地震速報で大きな地震が来るかもしれないことに気づいていましたが、周囲はあまり気づいておらず、実際に揺れても混乱はありませんでした。ただ次の心配は津波です。ほどなく私のいる場所にも津波注意報が出ました。

 そのためさまざまな想像をめぐらすこととなりました。速やかにこの場所を離れるか、車の駐車位置を館内の上のフロアに移すか等々。館内に建物が安全だという放送が入ったことで地震に気づいた人が多い様子でしたが、次に津波注意報が出たという放送が入った時に少し様子が変わりました。出口で渋滞に巻き込まれる前に駐車場から車を出そうとしているのだと想像しました。私もいくつもの可能性を想像して、ひとまずの最適解を判断する必要がありました。私の判断はこうです。

 「長居をせずにできるだけ早く帰宅する」

 帰宅するには海が見える普段なら景色のいいい国道を一部通らざるを得ないので、この場にとどまることはせず、実家にいる年老いた両親ととにかく早く合流することを最優先しました。その後鳥取県でも1mの津波が観測されたようですが、県内では被害はなかったようです。私も特にいつもと変わることのない道で無事に帰宅することができました。「自助」の拡大版ですね。

 今こうしてブログを書いている間にも能登地方を震源とする地震が頻発しています。また夜中にも防災無線が地震と津波の注意喚起を続けていて、海からはだいぶ離れた実家ではありましたが、気になってぐっすり眠ることはできませんでした。しかし布団で横になって寝られるだけいいと思いました。能登地方をはじめ昨日の夕方から避難を余儀なくされた地域の方々の事を想像すると、新年早々ではありますが切なくなります。

 まずは非難を余儀なくされた方々が少しでも早く避難から解放されて自宅に戻れることを切に願います。

①昨年最後の勤務日に退勤する前に体育館に寄ってみると、女子バスケットボール部が石神井高校と小平西高校の3校で試合をしていましたので、少しゲームを観てから退勤しました。年末最後まで頑張っていましたね。体育棟を出てグラウンドを見ると凍結防止の塩化カルシウムでしょうか、グラウンドに模様ができていました。硬式野球部が練習終了後に撒いて整備してくれたのだと想像しました。ありたいことです。

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