校章

東京都立久留米西高等学校

216粒目:今日はダブルで「一生の宝物」が増えました

2023/02/27

 一次学力検査の採点業務で自宅学習日だったため、今日は久しぶりに生徒が登校してきました。やはり学校全体に活気があるような気がします。1・2年生は3日金曜日からの学年末考査に向けて、授業の最後の追い込みの時期を迎えていることでしょう。また3年生は3日金曜日のスポーツ大会と11日土曜日の卒業式に向けて、準備に余念がないはずです。

 校長室の真上は3年生の教室です。今日の午後は机やいすの音が響いていたので、3年生が登校していることが容易に想像できます。残り少ない高校生活をしっかり充実させてほしいと思っています。

 そんな午後に校長室を訪ねて来てくれる3年生が何人かいました。みんなその手にはメッセージを書いた紙を持っています。話を聞いてみると、担任の他に2名以上の先生にお礼の手紙を書くという企画のようです。つまり私に「お礼の手紙」を持ってきてくれたということです。授業を持っているわけではないので普段なかなか接することのない私としては、これには驚きました。もちろん嬉しいのですが、まずは驚いてしまいました。最初は「誰かと間違えているのではないか」とすら思ってしまいました。でも手紙を読んでみると、校門に立っていることやひまわりプロジェクトのことなどが書いてあって、これは確かに私宛なんだなと確認することができました。

 230227手紙

 これは皆さんが想像している以上に、私にとっては嬉しいことです。なぜなら手紙を準備するだけでなく、その手紙を持って校長室のドアとノックして中に入ってくることはそれなりに「ハードルの高いこと」だと想像できるからです。そのハードルを越えて手紙を持ってきてくれた3年生。ありがとうございます。想いが形に現れる「手紙」はやっぱりもらうと嬉しいものですね。

 全くの偶然ですが、今日はもう一つ同じような話があります。先日私が進路行事の講師を務めた青梅市の中学校から、講演を聞いた生徒達からの感想が送られてきて、まさに今日届いたのでした。

 こちらには「高校と中学校までの義務教育との違いがわかった」や「『単位』という言葉の意味が理解できた」「『単位』と『評定』が違うことを知った」「アルバイトを優先させる怖さを知った」「自分の進路を決めるために今日の話を参考にして一日一日を大事にしていきたい」等々、たくさんのコメントが丁寧に書かれていました。

 数年前には、この進路行事がきっかけで前任校を志望してくれて、高校で再会したケースがあります。あいにくくるにしは青梅市からでは通学が厳しいと思われるので、そのようなケースはないと思いますが、自分自身にしっかり向き合って1年後の進路選択をしていく一つのきっかけになってくれればいいなと思っています。13歳から14歳の中学2年生が真剣に書いてくれた感想文です。どんな様子で書いてくれたのかが想像できるからこそ、とても貴重なものだと思っています。

 高3くるにしメンバーの手紙も中学2年生の感想文も、一瞬かも知れませんがこんな私のことを考えながら書いてくれたものです。

 「想い」が伝わるからこそ、これらは私の「一生の宝物」になります。

 だって、私が教員として生きてきた証(あかし)ですから。実は昨年度から他にも自分の作品や手紙、プリクラからホワイトボードの絵まで、校長室には「一生の宝物」がいくつかあります。

 みなさん、どうもありがとうございます。大切にします。

①今日の田無タワー方面の空はすっきりと晴れていました。校内の紅白の梅もだいぶほころんでいます。1階玄関もさらに春の装いになっていますね。環境整備員さんありがとうございます。

 230227田無タワー 230227梅

 230227玄関

②壊れてしまったおはようカウンター1号機を荒副校長が直してくれて、復活しました。さすが工業の先生です。今日は235回でした。

 230227おはようカウンター