校章

東京都立久留米西高等学校

128粒目:前提を疑うことも大事です

2022/07/04

 今日は久しぶりの雨ですね。濡れるのは嫌ですが、気温が下がるのは助かります。とはいえ、雨が降ると通勤通学が大変になるケースが多くなることが想像できます。ましてやくるにしメンバーはその多くが自転車通学ですから、心配が増します。私も最寄駅に行くのに雨だと10分くらい余計に時間がかかることを想像して準備するようにしています。

 しかし、今日はやらかしてしまいました。自宅を出て、だいぶ駅に近づいたところでスマホを忘れたことに気づいたのです。定期券をモバイルPASMOにしてスマホにインストールしているし他にも連絡が来る可能性もあるし、家族と連絡も取れなくなるし…。想像すると不安しかありません、公衆電話で自宅に電話をして息子に持ってきてもらうことも考えましたが、あたりを見回しても公衆電話はないし、小銭はあまりないし、テレフォンカードを探しても見当たりませんでした。(これは持っているつもりだったのですがずいぶん使っていなかったので、どこにあるかわかりませんでした)

 散々迷ったあげく、結局自宅に引き返すことにしました。なんとか勤務開始の時間には間に合いましたが、今まで乗ったことのない電車に乗るはめになり、ヒヤヒヤものでした。くるにしに着任して初めて、ゴミ拾いを省略して一目散にくるにしを目指しました。

 私は当然スマホ(以前はケイタイと呼んでいました)やインターネットがない時代を経験しています。その頃には今のような手のひらサイズのスマホを気軽に誰でも持ち歩ける時代になるということは想像もできませんでした。「あの時スマホがあったら人生が変わったかもしれないなぁ」なんて遠い目をしてしまうような経験もあります。週末にテレビで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をやっていて、ちょうどそんな経験を思い出していたところでした。

 スマホ・インターネット・キャッシュレス…、さまざまな進化の中でそれを当たり前のように使っている自分がいることを改めて思い知らされた気がします。

 確かに便利です。使い始めるとなかなか手放せない気持ちも理解できます。私も、もっと使いこなせるようになりたいと思っています。そしてこれからもいろいろな視点で「○○になれば便利だなぁ」ということに気づいて、様々なことがさらに便利になっていくことは間違いありません。

 今朝は大手通信会社の回線の障害で多くの影響が出たという話題でテレビは持ちきりでした。実際に影響を受けたくるにしメンバーも多いのかも多いのかもしれませんね。私はせいぜい連絡が取れない、待ち合わせがうまくいかない程度しか想像していませんでしたが、それ以外にも映画やスポーツ観戦の購入済み観戦チケットのQRコードが提示できない、キャッシュレスやカードで代金の支払いができない等、我々の身近だけでもさまざまな影響が今回は出たということを想像しきれてはいませんでした。

「使えて当たり前」という前提を全面的に信用せずに、様々な想像をして備えておくことが必要ですね。それを「リスクマネジメント」と言います。

前提を疑うリスクマネジメント」は「既成の概念にとらわれないこと」につながると思います。それと「見えないものの想像」 「工夫の着眼点」 

これらを突き詰めていく「探究心」が「新たな創造」を生み出していくんですね。

①昨日は「子どもたちとともに歩む中学・高校受検相談会」に参加するために東京経済大学国分寺キャンパスに行ってきました。今までになくたくさんの中学生とその保護者の個別相談を受けました。まずは一人でも多くの方々にくるにしを知っていただき、夏休みには学校見学会や今年初めて試みるサマースクールに参加してほしいと思います。

 220704東経大 220704東経大②

②今日の田無タワー方面は雨にけむっていました。傘をさして正門に立っていましたが、蒸し暑かったです。おはようカウンターは254回でした。

 220704田無タワー 220704おはようカウンター