校章

東京都立久留米西高等学校

210粒目:【マラソン大会報告】立川駅のカオスから感動のメダル授与まで でも途中はキ~ン

2023/02/08

 昨日昭和記念公園で実施されたマラソン大会の報告です。くるにしメンバーだけでなく、私もくるにしでのマラソン大会は初めての経験でした。

 個人的には箱根駅伝の予選会を過去に何度かここで見たことがあるので、ここを走ることができるくるにしメンバーをうらやましく思っていましたが、そう思っているくるにしメンバーはきっとそう多くはないようですね。でもやっぱり行事は楽しいですよね。当初の予報は雨模様でしたが、幸い雨が降ることがなく、寒くもなかったので、本当によかったと思っています。

 私はまず学校に出勤して、少し仕事をしてから昭和記念公園に向かうことにしていました。清瀬駅から西立川駅までの時間を調べて充分に間に合う時間に学校を出たのですが、西国分寺駅で人身事故があり、中央線が運転見合わせという情報を入手しました。しかし中央線が運転見合わせではどのルートで迂回するにしても清瀬駅から所沢方面に向かうしかありません。清瀬駅には改札付近やホームで多くのくるにしメンバーに会いました。声をかけてみたところ、それぞれ運転見合わせの情報を入手していて対応を考えていたので頼もしく思いました。 

 私は

 清瀬 → 所沢 → 東村山 → 小川 → 玉川上水 → 立川南(モノレール) → 西立川(徒歩)

というルートを考えました。最後は少々歩きますが、これだと一切JRを使わずに集合場所の昭和記念公園西立川口にたどり着くことができます。西武線を秋津で降りて新秋津からJR武蔵野線に乗るルートは、中央線の運転が再開しないとどうにも西立川にはたどり着けないので、早々に選択肢から外していました。

 しかし一緒に電車に乗ったくるにしメンバーの多くが秋津で下車していきました。この動きを私は想像できなかったので、正直、「えっ!」と思いました。西国分寺駅で運転再開を待つという判断だったのでしょうか。

 私は順調に東村山駅から国分寺線に乗ったところで、車内アナウンスで中央線の運転再開を知りました。そこで小川駅で下車せずにそのまま国分寺駅で中央線に乗るプランに切り替えました。どんなに遅延していても乗れさえすれば立川方面に近づけるからです。あまり待たずに豊田行きの中央線に乗ることができました。

 中央線の車内には多くのくるにしメンバーがいました。みんなこれで間に合ったなとホッとしたのもつかの間、みんなが立川駅で下車しないのです。西立川駅は中央線ではなく、青梅線です。ここで乗り換えないと多摩川を渡ってしまいます。慌てて周りにいたくるにしメンバーに声をかけましたが、キョトンとしています。私の勢いに気おされて周りのくるにしメンバーは半信半疑のまま下車してくれましたが、無情にもドアが閉まり、かなりの人数のくるにしメンバーが多摩川を渡ることになりました。私と一緒に降りてくれたくるにしメンバーに電車を降りなかった生徒に連絡が取れるなら日野駅から立川に戻るように連絡してその後に1番線から青梅線に乗るように指示をして、その場を離れてホームを歩いてみました。

 案の定、他にも何グループか、途方に暮れていました。どうやら立川駅の乗り換えの複雑さに慣れていなかったようです。これはこの後入線してくる中央線でも同じことが起きるのではないかということは容易に想像できました。ほとんどカオス状態です。中央線下りホームを何往復かして、見かけたくるにしメンバーに片っぱしから声をかけて青梅線に乗る指示をしました。その後入線してくる電車を4本確認しました。その頃には上りホームにも電車が入線してくるようになったので、今度は上りホームに行って何往復かして、八王子方面から戻ってきたくるにしメンバーの対応をします。結局立川駅のホームを40分くらい歩き回りました。

 予定より遅れることにはなりましたが、なんとか集合場所に全員無事にたどり着いて、昭和記念公園に入園です。

 230208マラソン①

 その後は開会式、準備体操と比較的順調に進行して、男子、10分後に女子の順で無事にスタートを切ることができました。

 230208マラソン② 230208マラソン④

 男子8.8km、女子5.4kmとのことでしたが、さすがに高校生だけあって、男子のトップは33分台、女子のトップは26分台でゴールしました。

 その後次々にゴールするどの顔も真剣で、見ていて心から応援したい気持ちになりました。もちろん苦しかったり、嫌だったりしたくるにしメンバーも多かったと思います。でもあまり余裕がないからこその真剣な表情を「いいな」と思ったんです。保護者のみなさんにはこの気持ちをきっとわかっていただけるのではないかと思います。残念ながら表情のある正面からの写真は掲載しません。御容赦ください。

 230208マラソン⑤ 230208マラソン⑥

 230208マラソン⑦ 230208マラソン⑨

 表彰式では男女ともに3位までにメダルの授与がありました。進行担当の生徒と簡単に打合せする中で、せっかくだからメダルはかけてほしいという話になりましたので、持参していたアルコールで手を消毒した上で、それぞれの生徒にメダルをかけて頑張りをたたえました。

 230208マラソン⑩①

 大会の進行や準備や片付けには体育委員を中心に多くのくるにしメンバーが関わってくれていましたね。ちゃんと見ていましたよ。ありがとうございます。

 今朝声をかけた多くのくるにしメンバーが、足が筋肉痛だと言っていましたが、若い証拠です。私が走れば、2日後に筋肉痛が出るんです。残念ながらこれが老化の現実です。

 でも、来年はできれば、一緒に走りたいなと思いましたよ。みんな本当にお疲れさまでした。

 230208マラソン⑪ 230208マラソン⑫

①昨日はくるにしメンバーが登校しなかったのですが、地域の方と挨拶するためにいつものように正門に立ってみました。当然おはようカウンターも少なくて、ちょうど100回でした。一方今日のおはようカウンターは333回でした。

 230207おはようカウンター 230208おはようカウンター

②タイトルの「キ~ン」の話です。マラソン大会ではスターターを務めました。「ピストル」を渡されたので、どうやって打つのか体育の先生に一応確認しました。ピストルを持った右手を高く上げて、二の腕のあたりで右耳を押さえ、左耳は左手の人差し指を突っ込むようにお手本を見せてくれました。私は左利きなので反対にすればいいんだなと理解していました。男子のスタート10秒前からカウントダウンが始まり、いよいよ先生の真似をしようとしたところ、肩がうまく上がらず、耳との間にどうしても隙間ができてしまいます。これも老化だと気づいた時には時すでに遅し。カウントが0になり、耳のふさぎ方が不十分なまま、しかも慌ててしまったので、右耳に右手の人差し指を突っ込むのも忘れたまま、引き金を引くことになりました。「パーン」と大きな音がして、男子が一斉にスタートしていきました。その姿を見送る私の耳は「がんばれ~」という自分の声も聞こえないくらい、しばらく「キ~ン」と鳴っていました。全ては準備を怠った私の責任です。想像が足りませんでした。2回目は左耳にティッシュを詰めて、無事に事なきを得ました。みなさん、気をつけましょう。

 230208マラソン③