校章

東京都立久留米西高等学校

222粒目:年度末に向けて行事が目白押しです

2023/03/22

 修了式まであと3日となりました。成績会議も終了し、担任の先生方は通知表の作成等に大忙しです。そんな中であった行事を2つ紹介します。

 1つ目は3月20日(月)に実施された「広域防災訓練」です。この訓練は東久留米消防署と連携した本校の避難訓練も実施しますが、それに加えて、本校に東久留米市の防災倉庫があり緊急避難場所にも指定されていることから、東久留米市環境安全部防災防犯課と連携して地域自治会の方と災害時の対応の確認等の交流をすることも大きな目的の一つになっています。訓練の最後に地域の方々には大会議室に移動していただき、荒副校長より本校の災害時の対応等について説明して解散となりました。

 230320地域防災訓練

 2つ目は今日開催された今年度の芸術鑑賞教室「お笑いどんぶり 出前寄席」です。個人的には寄席の芸は話芸が多く、その話芸で人を惹きつけるというところに授業と通じるものがあると思っています。そうしたこともあり30代の頃に何度か寄席に足を運んで話芸を勉強していたので、今回の芸術鑑賞教室を楽しみにしていました。くるにしでは例年芸術鑑賞教室を実施しており、昨年度は津軽三味線の「あべや」のお二人でした。今回は東京都教育委員会が実施する「子供を笑顔にするプロジェクト」を活用して実施しました。なかなか寄席に行くという経験があるくるにしメンバーは少ないようでしたので、いい機会になったと思います。

 第1部は入船亭扇蔵さんによる「らくごってなんだろう」です。落語について説明していただいた後、2年生各クラス代表のくるにしメンバーに登壇してもらって落語の基本所作を実際に体験してもらいました。また小噺にも挑戦してもらいました。会の始まりの校長挨拶の中で「落語は洗練された噺と所作に触れて想像して楽しむ日本の伝統芸術だ」という話をしたことを舞台袖でしっかり聞いていてくださって、説明の際に「想像」を連発してくださったのは嬉しかったです。第2部は「色物」として林家楽一さんによる紙切り芸を楽しみました。紙切り芸はお客さんのリクエストに応えてその場で話をしながら紙を切って作品を作るという芸です。リクエストに応えて切った黒い紙を白い台紙に合わせて披露してくれます。数人のくるにしメンバーのリクエストに応えて芸を披露してくださいました。切った作品は記念にくれるので、私は寄席に行くといつもリクエストしたいなぁと狙っていましたが、なかなか指名してもらえませんでした。今回はくるにしメンバーにリクエストを譲りましたが、本当だったら「WBC日本代表」というお題をリクエストしたかったです。どんなふうに切ってれるのかなぁと想像していました。

 230322出前寄席① 230322出前寄席②

 第3部では春風亭一朝さんによる落語で演目は「牛ほめ」でした。ウィキペディアで「牛ほめ」と検索すると春風亭一朝さんが出てくるという得意の演目のようです。また最近「笑点」に新メンバーとして加入した春風亭一之輔さんは一朝さんの弟子なんですね。さすがにそこまでは知りませんでした。御年72歳の大先輩の芸を拝見することができたのは貴重な体験でした。久しぶりに寄席に足を運んでみたいなぁと思いました。最後に生徒会役員が代表としてお礼のあいさつをしました。

 230322出前寄③ 230322出前寄席④

 さぁ、明日は教科書販売と新入生招集日ですね。4月に入学してくる50期生と会えることを楽しみにしています。元気にくるにしで会いましょう。

①今日の田無タワー方面の空はすっきりと晴れていました。

 230322田無タワー

②今朝出勤時に北門から校地に入り、保存樹林を通っていると、チューリップの花が膨らんでいるのが目に留まりました。今シーズン第1号です。これからどんどん咲いてくれるのが楽しみです。

 230322チューリップ