校章

東京都立久留米西高等学校

133粒目: 1学期終業式の校長講話を掲載します

2022/07/21

 毎回恒例になりました。校長講話の原稿です。今回はコロナの感染状況を鑑み、急遽オンラインにしました。くるにしメンバーの顔を見ながら話すのと違って、なんとなく落ち着きがなく、「カメラ目線」がうまく作れなかったのが残念でしたが、できるだけ手短にしたつもりです。

 では、どうぞ。

 

 今日の校長講話ですが、出来るだけ短くしたいと思います。なぜだかわかりますか?想像してみてください。そうです、新型コロナウィルス感染症の第7波が明らかにきているからです。

 最初は体育館で全校生徒が揃って行う終業式も考えました。なぜなら、この状況の中でも感染症対策をしっかりしながら、出来るだけ通常に近い形を崩さずに日々を過ごしていく方向に世の中がシフトしているからです。つまりそれぞれの人たちの自覚と自己責任が前提になるという、グレードアップしたステージに既に私たちは立っているということです。そう考えた時に学校としては、何度でも繰り返してみなさんにそのことを注意喚起していくしかありません。なぜならみなさん一人一人がしっかり自覚して行動していることを確認できないと、夏休み中の合宿を含めた活動や2学期に予定されている活動に制限をかけなければならなくなるからです。特に夏合宿を予定している部の部員のみなさんは一層の自覚ある行動が求められることになります。もちろん感染した人がみな自覚がなかったと言っているわけではありません。今この時にも、もしかしたら既に誰かが感染しているかも知れません。ただ予防のための努力は続けましょうということです。

 

 1学期は3年生の沖縄修学旅行や体育祭など、多くの行事を予定通り通常に近い形で実施することができました。これは「くるにしの誇り」です。

 

 2学期に入ってすぐに行われる楢葉祭も飲食に制限はありますが、保護者等の外部からの来校者を迎える形で計画が進んでいます。実行委員を中心にクラスをはじめとした各団体で準備を進めてくれていることと思いますが、夏休みの状況次第では不本意ながら新たな制約を加えざるを得ないことも容易に想像できます。何らかの判断を迫られる状況になった時、私が注目して見ていきたいところは「くるにしメンバーがいかに感染防止に対する自覚ある行動を取っているか」というところです。例えば日々の健康観察の報告や体調不良の場合の速やかな報告、また飲食時の黙食、それらの中に感染拡大防止に向けた各自の自覚を見ることができると思っています。

 特に3年生の皆さんは、各自の進路活動だけでなく周囲の仲間の進路活動にも支障が出かねないということをしっかり自覚して行動してほしいと思います。2学期が正念場になってきますよ。

 

 さて、夏休みに入るにあたり、あと一つ生徒の皆さんに対して話をしたいと思います。

 それは、何か困ったことや苦しくなることがあった時は一人で思い悩まずに、周囲の信頼できる大人に相談してほしいということです。身近な大人としては例えば保護者や我々学校の教員がいると思います。我々教員は本来皆さんを学習面だけでなくあらゆる場面を通じて正しい道に導いて成長を促す、皆さんの味方です。しかし保護者とは違って、「あの先生は話しやすい」「あの先生に聞いてほしい」等の生徒と教員等との心の距離感は理屈では言い表しきれないことも経験から想像できます。

 だから皆さんからの一方的な心の距離でもいいんです。まずは素直に話ができる相手を見つけて、相談するようにしてください。学校は土日祝日の他には8月9日から12日までの閉庁日を除いて必ず誰かしら教員が勤務しています。学校に電話で連絡をしてくれれば、そこから相談したい先生に連絡してもらうことも可能になるかも知れませんし、折り返しの連絡で対応することが可能になる場合もあるでしょう。大切なことは発信することです。

 

 しかし周囲の大人に相談できない場合もあると思います。そのことが想像できるので、今回は担任を通じて、今年4月に制定された「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止に関する法律」に基づいた相談シートを配付します。この相談シートは性暴力に特化したものとなってはいますが、身近な人間に話しづらい場合に郵送することで第三者の相談窓口が相談に乗ってくれるというお知らせにもなっています。この相談シートは切手を貼らずに郵送できるようになっています。また様々な相談方法が紹介されていますので、参考にしてください。

 

 最後にもう一度言います。困ったことや相談したいことがあったら信頼できる大人に相談してください。もちろん学校に連絡をしてくれれば相談に乗ります。一緒に考えましょう。

①今日の田無タワー方面を撮影していて、ふと蝉の声に気づきました。一気に夏になりましたね。正門脇のひまわりプロジェクトのひまわりにこんなのも見つけました。なるほど蝉の声が聞こえるわけだと、ひとりで納得していました。

 220721田無タワー 220721せみ①

 220721せみ② 220721せみ③

②今日から夏季休業期間に入っていますが、いつものように正門に立ってみました。いつもと同じくるにしサポーターが通るのかなぁなんて、想像したのでした。想像通り、幼稚園に送る自転車チームが何組も元気に手を振って通って行きます。ほとんどの自転車が子供が私とあいさつできるようにスピードを緩めてくれます。聞くと幼稚園は明日までだそうです。

 また予想以上に多くのくるにしメンバーが通りました。講習や部活動、文化祭の準備等での来校でしょうか。そう言えば今日は女子バスケットボール部に体験入部の中学生が2名来ていたようですね。ようこそくるにしへ。おはようカウンターは予想以上に多く122回でした。

 220721おはようカウンター

③午前中に校内を巡回すると、体育館での部活動、各種の講習、文化祭の準備の相談、担任の三者面談等、普段の授業風景とは違っていろいろな光景が見られました。ちょっとリラックスした雰囲気に感じました。写真は1年生の英語の補習と2年2組の教室のドアの貼り紙です。英語の補習は中に入ると真剣に取り組んでいる様子でしたのでドアだけです。生物の講習は邪魔しても申し訳ないので、中にまでは入りませんでした。隣の教室の文化祭の相談は黒板を使って一所懸命にやっていました。(と本人たちは私に話してくれました)

 220721英語講習ドア 220721生物講習ドア