124粒目:【探究】東久留米市教育委員会に行ってきました
2022/06/23
今日は午前・午後と2ヶ所に出張する大忙しの日になる予定でした。朝いつものように正門に立って、一旦校長室に戻ったらすぐにバスに乗って出かける予定でした。朝の出勤直後にメールチェックをした時には特に変わった様子はなかったのですが、出張に行く直前、パソコンをシャットダウンする前にもう一度メールチェックをしたところ、なんと午後の出張の会場の都合で会議が中止になっていることが判明しました。危うく何も知らずに都心に出かけてしまうところでした。
午前中の出張は東久留米市教育委員会でしたので、路線バスで向かう出張予定を急遽自転車に切り替えて教育委員会の所在地である東久留米市役所に荒副校長と向かいました。2年目にして初訪問です。本当は昨年度のうちに着任の御挨拶にうかがっておくべきでした。
今回の目的は、「49期生から実施する新しい探究活動への協力の依頼」です。今後のくるにしの教育活動の根幹ともういうべき内容でしたので、周到に資料を作成して、緊張して市役所に向かいました。現在市議会開催期間中ということもあり、非常にタイトな予定の中、対応していただいた方には1時間以上の時間を割いていただきました。ありがとうございました。
なぜ、東久留米市教育委員会に説明にうかがったのか。
それは本校の所在地が東久留米市だからです。
もちろん都立学校ですから東久留米市在住の生徒ばかりではありません。学校によっては地域の制約を設けずに自由に探究活動を行っている都立学校もあると思います。
しかしくるにしは「SDG’sの視点を持ち合わせながら地域と協働して探究活動を行う」という「地域協働型」の探究活動を選択しました。まずは身近なところから「想像」して「学校所在地(東久留米市)」「生徒各自の地元」と活動の範囲を広げて探究を深めていって最終的には「社会」(これは範囲に制限も定義もありません)へと視野を広げて、自分の進むべき道(進路)を切り拓いていく「キャリア教育」と位置づけました。最終目標は文字通り「なりうる最高の自分」です。
その目標達成のためにも、まずは東久留米市に協力していただくことが必要です。そのため東久留米市教育委員会に説明をし、協力(関係部署への橋渡し等)をお願いしました。
既に「西部学校経営支援センター特別指定校」として東京都のサポートは取り付けてあります。(120粒目参照)また有識者のサポートとして嘉悦大学との高大連携協定も締結しました。(93粒目参照)
少しずつそして確実に、くるにしメンバーが「なりうる最高の自分」を目指す「しかけ(環境)」が整ってきています。あとはくるにしメンバー一人ひとりがしっかり「想像」して、自分の道をそして新しい未来を「創造」してほしいと思います。
①今日はブログを更新する予定がなかったので、田無タワーの写真はありません。おはようカウンターは269回でした。
②市役所に出向いたので、併せて正門脇の黒目川遊歩道にある市保有の植栽の剪定について、担当部署にお願いをしてきました。植栽が伸びてしまって通行者や自転車の視界が遮られていることで、本校生徒に限らず正門前道路での出会い頭の事故の原因になりかねないと正門前に立っていて日頃から感じているからです。伐採をお願いしているわけではなく、視界を遮らない高さに剪定してほしいというお願いです。剪定の予定の中で対応可能か検討していただくことになりました。
③午後の出張が取りやめになり自転車で移動したので、探究活動の「想像の種」を探してみました。南沢湧水群や落合川のような恵まれた自然環境や坂の多さ、道路整備の状況等、自転車で実感してきました。また以前にも立ち寄ったことがあるのですが、南沢氷川神社や多聞寺も訪ねてみました。どちらも趣のある素敵な建物だと思います。ちなみに南沢氷川神社の宮司さんは前回話した時に大学の後輩だということがわかっています。世間は狭いものです。また多聞寺の住職さんには本校の学校運営連絡協議会の委員をお願いしています。写真は6月上旬に訪ねた時のものです。
④落合川と南沢湧水群については「探究の想像の種」がたくさんあると思いました。自転車でも思った以上に近所だと感じました。また写真のアカミミガメは黒目川で見かけました。甲羅の大きさが30センチくらいだったと思います。アカミミガメは確か外来種で、駆除の対象となっている地域もありますよね。これも環境保全等の視点で探究活動可能だと思います。