９７粒目：今年度最後です　

2022/03/31

　いよいよ今日は３月３１日、「さんさんいち」なんていう言い方もしますね。言わずと知れた年度末最後の日です。

　１年前の今頃は、私の後任がわからなくて困ることがないように最後の最後まで必死になって想像して、前任校で新年度の準備をしていました。そして翌日にくるにしの初日を迎える。そんな感じでした。前任校を最後に出る時、正直立ち去りがたい気持ちもありました。今年度でくるにしを去られる先生方もきっと同じような気持ちでいることでしょう。

　くるにしに来てからの１年間のことをいろいろ思い出しながら、今日はいつもより時間をかけて校内を見て回りました。桜は心配していた通り、心なしか桜吹雪が舞い始めたような気がします。正門に立っている時に話しかけてきた散歩の女性が「（黒目川の）下流の方はもう散り始めている」と教えてくれました。くるにしメンバーだけでなく、この１年で地域の多くの方とこういう会話ができるようになりました。これは「出会い」です。ありがたいことです。

　「出会い」があれば「別れ」もあります。５日には３年生と「別れ」ました。そして年度末でも…。今年１年をともに過ごして、学校を支えてくれた仲間との「別れ」は寂しいものです。

　でもまた明日４月１日に新しい「出会い」があります。くるにしを去っていく先生方にもそれぞれの「出会い」があります。お互い前を向いていきましょう！

　今年度年度途中の６月１６日から始めた「想像の種」も９７粒となりました。毎日にこだわらず、その時その時に気づいたことや感じたことを素直につづってきたつもりです。もうちょっと頑張れば、キリのいい１００粒でしたが、皆さんが少しでも「想像」を意識していただくきっかけになっていれば幸いです。９７粒の「想像の種」のどれか一つでも皆さんの中で「発芽」してくれれば、嬉しいなと思います。

　お読みいただき、どうもありがとうございました。

東京都立久留米西高等学校

校長　　中村　弘志

①今日は降馬橋から下流を見た桜の様子です。手前がくるにしの桜です。奥は東久留米特別支援学校の桜で、さらに小金井街道を渡った先の桜は降り注がんばかりの桜吹雪でした。

②校内を巡回していると、テニスコートで男子硬式テニス部がゲームをしていました。とても楽しそうです。夏にも思いましたが、やはり日に焼けた肌にくるにしの黄色のユニフォームは格好良いですね。２枚目の写真は顧問を交えての今年度最後のミーティングの様子です。