校章

東京都立久留米西高等学校

318粒目:センター特別指定校成果報告会がありました

2023/11/21

 昨日は「西部学校経営支援センター特別指定校成果報告会」を本校で開催しました。

 231121成果報告会1 231121成果報告会2

 くるにしは令和4年度と今年度の2年間、上記の特別指定校に指定していただきました。この指定校は全都立高校を分けた東部・中部・西部の3つのグループでそれぞれ2校ずつしか指定されないものです。つまり令和4年度は6校しか指定されていません。

 なぜ指定を受けたかというと、令和3年度に発足させた「探究プロジェクトチーム」で考えた「くるにしのしかけ」が評価されたからです。

 このブログでも何度も紹介していますが、現在の2年生(49期)から他校にはない「地域と一緒に進めていく探究活動(地域協働型探究活動)」を始めています。特にプロジェクトチーム発足当初から嘉悦大学と高大連携協定を結んで指導助言をいただいて計画立案を進めてきました。また昨年度の途中からは東久留米市の全面的な協力をいただき、さらに東久留米市の仲介で亜細亜大学と連携して探究活動を進めて今日に至っています。その新しい試みを東京都教育委員会がサポートしてくれています。サポートしていただいた分を東京都に還元するとともに、有識者である「西部学校経営支援センターアドバイザー」から指導助言をいただくのが今回の「成果報告会」です。

 冒頭の校長挨拶では来校された方々に「今回報告会で報告する成果は生徒の変容ではない。なぜなら全学年で新しい形の探究活動に取り組む完成年度は来年で、さらに49期生がどのように成長してどのような進路に進んでいくかを見ないと生徒の変容を語れないからだ。しかしプロジェクトチーム時代から生徒の姿を想像して計画して進めてきた『くるにしのしかけ』とその実践を成果として報告したい。」と話しました。

 校長挨拶の後は、プロジェクトチーム発足からの経緯・50期生の様子・49期生の様子・予算執行状況について、それぞれの担当から説明をしてもらいました。また開式に先立って、来校された方々には先日行われた周年行事での49期生の発表の様子や、中間報告会の資料の掲示を見ていただきました。

 説明の後は質疑応答の時間です。質問のために挙手していただいた他校の先生全ての質問に答えられないくらい、予定していた時間いっぱいまで質疑応答が続きました。

 そして最後に「アドバイザー」の指導助言の時間です。アドバイザーお二人からは、この取り組みに関する経緯と実践についてお褒めの言葉をいただきました。またこの取り組みがしっかり続いて「くるにしのブランド」になるといいという趣旨のお言葉もいただきました。

 正直、ホッとしました。

 もちろん、令和3年からここまでベストを尽くしてはきましたが、誰もがやったことのない新しい形の探究活動でしたので、不安は大きかったと思います。特に49期生の担任団の負担は大きかっただろうと想像していました。

 しかし、徐々に理解が深まる中で多くのアイディアが生まれ、先日の周年行事での発表のような立派な形になっています。頑張った代表生徒達にも達成感を感じてもらうことができただろうと想像しています。

 12月には東久留米市役所1階で2年生の探究活動の中間報告が掲示されることになっています。またまだ調整中ですが、その他にも東久留米市から依頼が来てます。

 49期生については次のタームに向けて計画が進んでいます。次は東久留米市という枠が50期生に譲るので外れます。既に東村山市と小平市については市の方に来校していただいて、本校でお話ししていただけることが確定しています。

 また50期生は明日22日(水)にSGDsに関する講演会として大学学長や教授、学芸員等6名の方に様々な視点から講演をいただくことになっています。この講演で得た知識を踏まえて、49期生の後に続いて東久留米市の探究活動につなげていきます。

 くるにしメンバーの皆さんへ。そんなに難しいことはありません。ただ「くるにしのしかけ」にしっかりと乗ってくださいね。きっと多くの学びと達成感があると思いますよ。

 来年度に向けて「くるにしのしかけ」はさらに進化していきます。今後を想像するのが楽しくて仕方ありません。

①今日の田無タワーの空は、空の青がきれいでした。おはようカウンターは148回でした。

 231121田無タワー 231121おはようカウンター

②北門の前の雑木林は楢の枯死が続いているためか、数か月前から立ち入り禁止になっています。その入り口に立ててあった看板が今朝見たら倒れていました。これがちょっと気になっています。あまりいい想像ができません。

 231121保存樹林1 231121保存樹林2

③そろそろ寒いので厚めの上着と手袋を今日から身につけています。秋を飛び越して夏から一気に冬に進んだような気がします。そんな気持ちで正門に向かう時に桜並木を見たら、そこにはこんな夏の痕跡がまだありました。

 231121せみ