校章

東京都立久留米西高等学校

100粒目:祝100粒! そして今日は入学式、新しい出会いの日でした!! 

2022/04/07

 ちなみに入学式に100粒になるように狙ったつもりはありません。ホームページ担当の先生には令和3年度末に100粒になるように調整しているのではないかと言われましたが、それも違います。(実はそれもいいなと想像していたのですが、無理はしませんでした)日々想像したことや気づいたことを無理なくアップすることに終始していたら、ちょうど入学式当日に100粒になりました。でも、我ながらよく続いていると思っています。

 今日は入学式が終わった後に1年生のクラスの様子を見に教室に行きました。すると廊下に出ていた1年生女子生徒に話しかけられました。「明日からおはようカウンターやるんですか?」…ということは、中学生の頃からこのブログを見ていてくれたといういうことです。くるにしを選ぶきっかけになったのでは想像して、とても嬉しくなりました。「準くるにしメンバー」から「くるにしメンバー」に「昇格」です。入学おめでとうございます。一緒にくるにしでいろんなことを「想像」していきましょう。

 これも全くの偶然ですが、その後正門前で前述の生徒の御両親ともお話ししました。ブログのことも御存じだったので、これまた嬉しくなってしまいました。お父さんからお願いされて入学式の看板を背景に一緒に写真を撮りました。御両親はしきりに恐縮していらっしゃいましたが、声をかけていただけること自体がこちらにとってこんなにうれしいことはありません。思い出してみれば、去年も中屋上で現3年生の生徒と一緒に写真に収まったことを思い出しました。

 あっ、写真データもらうの忘れました。

 さて、今日は入学式の校長式辞を掲載したいと思います。学校にとってとても重要な式典ですので、さすがにアドリブは一切ありません。昨年1年間をくるにしで過ごしたからこその私の思いを込めました。長くなりますが、お読みいただければ幸いです。

 

 令和四年度 入学式 式辞

 

 本日は、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、来賓の方々には出席を御遠慮いただき、また保護者の皆様にも来場人数の制限に御協力いただく等、規模を縮小した式となっていることをとても残念に思います。しかし式の形は違っても、新入生の皆さんを迎える喜びにはなんら変わりありません。

 

 さて、ただ今、入学を許可いたしました49期生239名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、自らの意思で本校を選択し、自らの力で入学選抜を突破して、今日のこの日を迎えました。しかしこれは、一人ひとりの努力の成果であると同時に、御家族や中学校の先生方など、多くの方々に支えられて、手にすることができた成果でもあります。その上で皆さんは最終的に自らの意思で本校を選び、今この場にいるのです。皆さんを支えてくださった方々への感謝を忘れることなく、久留米西高校の生徒として、これからの学校生活を送ってください。また今後皆さんには様々な場面で「想像する」ことを求めていきますので、よく覚えておいてください。

 

 ここで、皆さんが入学するにあたり三つのことをお話しします。早速ですが、想像力をしっかり働かせて聞いてください。保護者の皆様も一緒に想像してみてください。

 

 一点目は、本校の教育目標でもある「すすんで学ぶ」という姿勢についてです。皆さんにはそれぞれ個性があり、得意不得意があることでしょう。それはここにいる誰にでもあることです。得意な部分はどうぞどんどん伸ばしていってください。その作業はきっと楽しいことでしょう。しかし苦手なことはどうでしょう。ついつい後回しにしてしまったり、避けて通ろうとしてしまったりしていないでしょうか。中学校までとは違い、高校にはたとえ苦手でも避けて通ることのできない現実があります。特に中学校と大きく違うのが学習に関することです。今ここにいる本校の先生方はそれぞれ自分の担当する教科を教えるという専門性を持ったプロです。得意な教科も苦手な教科も積極的に担当の先生にアプローチして、自分自身の学習能力を高めていってください。この姿勢こそが本校の教育目標「すすんで学ぶ」です。「できるようになった」「わかった」といった体験をたくさんしてください。

 今年度入学の皆さんからは、学習指導要領の改訂に伴う新しい教育課程に移行していきます。二・三年生の先輩たちとは科目名すら違い参考にならない科目もあります。その中でも特に「総合的な探究の時間」については全面的な改定をします。活動内容が本校独自の全く新しいものになりますので、注意してください。中学校で苦手としていた内容のある教科については、できるだけ早くから担当の先生に相談して対処することを強く勧めます。

 

 二点目は、「すこやかで思いやりのある心」を育み、人間として成長してほしいということです。これも本校の教育目標です。思いやりは、他者に対してだけでなく、自分自身にもかけてください。自分を思いやることは、自分を甘やかすことではありません。自分自身を励まし、磨いていくことです。まずは自分を一歩離れた視点で客観的に見てください。

 そうすることで、きっと自分の良さ、友達の良さに気づくことができるでしょう。その気づきこそが「すこやかで思いやりのある心」を育むことにつながると思います。学校には部活動、生徒会活動、委員会活動や地域交流といった育むためのツールが学習以外にもたくさんそろっています。特に本校ではここ数年それらのツールを生徒主体で運営していく過渡期にあります。それらに積極的に参加して、お互いに励まし合いながら、充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。

 

 三点目は、保護者の皆様へのお願いです。これからの高校生活を実りあるものにしていく上で、保護者と学校との連携は必要不可欠です。御不明な点や御心配事がございましたら、担任を通じて御連絡ください。担任はもちろん学校での様子を伝える学校側の人間です。できることにも限界はあります。しかし時として生徒本人だけでなく、家庭の状況を学校に伝える重要な役割も担うことになります。学校と家庭の双方向の連携のキーパーソンです。相互連携に御協力いただきますよう、お願い申し上げます。

 また、現在はコロナ禍での制約で思うようにならないところがありますが、面談週間や授業公開、保護者会等、学校行事にはぜひお越しいただき、学校の教育活動やお子様の様子について認識を深めていただきますようお願い申し上げます。

 

 入学に際し、三つのお話をしました。皆さんが、すすんで学ぶことで学習面での力をつけ、部活動や委員会活動等のさまざまな学校のツールを活用して本当の自分らしさを発見できることを期待しています。その先には必ず皆さん一人ひとりに合った高校卒業後のキャリアが開けることでしょう。どうか私たちと一緒に「なりうる最高の自分」を目指していきましょう。

 皆さんがこれからの学校生活に真摯な姿勢で取り組み、学校は全力でそれを支えることを確認して式辞といたします。

 

令和4年4月7日

東京都立久留米西高等学校長  中村 弘志

 

①今日の正門前の様子です。なんとか桜はもちました。朝いつものくるにしサポーターの方々からお祝いの言葉をいただきました。今日は新入生と保護者の方々に声をかけて、おはようカウンターは218回でした。

 220407正門 220407おはようカウンター

②入学式式場の様子と、教室を回った時に見つけた4組担任の気合の入った黒板です。高杉先生は国語の先生ですが、私と違って字がきれいなので、うらやましいです。

 220407演台 2204071-4黒板