校章

東京都立久留米西高等学校

79粒目:冬季オリンピックが始まりました

2022/02/08

 冬季オリンピックが中国北京で始まりましたね。つい最近東京オリンピックが終わったような気がして、なんとなく気持ちが切り替わっていかなかったのですが、いざ始まってしまえば、連日テレビで様々な競技に見入ってしまいます。個人的にはスキーが趣味なので、スキー競技を細かく観ては、様々な想像をしています。

 そんな中で、既に現時点で印象に残っている選手が二人います。

 一人はフリースタイルスキー女子モーグルで5位に入賞した川村あんり選手です。テレビでも高校2年生の17歳と紹介していましたが、東久留米市出身のようですね。ということは、くるにしメンバーの中にも知り合いだった人がいるかも知れませんね。

 印象に残った理由は、決勝後のインタビューの対応が素晴らしかったからです。

 私は生放送で観ていました。最初に自分から「お願いします」と口火を切り、支えてくれた人への感謝、メダルを取れなかった申し訳ない気持ち、それでも頑張った自負から「攻めながらも楽しんだ」試合について語り、インタビュアーの「観ている人に何を伝えたいか」という問いかけに「あきらめない姿」「夢はあきらめなければ叶う」と答えていく流れは、お手本のような受け答えだったと思います。しかし、私が素晴らしいと感じたのは最後に一言「寒い中ありがとうございました」と言ったからです。

 相手の立場を想像する(思いやる)気持ちを素直に表したように感じました。おそらくインタビュアーは年上でしょう。年上に対する一定のリスペクトの気持ちもしっかり伝わる感じがしました。

 もう一人はノルディックスキー女子ジャンプの高梨沙羅選手です。

 個人ノーマルヒル4位、混合団体4位という成績はどちらも彼女の実績からすると悔しいものかも知れません。これまでの出場したオリンピック2大会も含めてとても期待された存在だったので、私には想像もできなような「何か」があったかも知れません。

 しかし、私が印象に残ったのはそのことではなく、混合団体の1本目を終えてからの一連の流れです。上手く飛べた1本目・失格の宣告・予選通過・2本目・最終結果。この流れの中での彼女の心理状態は想像を絶するものだったことは容易に想像できます。時折映し出される彼女の様子や2本目を飛び終えた後にランディングしてからの彼女の表情は見ていて切なくなりました。私はそもそも1本目のスタートをする直前に視線を落とすしぐさにも彼女の決意を感じていました。試合の中の劇的な一連の流れを思い出すと、彼女の心理状態が想像できて今でも涙が出そうになります。

 今はとにかくしっかり心を整えて帰国してほしいと願っています。

 もちろんどのアスリートも真剣に取り組んでいることでしょう。今日以降もいろいろな想像をめぐらしながら、たくさんの競技を観て応援しようと思います。

①昨日今日の2日間の田無タワーを並べてみました。ずいぶん違いますね。今日はエアコンが効いているはずの校長室でも寒かったです。

②昨日は正門前に立つことができましたが、オンライン授業4日目で、今日も一部の個別対応の生徒以外は登校しませんでした。おはようカウンターは31回でした。残念ながら今日は緊急の会議が入り正門前に立つことができませんでした。

③昨日の退勤時に職員玄関前からテニスコート方面を見ると、空がちょっと不気味な感じでした。今日の寒さを暗示していたのかも知れませんね。

 220207田無タワー 220208田無タワー

 220207おはようカウンター 220207夕空